AI美空ひばりが怖かった。
先ほど紅白歌合戦で『AI美空ひばり』なるものを見た。美空ひばりの没後30年の催しとして、AIによって再現された美空ひばりの「新曲」を披露するという試みだ。 極めて再現度が高かった。違和感は不気味の谷へと置いてきたようだ。 『死者を蘇らせる』試みは人類の悲願である。しかし、凄腕の医者や錬金術を以ってしても成就することはなかった。まるで見えない妨害があるかのように。それを便宜上「倫理」と呼ぶのだろう。 SFの設定で『AIの学習による死者の”再現”』はありふれたものだ。シェイクスピアの「新作」が蔓延る世界で進む物語もある。 あるロボットの話だ。彼の名前は『エーファ』。自動物語生成マシンの彼は、入力さ…
2019/12/31 22:22