もぐらとループ
上越線、土合駅の上り線ホームや写真の駅建屋などは地平にありますが、下り線ホームは改札を通ってから462段もの階段を下りた先、徒歩10分ほどかかる地下82mにあります。その深さと距離から「モグラ駅」としても有名です。 上下線のホームがここまで露骨に離れてしまった理由は上下線の開通時期の違いにあります。上越線開通当時はトンネル掘削技術が未発達だったため、トンネル区間をなるべく短く、地平区間をなるべく多くするためにループ線などを駆使し、現在の上り線、清水トンネルを整備しました。時代が下り、上越線を複線化することで輸送力増強を図る際にはトンネル掘削がある程度発達したため、トンネル長のある新清水トンネル…
2020/11/20 11:00