熱中症予防は食事から!
急に熱くなりましたね。 先週末よりは落ち着きましたが、この夏の猛暑が容易に想像出来ますよね。 熱中症対策は水分とミネラルを摂ることっていうのは皆さんご存じかと思いますが、もっと大事なものがあるんです。 それはタンパク質です。 分子栄養学を学んで、タンパク質がいかに大事かということを知りました。 同時に、ただタンパク質のものを食べてもそれが体内で使われるタンパク質にうまく変換されているかは別ということも知りました。 熱中症とタンパク質の関係ですが、血中に水分を保つ役割をしているのがアルブミンです。 炭水化物ばかりでタンパク質の少ないお食事をしている方や、胃酸が少なくてタンパク質を食べていても消化と吸収が出来ていない方は、この血中アルブミンが低下して、水を飲んでも血液の中に保てなくなります。 保てない水分は血管から出て細胞と細胞の間に溜まり、それがむくみになります。 年を取ると胃酸も減りますし、お肉が食べられない方も多くなります。 お年寄りに熱中症が多いのはそんな理由もあります。 (喉の渇きを自覚しにくくなるのも原因です) 胃酸が出ていないのお年寄りだけではありません。 胃酸不足は自覚症状がまったくありませんから、自分には関係ないと思っている方もちょっと考えてみてください。 胃薬をよく飲む方 お肉が嫌いな方 筋肉がつきにくい方 むくみがある方 貧血がある方(女性ならヘモグロビン13.0以上は欲しい。男性は15.0) 便秘がある方 ガスがよく出る方 ひとつでもあてはまる場合は胃酸不足の可能性が高いです。 これらの方はアルブミン値が低いかもしれません。理想は4.5です。 ちなみにアルブミンが低いと血液の濃縮が起こるため、ヘモグロビン値が高く出て貧血がわからなくなることがあります。 夏の猛暑を乗り切るためには、タンパク質をしっかり分解できる胃であることが第一です。 胃酸を出すには、レモン水(1:1)を食事中に飲んだり、梅干しを食べるのもいいですが、てっとり早いのは塩酸ベタインのサプリを摂ること。 塩酸が胃酸の補助をしてくれます。
2019/05/29 18:01