〝中押しの碁に半目の劫を競り〟
【ザル碁ヘボ碁あるある/いにしえの川柳、狂歌から】二つの地域碁会に所属していて三段ぐらいのヘボザルだった頃の話です(いまも、さほど変わりませんが)劫(コウ)が面白くなって勝負に負けても劫には勝ちたい一心で必死に劫争いをしていたところチラリ碁盤を見た某高段者から吐き捨てるように言われちゃいました「コウを争うような碁ではない」その当時は、形勢判断もやらず(できず)劫立ての数を数えずにつまりノーアイデアで碁を打っていました(碁を打っている、と言えません)相手には弱い石もなく二十目三十目も離され最後まで打ってもムダ・ムリという絶望的形勢の碁を平然と打ち続けていたのですから有段の資格は全くなし穴があったら入りたいとはこのことでしたねいまでも熱くなってしまいムリ手を連発する時にはいちど深呼吸して盤面を数え頭を下げるよ...〝中押しの碁に半目の劫を競り〟
2023/05/31 13:26