淵の底で見える光
【詩編130編1~8節】【ルカによる福音書5章12節】本日は10月最後の主日礼拝であり、10月最後の日であり、宗教改革記念日であります。1517年10月31日、ドイツのマルティン・ルターによって宗教改革がスタートした記念日でもあります。ルターが21歳、ドイツで最も古い大学の一つであるエアフルト大学の学生として、自分は将来法律家として身を建てて行こうと考えていた矢先、人生が変わる出来事が起こります。一つは落雷でした。雷に打たれた。けれど九死に一生を得て、自分は生きているというより、大いなる方に生かされていると思う経験をしたと言われます。また、同僚の学生が突然に亡くなり、また法学部の教授三人が相次いで亡くなったそうです。あるいは当時、ペストが流行っていたとも言われます。人は死ぬという、当然ですけれど、でもリアリティ...淵の底で見える光
2021/10/31 12:27