米国人アーウィンがハワイと日本を結ぶ②1894年まで2万9139人の移民を実現
駐日ハワイ国代理公使兼総領事アーウィンの仕事は、日本で移民を募集し、ハワイへ届けるだけではなかった。移民と一緒にハワイへ渡り、ハワイでの移民の受け入れ態勢の改善に努めた。在ハワイ日本国総領事の安藤太郎も、移民の待遇改善に取り組んだ。しかし、1893年1月17日にハワイ王国は倒され、1894年7月4日にハワイ共和国が樹立される。最後の官約移民は1894年6月28日到着の第26回渡航船・三池丸が運んだ。官約移民の総計は2万9139人。アーウィンの役割は終了し、移民事業は、民間の移民会社に移され、私約移民の時代が始まる。 時間外労働と仮病。雇主と移民との意思不通 移民の各島への配置が終
2025/06/30 17:39