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慌ただしい日々の中で
年度末が近づき、とても慌ただしい日々が続きました。 子どもの卒業、進学。ついこの前入学したと思っていたのに…。 「いつもありがとう。お母さん、大好きだよ」 とっくに身長は越されている子どもからかけられる、優しい言葉。 「こちらこそ、いい子に育ってくれてありがとうね」と笑顔で...
2020/03/17 22:00
求められる幸せ②
ナオが果てたのを見て、私は散乱した服を探しました。 ベッドの下に落ちたスカートを取ろうと上体を起こすと…。 「るか…背中もすごく綺麗…」 と後ろから抱きしめられ、また愛撫が始まりました。 「ナオ…今日はどうしたの…?」 私のその質問に答える代わりに、ナオの手は下の方へ…。 ...
2020/02/25 22:00
求められる幸せ①
それからしばらくして、子どもの用事で、私は有休を取ることになっていました。 ただ用事は14時からだったので、ナオには伝えていませんでした。 “るか~。ゆっくり会いたいね。お休み合うといいんだけどな” “そうだね。〇日は休むんだけど、用事があってね…” “えっ、〇日お休みなの...
2020/02/21 22:00
バラバラな気持ち②
ナオの腕の中でまどろんでいると、また優しい愛撫…。 私は気がつかないふりをして寝返りをうちました。 するとナオはうなじや背中にキスをしながら、手で両胸を包みました。 私のお尻の辺りには、回復したナオ自身があたっていて…。 「んん…ナオ…今日はもう時間だから…」 「うん…分か...
2020/02/10 22:00
バラバラな気持ち
ナオと待ち合わせの土曜日。 いつものように仕事が押しているナオからの連絡を、バーで待っていました。 この日まで、私からヒロへはメールをしませんでした。 ヒロからも忙しいのか、たまに深夜にぽつりぽつりと来る程度でした。 “るか、この前は一方的でごめん。怒ってる?” “どうにか...
2020/02/07 22:00
告白のインパクト
ヒロと新年に会ってから数日。 ヒロがこの街の会社に転職したという話に、私はまだ動揺していました。 元々単身赴任で来て、いずれ転勤になるまでの関係と思っていました。 メールのやり取りは頻繁でしたが、会うのは月一回。 こちらにいる間だけの遊び相手。深入りしないように…と気をつけ...
2020/02/05 22:00
初逢瀬での告白②
ヒロはいつものようにすぐ眠ってしまいました。 だいたい1時間くらいは寝ているので、私は一人でお風呂へ。 ジェットバスにゆっくりとつかり、温まりました。 お風呂から上がり、酎ハイを飲んでいるとヒロが目を覚ましました。 「んん…るか、俺寝てたわ…」 「ふふっ。今日もきっかり1時...
2020/01/31 22:00
初逢瀬での告白①
ナオと楽しい新年を過ごした後、私も仕事が始まりました。 早々に大きな仕事が舞い込み、忙しい日々。 子どもの学校も始まり、あっという間に1週間が過ぎました。 夜、いつもように家事を終えて、お酒を飲んでいるとヒロからメール。 “るか、会いたいね。次の週末どう?” “うん。大丈夫...
2020/01/29 22:00
2人きりの新年会④
それから2人でようやくベッドに入りました。 お酒もだいぶ飲んでいたので、そのまますぐに眠りました。 朝方目を覚ますと、ナオはまだ眠っていました。 (ふふっ…寝顔がかわいいなあ…) そーっと身体を離して起き上がると、すぐにヒロも目を覚ましてしまいました。 「あ、起こしちゃった...
2020/01/24 22:00
2人きりの新年会③
一つになった身体を離して、ようやくシャワーを浴びました。 「るか…襲っちゃった。だって…」 「「我慢できなくてー!」」 2人で声が揃い、大笑いしました。 窓際にあるソファーに並んで座り、買ってきたお酒を飲みました。 テレビでは、スポーツニュースが始まりました。 「るかは本当...
2020/01/23 22:00
2人きりの新年会②
ホテルを出て、近くの焼き鳥屋に入りました。 「あけましておめでとう~」 「今年もよろしくね~かんぱーい!」 カウンターに2人で並んで座り、ビールで乾杯しました。 「るか、新年早々会えてうれしいよ。ありがとうね」 「今日も、無事に会えて良かったね」 「本当にそうだね。仕事も初...
2020/01/22 22:00
2人きりの新年会①
新年2日目。私はまだ自宅に一人で過ごしていました。 ナオは今日から仕事。そしてナオのご家族もまだ帰省中。 “るか、この日に2人でどこかに泊まりたい…” そんなLINEがナオから来たのは、一か月ほど前でした。 最初ナオは、翌日は休みの予定でしたが、後に午前中だけ仕事に。 “じ...
2020/01/20 22:00
それぞれの年越し
仕事は年末年始の長い休暇に入りました。 けれど大掃除をしたりしているうちに、あっという間に大みそかに。 夫と子どもは、例年通り夫の実家に泊まりで帰省しました。 一人残った私は、地元に帰ってきた友人たちと昼飲み。 「良いお年を~!また年明けに飲もうね」 早めに閉まるお店が多い...
2020/01/17 22:00
三度目の冬に②
夕食は、いつものホテルそばにあるレストランへ。 「ヒロ、今日は2人で乾杯しよう!」 私はワイン、お酒が飲めないヒロはジンジャーエールで。 「今年も一年、お疲れさまでした。かんぱーい」 「お疲れさまでした 笑」 ヒロは少し笑いながら、グラスを合わせていました。 食事が終わると...
2020/01/16 22:00
三度目の冬に①
12月も終わりが近づきました。 クリスマス前にナオとイルミネーションを見てから、慌ただしい毎日。 “るか、一足先にお休み入るよ。年明け楽しみにしてる” ナオは新年早々から仕事があるため、私より数日早く仕事納めでした。 “ゆっくり休んでね、ナオ。新年、会えるの楽しみにしてるよ...
2020/01/15 22:00
冬の灯りの中で
それから慌ただしく月日は過ぎていきました。 年末になり、また地元で有名なイルミネーションが点灯する時期に。 (去年は、ヒロと車で通って感動したな…) 毎日仕事帰りにその場所を通ると、そんな事を思い出していました。 ある日、多忙を極めるナオからLINEがきました。 “るか、一...
2020/01/09 22:00
遅めの夏休み⑤
朝になると2人でシャワーを浴びました。 「るか、隅々まで洗ってあげるね…」 ナオは嬉しそうに泡立てたボディーソープで、私の身体を丁寧に洗ってくれました。 窓から朝日が差し込む明るいバスルームで、泡だらけになってキス…。 「るか…また欲しくなっちゃった…」 「明るくて恥ずかし...
2019/12/27 22:00
遅めの夏休み④
「今日はずっとくっついてるからね…」 ナオはそう言っていた通り、少しも私から離れませんでした。 お酒を飲むときも後ろから抱きしめられ、トイレにまでついて来て…。 大きなバスタブにお湯をため、2人で入りました。 「俺、るかにくっつきすぎかな?」 「でもぜんぜん嫌じゃないよ…肌...
2019/12/20 22:00
遅めの夏休み③
ナオはメガネを外し、ソファー前のテーブルに置きました。 起き上がろとする私をまた押し倒し、深いキス。 片手は胸に降りていき、服の上からブラのホックを外しました。 「んん…ナオ…シャワー…」 私の声も聞こえていないかのように、ナオは服を捲り上げました。 露になった胸に触れると...
2019/12/19 22:00
遅めの夏休み②
その日は夕方に出発し、目的地に着いた頃には夜になっていました。 「今日はここのラブホ予約してみたんだ~」 私はスマホでその場所を探し、ナオに見せました。 「へえ~ラブホって予約とか出来るんだね」 「うん。宿泊すると朝ごはんも付いてるんだよ」 「そうなんだ。すごいな」 そんな...
2019/12/18 22:00
遅めの夏休み①
仕事で昇進したナオは、ずっと夏休みを取れずにいました。 “るか、とうとう会社から今月中に休みを取れ!って言われたよ” ある日の仕事帰り、ナオからLINEが来ました。 “おつかれさま。そうなんだね~どうするの?” “もう思い切って、次の週末に休み取ることにしたよ” “そっか~...
2019/12/17 22:00
俺の解説付き④
ヒロが再び達する前に、試合の後半が始まりました。 「るか、もういいから。ここに座って応援しなさい」 「はーい!」 私は中断して、裸のままヒロの隣に座りました。 試合は接戦でしたが、最後は日本が勝ちました。 「やったー!日本勝ったよ!本当に強いね~」 「だから言っただろ?今回...
2019/10/28 22:00
俺の解説付き③
まだテレビも付いていない、静かなホテルの一室。 聞こえるのは自分の喘ぎ声と、ヒロの荒い息づかい。 「るか…ここは俺のものだって言ってるのに…悪い͡コだな…」 「んん…ヒロ…」 久しぶりでしたが、あっという間にその快感を身体は思い出していました。 「そんなエロい顔…俺以外に見...
2019/10/24 22:00
俺の解説付き②
途中コンビニに寄り、お酒やジュース、食べ物を買いました。 「ねえ、るかはどれだけ飲むつもりなの?」 「うーん、これでもビール足りなかったかな」 重い買い物袋の中を覗き込みながら、私はふざけて言いました。 「…マジで言ってるの?」 お酒を飲まないヒロは、目を丸くしていました。...
2019/10/18 22:00
俺の解説付き①
月が替わり、ナオは仕事で昇進しました。 激務に拍車がかかり、LINEが全くない日も増えました。 “るか、ごめん…。近いうちに会う時間作るから…” “おつかれさま。身体、大事にしてね。また会おうね” お互いの日々の出来事をやり取りする余裕もなくなり…。 いつのまにか、ナオの体...
2019/10/17 22:00
月明かりの中で
海は、月明かりに照らされていてとても綺麗でした。 それを眺めながら、ナオの言葉の意味を考えていました。 「気持ちが張りつめているっていうのは、仕事のことで?」 「それもあるけど…」 「その…お家でも、リラックスできないの?」 「うん…そうだね」 お互いの家庭の話はしないと決...
2019/10/11 22:00
張りつめた糸
ナオが食べ終わる頃には、私もグラスワインを飲み干しました。 「るか、もう一杯飲む?」 「ううん。ワインはもういいよ。コーヒー飲もうか?」 「うん…でも二人きりになりたい。コーヒーは外でいい?」 「うん、そうしようか」 このカフェはナオがご馳走してくれました。 2人で車に乗り...
2019/10/10 22:00
ぎこちない再会
それから一週間後。週末の夜。 仕事を終えたナオと、待ち合わせしました。 「るか、おまたせ。今日もちょっと遅刻しちゃった」 「ナオ、おつかれさま…」 久しぶりの再会に、私は少しギクシャクしてしまいました。 「今日もだいぶ飲んでる?」 「ううん…ジントニックを一杯だけだよ」 「...
2019/10/08 22:00
生きる価値
それから一週間が過ぎました。 ナオとのやり取りがない生活にも、少しづつ慣れていきました。 ふと、久しぶりにナオとのLINEを開いてみると… “るか、ごめんね。俺、るかをがっかりさせちゃったよね” “家族の話しないでって言われて、気をつけてたつもりだったのに…” “俺は馬鹿だ...
2019/10/07 22:00
手放した方がいいのか
“ナオ…家族の話はやめようってお願いしたんだけど…” しばらく我慢していましたが、とうとう私はLINEで切り出しました。 夜になって仕事が終わったナオから返信がありました。 “仕事やっと終わったよ。俺、家族の話してた?” “聞いてると、ご家族に申し訳ないってたまらなくなるの...
2019/10/03 22:00
罪悪感
結局、その日はそこでタイムアップ。 「るかの身体、ぜんぶ上書きしたかったな~」 ヒロは冗談ぽく言っていましたが、最後までするつもりはないようでした。 「ヒロ、今日はいろいろ話を聞いてくれてありがとう」 「今度は話だけじゃない時に会いたいな(笑)いつでもメールして」 そう言っ...
2019/10/01 22:00
ニッチな人③
「ヒロは…いつも私の心の隙間に入ってくるね」 私はヒロから視線を外しながら、そうつぶやきました。 「隙間?タイミングがいいってこと?」 「うん…そう。今日もたまたま私が休みだったしね」 「それが心の隙間なの?」 「時間の隙間もあったけど…気持ち的にも…」 「そうなの?そいつ...
2019/09/30 22:00
ニッチな人②
夕方前のためか、道路はさほど混んでいませんでした。 「ヒロ、どこに向かってるの?」 いつも2人で行くホテルとは、別の方向でした。 「そいつと行ったホテル。とかどう?」 「ヒロ。さすがにそれは…」 「ははは。本気にしてる?俺はいいけどね~」 ヒロはにやっと笑い、窓を開けて電子...
2019/09/26 22:00
ニッチな人①
夕方前に、ナオに車で途中の駅まで送ってもらいました。 「るか、本当にここでいいの?」 「うん。仕事終わりで帰るには、少し早いから…」 「そっか…ごめんね。俺の都合に合わせてもらって…」 「ううん。今日は楽しかったよ。ナオ、気を付けて帰ってね」 ぎゅっと手を握り、車を降りまし...
2019/09/24 22:00
大人の遠足③
ナオとのキスはどんどん深くなりました。 「んん…ナオ…もう…当たってるよ?」 「だって…外歩いてる時から…欲しくて欲しくて…」 お腹の辺りにナオ自身を感じて、私もたまらなくなりました。 キスをしながら、ナオのベルトを外し、脱がせていきます。 「えっ…るか…!」 下着も下ろし...
2019/09/20 22:00
大人の遠足②
目的の観光地は、車で2時間ほどの高地。 駐車場には、平日でも観光バスなどが止まっていました。 「わっ、結構涼しいね~上着来たほうがいいよ」 ナオにそう言われ、持ってきたグリーンのパーカーを着ました。 すると、ナオも同じ色のパーカーを羽織っていました。 「うわ~同じ色だ~ペア...
2019/09/19 22:00
大人の遠足①
それからも、ナオとは毎日やり取りをしていました。 “今日は会えないから、せめて声だけ聞きたい。電話いい?” 私の仕事帰りやウォーキング中に、電話で話すこともありました。 「るか、おつかれさま。暑くなってきたね!」 「そうだね~梅雨前なのにあっついね~」 「るかと海に行きたい...
2019/09/17 22:00
二線目も越える
しばらくして私が目を覚ますと、ナオはじっとこちらを見ていました。 「んん…ナオ…起きてたの?」 「うん…俺も少しうとうとしてたけど…」 「そっか…」 ナオの背中に手を回し、ぎゅっと抱きしめました。 「ナオの身体、あったかい…幸せ…」 「うん…俺も…」 「今、何時くらいかな…...
2019/09/09 22:00
一線を越える②
ナオは壊れものを扱うように、優しく丁寧に愛してくれました。 それでも私のそこはもう溢れていて、触られるたびにいやらしい音がしました。 「ナオ…ナオ…わたしもう…!!」 私は身体を震わせて、達してしまいました。 「えっ?るか、いったの?もう?」 「ごめん…我慢できなくて…」 ...
2019/09/06 22:00
一線を越える①
ナオとの待ち合わせの日。 19時に約束していて、ナオの会社のそばまで行きました。 「今日は早かったね。仕事、大丈夫?」 「うん。もう途中で抜けてきちゃった。早く会いたくてさ~」 私が助手席に座ると同時に、ナオが手を繋いでくれました。 「お腹空いたよね?行ってみたいラーメン屋...
2019/09/05 22:00
揺れない気持ち
結局その日は、そこでタイムオーバーとなりました。 夜景を見ることもなく、ぎりぎりまで車の中でキスをしていました。 「るか…ちょっとここ触ってみて…」 「ん…?あ、すごく硬くなってるよ…」 「あ~るかがすごく欲しい…次は必ず…いい?」 「うん…次はベッドで話ししよう 笑」 家...
2019/09/04 22:00
全色在庫切れ
約束していた週末の夜。 待ち合わせの時間は20時でしたが、ナオは30分遅れてきました。 「るかさん、待たせてごめんね」 「ううん。お腹空いたよね?食べに行こう」 「車でちゃんと送るから、るかさんは飲んでね!」 「ナオも飲めるのに…一人で飲むのも申し訳ないよ」 「いいの!酔っ...
2019/09/03 22:00
重なる想い
それからは、LINEや電話で毎日やり取りをするようになりました。 私の仕事終わりに、仕事を抜けてきたナオに自宅近くまで送ってもらうことも。 「おつかれさま。今日は仕事でどこまで行ってたの?」 「今日は〇〇まで行ってきた。良い話だったよ!」 ナオは普段は外回りで、お客さんと会...
2019/09/02 22:00
気持ちのブレーキ
ナオを抱きしめると、柔軟剤のいい香りがしました。 会うのは3回目でしたが、いつもパリッとアイロンがかかったシャツを着ていました。 (ああ、ナオは奥さんに大事にされているんだな…) そう思うと、頭の中がひんやりと冷えていくのを感じました。 「ナオ…くん。ここまでにしておこう…...
2019/08/30 22:00
加速する想い
彼…ナオくんに自宅近くまで送ってもらいました。 丁寧をお礼をいい、私は車を降りました。 家に帰るとすぐに、今日もらったばかりのハーバリウムを窓際に置きました。 初夏の夕陽を浴びてオレンジ色に輝くそれは、彼の笑顔のよう。 (たった2回しか会ってないのに、そんな感じがしない人だ...
2019/08/29 22:00
年下くんにからかわれて
雨が徐々に小降りになってきました。 ふと、運転している彼の左手の指輪が目に入りました。 「あの、プライベートな事ですけど…ご結婚されて長いんですか?」 「あ、はい。そうですね。15年近くになります」 「そうなんですね。私と同じくらいです。お若く見えるのに」 「ありがとうござ...
2019/08/28 22:00
ハーバリウムと夕立ち
それから一週間後、携帯に着信がありました。 「〇〇様。青のハーバリウムが入荷しました」 例の彼の声。会った時よりも、素敵な声でした。 「今日は仕事なので、週末取りに伺ってもいいですか?」 「はい、お待ちしております」 週末の夕方、買い物後に住宅展示場に向かいました。 その日...
2019/08/27 22:00
話が弾む
モデルルームの室内は広く、まさに理想の家!という感じでした。 「どの部屋も、木のいい香りがしますね」 「ありがとうございます。それが、私どもの家の一番の特徴なんです」 リビングなどのフローリングも、木目を生かした落ち着いた雰囲気。 和室は新しい畳のいい匂いがしました。 「お...
2019/08/26 22:00
ガーデニング教室
ある休日のことです。 スーパーで『ガーデニング体験教室』というポスターを見かけました。 会場はこのスーパーの隣にある住宅展示場。 興味があったので、始めるきっかけに…と申込みました。 当日は雲一つない快晴。 ガーデニング教室の会場は、展示場内の小さな小屋の中でした。 「みな...
2019/08/21 22:00
あれから
あれから、半年以上が過ぎました。 歳を取ると、本当にあっという間ですね…(笑) 仕事、家庭に大きな変化はありませんでした。 子どもの学年が、一つ上がったくらいでしょうか。 プライベートでは、ヒロとは続いているものの、 アキさんとはお別れすることになりました。 理由はいろいろ...
2019/08/20 22:00
二度目の冬②
「るか、おつかれさま」 車の助手席に乗ると、ヒロがにっこり笑いました。 「ヒロ、急なんだもん。メール気づかなかったらどうしてたの?」 私がシートベルトをすると、車は走り出しました。 「そん時は…女々しいメールをたくさん送ってたかも」 「女々しいメールって? 笑」 「例のやつ...
2018/12/20 22:00
二度目の冬①
秋が終わり、朝晩は冷え込む季節になりました。 寝る前に、ヒロといつものようにメールのやりとりをしていました。 “るか、最近会えてないね。ムラムラしてる?” “うん、してるよ ” “そうなんだ。早く会ってあげないとな。今週末は?” “今週末は仕事関係の飲み会なの…” 私のメー...
2018/12/18 22:00
会えない時も
ある週末のこと。 仕事が休みの私は、午前中からアキさんの事務所に行きました。 「るか、待ってたよ!」 「アキさん、ほんとに来ちゃったよ」 最近多忙で会えなかったので、遊びにおいでとお誘い。 「お昼ごはんと、おやつと、私はチューハイ!」 「はは~。るかは飲んじゃうんだね」 「...
2018/12/13 22:00
もう会わないって言わないの?
それから何度も達して、最後は一緒に果てました。 ヒロはぐったりしている私から、破れたストッキングを脱がしました。 「るか、シャワー浴びてくる?」 「うん…ヒロ先に行って。動けないよ…」 「ははっ。じゃあお先に~」 カーテンの隙間から、オレンジ色の光が洩れていました。 私はベ...
2018/12/04 22:00
それ破りたいな
ヒロと店を出ると、外はまだ明るい時間でした。 「俺、車とってくる。近くに止めてるから」 「そうなんだ。今日はあんまり時間ないんだけど…」 「そっか。じゃあ、るか飲み物とストッキング買ってて」 ヒロはそういうと、お金をくれました。 「ん?なんでストッキング?」 「今るかが履い...
2018/12/03 22:00
ご褒美ちょうだい
ある日のヒロとのメール。 “るかは休みの日は、いつも〇〇〇ってバーで飲んでるの?昼間から1人で?” “そうだねー。1人の時はだいたいそこにいるかな” “じゃあ俺も一度行ってみようかな” “あはは~ヒロは絶対来ないでしょ。お酒も飲めないし” “なんでよ。興味あるよ。飲まないけ...
2018/11/29 22:00
その人ってだれ?
ある日、私は酒豪の友達と飲んでいました。 久しぶりの再会にお酒もすすみ、かなりの酔っ払いに。 そろそろ終電…という時間にアキさんからメールがありました。 “るか、まだ飲んでたの?仕事終わったから、送っていこうか” 今日が飲み会だと、昨日メールで話していました。 “アキさん~...
2018/11/26 22:00
3つの時間
ヒロと初めて会ってから、1年。 最初はドS全開のヒロの虜になり、でもその冷たさに右往左往。 苦しくて私から一方的に別れを告げては、また会うの繰り返し。 もはや『お別れプレイ』とヒロに言われるほど(笑) けれど、そうやって徐々にいい距離感を保てるようになっていました。 「るか...
2018/11/21 22:00
心も満たされた日
意識が飛びそうになるほど、ヒロに攻められました。 「ん?るか、どうしたの?ぐったりして」 「どうしたのじゃないよ…もう動けないよ…」 私とは対照的に、すっきりした様子のヒロ。 笑いながらタバコを吸い始めました。 「こんなに身体が合うのに…るかはどうしてそいつに会うの?」 「...
2018/11/19 22:00
やさしい忠告
ヒロと待ち合わせをした週末。 いつもの駅で、ヒロの仕事終わりに車で迎えに来てもらいました。 どこに行く?という会話もなく、ホテルに向かう車中。 「るか、この前バイクに乗ってたでしょ」 「うん…よく分かったね」 「持ってたカバン見たことあったし、後姿がそうだった」 「そっか~...
2018/11/15 22:00
終わりにできない
ホテルの部屋に入ると、私はソファーに、ヒロはベッドに座りました。 ヒロが上着を脱ぐと、鍛えられた身体がよくわかりました。 「るか、そいつとはもうしたの?」 タバコを出しながら、ヒロが聞きました。 「うん…したよ」 「そうなんだ…るかの事、好きそうだったもんな」 タバコの煙を...
2018/10/19 22:00
無理にはしないよ
指定された場所に行くと、車が止まっていました。 運転席のヒロが気づき、軽く手をあげました。 (ああ、なんでドキドキするんだろう…) 私は、助手席に乗り込みました。 「ヒロは強引すぎる。断れないの知ってて…」 「そうだよ。るかは必ず来ると思ってた」 「必ずって…」 私がシート...
2018/10/18 22:00
抗えない気持ち
試合は大接戦でした。 雨の中、走る選手たちの掛け声。そして応援団の歓声。 それを、ヒロと並んで観ていることが不思議でした。 「ん?るか、なんで笑ってるの?」 「なんかデートぽいなって思って」 「嫌なんでしょ?」 「そんなことないよ。昼に外で会うの初めてだね」 「健全だね」 ...
2018/10/17 22:00
どしゃぶりの中の再会
それから少したち、朝から小雨の日曜日。 私は、1人であるスポーツの試合を観に行きました。 スポーツ観戦が好きで、1人でもよく出かけていました。 今日はそのスポーツの高校生の大会決勝戦。 野球やサッカーほどメジャーではないので、応援団以外の観客はちらほら。 私はバックスタンド...
2018/10/16 22:00
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