メランコリーの解剖

メランコリーの解剖

頭に霞がかかったようで気分も沈みがちなのは、第一に花粉症、次に八戸三春屋閉店のせいだけど(ホントに地下の食品売り場は良かった!)、海彼の干戈のうわさに因るところも少なしとせず。ふっと思い出したのが、林達夫の一文。「『旅順陥落』ーある読書の思い出」という。日露戦争には進歩的立ち位置にある日本のブルジョワジーによる反動主義的ブルジョワジー(つまりロシアの専制政治ということです)粉砕という側面があるとレーニンは指摘した。しかしその「後継者」を自認するスターリンはあろうことか、日本との戦争(これはもちろん第二次世界大戦)に当たって「赤軍兵士」の恨みを今やはらす時が来た(!)とアジっている。この臆面もな…