しがなき俺の卑屈な気持ち

しがなき俺の卑屈な気持ち

どっかに開いた針先程の 小穴から空気の抜けていく 萎んだ浮き輪に掴まって 自棄くそでバタつき 疲れて足着きゃ浅瀬に独り 遠い海原はまるで蜃気楼 一向に近づく気配なし おぅ、見詰める両の目は 涙の滲む虚しさの双眼鏡 俺ぁここ数年 無我夢中って程じゃないけど 懸命にぼちぼちとぼ...