詩育日誌04.01ふつうが、咲くから。
咲きはじめたさくら見たよ。「愛しうる」を、りっぱに仕立てた、園児の黄いろい体操服をきて。このようなふつうがうれしい。水、のもう。それから、おだやかに、ゆっくり歩いて山、のぼろう。それから「愛しえぬ」を、なんとかつくろった、ブルーシートひろげてただ、座っていよう。それから、うすむらさきの、空のさらにむこうを見ながら、おにぎりほおばろう。そのような、ふつうがたのしい。散りはじめたさくら見たよ。詩育日誌04.01ふつうが、咲くから。
2022/03/31 12:54