ペルシア文学のなかのワインの酒杯(その1 ハーフェズ占い実践編)
ペルシア文学におけるワインといえばやっぱり、まず思い浮かぶのがハイヤームやハーフェズです。今日はおまちかねのハーフェズをめくって、ちょっと文学的なハーフェズ占いを! 愛の旅人たる長老がそなたに酒を勧める時/「酒を飲み、神の慈悲を待て」と言う/ジャムの如く目に見えぬ秘密に達したくば/来たれ、世を映す酒杯の友となれ/世のことが蕾のごとく閉ざされていても/そなたは春風の如く結び目を解く人となれ (黒柳恒夫訳「ハーフェズ詩集」平凡社) 詩のなかでワインを注いでくれる長老はハーフェズに愛や人生の旅路とは何たるかを教えてくれる神秘主義の長老で、心に困難を抱えたハーフェズに、「さあ
2019/02/24 00:15