何をアタリマエのことを、と思ったアナタ。大口径でたくさん光を集めるから星雲は明るく見えるんだ、なんて思っていませんか?そんな単純じゃないんです。 星雲をハッキリ明るく見せているのは、分解能の力 なのです。したがって、シャープな光学系やよく研磨されたアイピースは、DSO*をよりく...
「コスパを求めて散財し、怠惰のために汗をかく」「見えたものから原理を占い、先人に感謝を捧げつ裏をかく」という方針でゆるーい天文趣味をやっている、万年初心者のブログです。
ついポチってしまったエコノミー機材の紹介や使いこなしを中心に、ゆるく再開した天文趣味を、あんまり大金をかけずに、ゆるーく楽しむ方法についてぼつぼつとブログに書いてます。
エコノミーアイピースとしては最高峰(?)の一つなんじゃないかとも思う「 賞月観星のXWAシリーズ 」ですが、そのXWAシリーズがめざしたという TeleVue の Ethos との直接比較の第二弾「イーソス 21mm vs XWA 20mm」を行ってみました。 この二者は、これ...
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何をアタリマエのことを、と思ったアナタ。大口径でたくさん光を集めるから星雲は明るく見えるんだ、なんて思っていませんか?そんな単純じゃないんです。 星雲をハッキリ明るく見せているのは、分解能の力 なのです。したがって、シャープな光学系やよく研磨されたアイピースは、DSO*をよりく...
この令和7年には早速、大増光した「輝く彗星」を拝むことができました。近日点通過直後の彗星ということでかなり明るい夕焼けの低空でしたが、マイナス等級を大きく超えて増光した C/2024 G3 アトラス彗星は、雲の隙間を抜けて双眼鏡の視野の中で ついぞ見たことのない「輝き」 を放って...
新年、あけましておめでとうございます。 この令和七年は、15年に一度の土星の環の消失(5/7未明)や火星の小接近(1/12)、そして皆既月食(9/8)があり、天文界隈にとっても話題ある1年となりそうです。 小宇宙を眺めていると、宇宙のスケール感を感じられます (RedCat51 ...
この令和6年、2024年も早くも暮れていこうとしています。この一年で気付かされたのは、 全部ビッグバンのせいにしてみたところで状況は好転しないが、時間は勝手に過ぎてゆく ということです。きっと真理でしょう。今年も光速を超えて過ぎ去ってしまった一年を振り返ってみたいと思います。 ...
「色消しラムスデン」は、書籍の中に用語としては現れるものの、市販されているのを見かけたことはありませんでした。 ほぼ幻か とも思われたアイピースですが、 Astromart 経由で入手していた米CRITERION社のアクロマティックラムスデン A.R. を、このたびテストしてみ...
この2024年の天文ビッグイベントは、紫金山・アトラス大彗星(Tsuchinshan-ATLAS C/2023 A3)でした。肉眼でハッキリと長い尾が見えるのは百武彗星以来でしたし、世間からの認知度も相当なものでした。ごくごく一般的な非天文民の方が「どこで見れますか?」「どうや...
この2024年、第25活動周期の太陽は大変活発で、5月の連休には日本各地で低緯度オーロラが観測されるほどでした。日本での低緯度オーロラは、藤原定家の明月記に記録が残されていたりもしますが、これだけ各地で目撃されるケースというのは大変稀なことではなかったかと思います。 そんな今...
マクストフ・カセグレン。かつて少年の頃には手が届かない高価な望遠鏡でありましたが、Acuter社の MAKSY GO 60 は、入門者価格でその性能を味わえる名機としてマニアの間では話題になっていました。 このたび、そのMAKSY一式とTraverse架台一式のセットがなんと2...
かつて昭和の時代に「望遠鏡御三家」とも称された怪しげ系メーカー、 ダウエル・パノップ・スリービーチ は、天文少年・天文少女達に向けて大いに夢と希望と修行の道を与えてくれました。 完成された製品が溢れるこの令和においては、こうした怪しげ望遠鏡が天文誌の広告欄を賑わせることはなくな...
新年、あけましておめでとうございます。 この令和6年(2024年)は「紫金山アトラス彗星と星食フィーバー」が楽しみな年、ということで、星好き界隈も賑やかな年になりそうです。 2024年も、お気楽にゆるーく眺められることをお祈り申し上げます 写真:二重星団, RedCat51 +...
早くもこの2023年も年の瀬が迫ってきてしまいました。「時間の加速」仮説はいよいよ真実味を増すばかりで、年々せわしなくなっていくように思えます。おそらくハッブルが発見した膨張宇宙と連動するように、人間の時間感覚も誕生時と比べて加速しているのだと勝手に思っています。 ビッグバンが悪...
惑星用アイピースの筆頭として Zeiss D40 ルーペ を2022年10月頃より愛用してきましたが、この2023年10月に高橋製作所から発売になった「 TPL-6mm 」は、これに対抗し得る能力を秘めている可能性ありと見て、緊急入手して比較してみました。 タカハシによる ...
惑星撮影では、露光や解像度をどう決めるかが意外と悩みどころです。この2023年は、機材を少々新しくしたこともあり、惑星撮影時の「 画像の情報量 」について多少の考察を加えた備忘録をまとめてみました(※あくまでも、自分用の備忘録です)。 惑星撮影をやろうと思ったとき、光学系や撮影...
天文用CMOSカメラはどんどん新機種が出てきて面白い状況ですが、「 カタログスペックをどう読み解いたらいいか 」については明快な答えが自分の中にもありませんでした。 お恥ずかしながら正直なところ、「ゲイン」「フルウェル容量」「リードノイズ」「ダイナミックレンジ」だとかのグラフを...
かつて「本邦最古の光学専門メーカー」を謳った成東商会。今なお、ほろ苦い(?)想い出、あるいは伝説として語り継がれる「ダウエル (Dauer)」ブランドの接眼鏡を入手しましたので、連休の月夜に試してみました。 時には粗悪品との誹りを受けながらも、今なお伝説が長く語り継がれるダウエ...
エコノミーアイピースとしては最高峰(?)の一つなんじゃないかとも思う「 賞月観星のXWAシリーズ 」ですが、そのXWAシリーズがめざしたという TeleVue の Ethos との直接比較の第二弾「イーソス 21mm vs XWA 20mm」を行ってみました。 この二者は、これ...
新年、あけましておめでとうございます。 オリオンには正月の季節感があります 昨年もいろいろと激動の年ではありましたが、無事に新年を迎えられたことを喜ばしく思います。4等級台にまで明るくなるという ZTF彗星(C/2022 E3) も順調に増光 しているようで、地球に接近する...
この2022年もあっという間に暮れつつあり、「時間というのは年々加速しているのではないか」という疑いを挟む状況証拠がまた一つ積み重なった感のある年でした。このゆるーい天文趣味も「アキレスと亀」のごとく さっぱりゴールにたどり着かずにいる有り様 ではあります。 今年の年末も例年のご...
今年2022年は、長野県小海での「 八ヶ岳星と自然のフェスタinこうみ (2022.11.11-13)」に参加することが叶いました。参加された方々の機材は、機材そのものの美しさ、実際に見える天体の像、運用の妙など、様々な観点で刺激を頂けるものばかりでした。 ここでそれぞれの機...
ミザールが1982年に投入した 「鏡面精度λ/20」のニュートン反射 には、その赤い鏡筒の艶やかな魅力に、私も幼心に ずいぶんと憧れた ものでした。幸運にも極めて状態の良い(たぶん未使用品)を入手できましたので、試してみました。 この鏡筒は、ワインレッドの MIZAR 120...
マクストフ・カセグレン。かつて少年の頃には手が届かない高価な望遠鏡でありましたが、Acuter社の MAKSY GO 60 は、入門者価格でその性能を味わえる名機としてマニアの間では話題になっていました。 このたび、そのMAKSY一式とTraverse架台一式のセットがなんと2...
かつて昭和の時代に「望遠鏡御三家」とも称された怪しげ系メーカー、 ダウエル・パノップ・スリービーチ は、天文少年・天文少女達に向けて大いに夢と希望と修行の道を与えてくれました。 完成された製品が溢れるこの令和においては、こうした怪しげ望遠鏡が天文誌の広告欄を賑わせることはなくな...
新年、あけましておめでとうございます。 この令和6年(2024年)は「紫金山アトラス彗星と星食フィーバー」が楽しみな年、ということで、星好き界隈も賑やかな年になりそうです。 2024年も、お気楽にゆるーく眺められることをお祈り申し上げます 写真:二重星団, RedCat51 +...
早くもこの2023年も年の瀬が迫ってきてしまいました。「時間の加速」仮説はいよいよ真実味を増すばかりで、年々せわしなくなっていくように思えます。おそらくハッブルが発見した膨張宇宙と連動するように、人間の時間感覚も誕生時と比べて加速しているのだと勝手に思っています。 ビッグバンが悪...