やっぱり好き
翌日。 目が覚めると外は明るくなっていた。 私はユリさん家のベッドの上にいて、隣にはすやすやと眠るユリさんの姿があった。 そういえば昨日、ソファで寝ていた私に 「ベッドで寝た方がいいんじゃないですか?」 と、ユリさんが言ってくれて、ベッドで一緒に眠らせてもらったんだ。 セミダルブルのベッドは二人で寝ると意外と狭い。 ユリさんとの距離が近すぎて、今さらながら、なんだか恥ずかしくなってきた。 すると突然、ユリさんがモゾモゾっと動き出し、私の方に向きを変えた。 どうやら彼女も目を覚ましたようだ。 『おはよ』 私が声をかけると、かぶっていた布団で半分顔を隠しながら少し恥ずかし気に笑うユリさん。 その顔…
2018/10/29 22:00