再生産される文化・「蛙の子は蛙」からの脱却
人は生まれた環境によって社会的階層が決定ずけられる。家庭の経済力が人格を形成する。貧富の格差における教育環境、文化的環境、人間関係によるところが大きい。「蛙の子は蛙」といった宿命的な階層的再生産を繰り返しています。言葉づかや物腰、生活スタイル、遊戯に至るすべてのものが親から子へ文化資本として受け継がれる。フランスの社会学者ピエール・ブルデュー(PierreBourdieu1939~2002)が文化資本の不平等、社会的因子が社会構造を形成していると定義しています。身体化された歴史、社会的カテゴリーによる社会的階層の継承、習性、能力を「ハビトゥス=habitus)と名ずけています。これを作り出すものを「文化資本」と考えました。そして今日、コンピュータ社会におけるAI(人工頭脳=artificialintellige...再生産される文化・「蛙の子は蛙」からの脱却
2018/11/29 23:59