妊活中の栄養
腸セラピーでは妊活中のお客様にも多くご来店頂いています。 妊娠前にご自身の体を整えておくなんて、意識の高い方が多くてすごいなと思います。 私も18年前に知っていたら育児がもっと楽で楽しかったのにと思います。 と言うのも、妊娠前〜妊娠中のお母さんの栄養状態は、赤ちゃんの夜泣きや性格、育児中のお母さんの精神状態にも影響すると考えられるからです。 栄養の面から考えると、まず卵子の状態を良くするにはビタミンBや鉄が必要です。 卵子にはミトコンドリアがたくさんあります。 ミトコンドリアは細胞の中にあり、ATPというエネルギーを作っています。 ATPは、TCAサイクルと電子伝達系と呼ばれるATP生産工場があり、 TCAサイクルを動かすのにはビタミンB群が道具として必要になります。 電子伝達系では鉄が道具となります。 卵子の働きや質を良くするには、ミトコンドリアを活性化させることが必要なのです。 その為にはビタミンB群と鉄が不足してはいけないのです。 ビタミンB群は腸内細菌が合成していますから、腸内環境と妊娠は大きく関係しています。 また、胎児には腸内細菌がいませんから、お母さんからのビタミンB群が頼りです。 胎児の腸や脳が作られる時にもビタミンB群は非常に大切な働きをします。 妊娠前〜妊娠中にお母さんがビタミンB群をサプリで摂取していた赤ちゃんは、夜泣きがなく穏やかなんだそうです。 妊娠中のつわりもない場合が多いんだとか。 私は夜泣きでヘロヘロになっていたので、これ知ってたらな〜ってとても悔しいです。笑 妊娠中に不足しやすい鉄。 妊娠中は血液検査で貧血がないかチェックしますよね。 ヘモグロビンが相当低くないと病院で指摘されることはないのですが、妊娠中は生理がないにもかかわらずヘモグロビン値が上がらないくらい赤ちゃんにたくさん使っているのです。 妊娠中は貯蔵鉄のフェリチン値で60〜70くらい使われるのですが、おそらく、もともとフェリチンが60ある女性は少ないのです。 鉄はサプリで摂るには難しい面が多く、胃の状態と腸内環境が良くないと吸収されないばかりか、悪玉菌のエサになりかねないし、活性酸素を増やすことになります。
2019/03/25 19:57