親権者になるために
離婚するにあたり、親権者が激しく争われることがあります。調停や裁判(訴訟)でも親権者について合意ができなければ裁判所に親権者を決めてもらうことになります。親権者を父親・母親のいずれに指定するかは最終的には裁判官の判断ですが、親権者の判断をするためには、家庭環境や子どもの保育園・小学校での生活など繊細な判断が必要になるので、児童心理などの専門家である調査官に調査を命じることが一般的です。調査官は親からの事情聴取や家庭訪問などにより、親権者をどちらにするのが子の福祉にかなうかを判断します。調査官は調査の結果、親権者にふさわしいのは父親か母親か意見を書面で裁判官に提出します。その意見を裁判官は極めて尊重します。そこで、親権者になるためには、調査官の意見書で親権者にふさわしいと判断してもらうことが必要不可欠です。どのよ...親権者になるために
2021/05/12 21:45