リハビリについて、一度整理しておきたいと思います(2)患者間のマナーと専門知識
前回、脳卒中片麻痺患障害者のリハビリについて、上記の表を使って簡単にまとめたわけですが、一言で言えば、運動の中枢コントロールセンターである「脳」の機能が最も重要であるということです。 ここに大きな損傷を受けていると、リハビリに非常に困難を伴うのです。 そして脳の損傷の部位や程度は、人それぞれだということです。それがまず前提なのです。この当たり前が理解できない人がいる。 障害の軽い人は「自分のリハビリ方法は抜群の効果があった」「死に物狂いのリハビリをやった」などだと、同病者に自慢しますが、ただ脳の損傷が軽かったケースが殆どです。損傷の程度が大きいとリハビリ自体が極めて困難です。 ですから、他人のリハビリについて、アドバイスを求められてもいないのに、あれこれ批判しない、それが同業者間の最低限のマナーなのです。 また筋肉・関節の動きや脳に関する基本的知識は..
2019/05/08 01:00