転職か子育てか。メガバンク女性総合職のキャリアと苦悩
「転職しようか迷っていますけど、女性は女性ならではの悩みがあるんです」 メガバンクに勤める女性がそう話してくれました。 日本では、次第に転職者数が増加していると言います。金融機関の人たちも例外ではありません。 自分らしい働き方を探しているのは男性だけではなく、女性も同じです。いやむしろ、女性は女性ならではの悩みがあるようです。 特に近年は女性の社会進出が進み、大企業の総合職として働く女性も増えてきました。メガバンクではすでに女性総合職は4割を超えている印象だということです(社内の感覚ベース)。当然キャリアの悩みについても多様化していることが想像できます。 今回インタビューしたのは28歳、三菱UFJ銀行総合職、6年目。 彼女もまた転職をすべきか悩んでいる一人です。悩みながらも、今回ある一つの結論と方向性を見出したようでした。 ■Q:自己紹介と簡単にこれまでのキャリアを教えてください。 はい。私は東北で大学を卒業したあと、新卒で今の三菱UFJ銀行に就職しました。親は厳しく大学は地元の東北にしか行けなかったので、東北を出て色んな地域に行ってみたかったからというだけの理由で総合職を選びました。一般職で入ったら、基本的には実家から通わなければならないので、実家のある東北にずっといたでしょうし。ある意味全国転勤を前向きにとらえていました。 ところが残念ながら最初の配属支社は仙台。仙台はかなり大規模店なんですけど、他の地域に行きたかったのに結局東北だったんで、次の店で東京に行くためだけに頑張りました。 すると3年経つ前くらいに東京に異動が出て、初めて東北外で暮らすことが出来ました。「配属が東京なら仕方がない」と両親も送り出してくれました。慣れない生活だったんですけど、東京に来れたのが嬉しくて法人営業の仕事もさらに頑張れました。 実績が認められたのか、次の異動で今の丸の内の本部部署に来ることになり、今ちょうど1年くらいでしょうか。 ■Q:ご結婚はいつ頃されたんですか? 結婚は東京に来てからですので、今から約1年半くらい前です。結婚して少ししたら本部に転勤になりました。
2019/02/07 15:31