離婚することになり、相手方に慰謝料の支払いを求めたい方もいらっしゃると思います。ただ、慰謝料を支払ってもらうのは、弁護士からすると、とても難しいことが多いと感じます。慰謝料を支払ってもらうのが難しいのは、その違法行為の立証が難しいことがその理由です。夫婦間の出来事は、どうしても家庭内の出来事が多く、通常は第三者の目撃や録音・録画などの証拠もとっていないことが多いので立証が難しいのです。また、仮に暴言・暴力などがあっても、相手方から暴言に至った経緯がこちらの挑発によるものであるとの反論や、相手方も、こちらからひどい仕打ちをうけたなどと主張されると、裁判官から「夫婦喧嘩」的に思われてしまい、一方的に慰謝料を支払わせるのは妥当ではないと思われることが多いのです。ただ、例外的に不倫(不貞行為)を相手方が認めている...離婚慰謝料を支払わせる