電車の中のある日の出来事!
満員電車の光景見ていたら、詩人の吉野弘が書いた「夕焼け」という詩に、電車の中でお年寄りに席を譲った若女性の姿を思い出す。としよりは次の駅で降りた。娘は座った・・・また、別の年寄りが娘の前に、横から押されてきた。娘はうつむいた。しかし、また立って席を譲った。ところが二度あることは三度あるという格言どおり・・・お年寄りが駅で降り娘が座ると、別のお年寄りが目の前に来た。可哀そうに、娘はうつむいて、そして今度は席を立たなかった。次の駅も、次の駅も、何か耐え忍ぶように身体をこわばらせて、優しく・親切な心の持ち主ゆえの困惑だろう。・・・しかし、譲られる側にも葛藤がある。「皆さん疲れているのに、席を譲られると申し訳なく思う。代わってもらった人の近くで居ても立っても居られないなくなる。」吉野さんの詩の後段に次の一節がある。やさ...電車の中のある日の出来事!
2019/02/22 18:20