10年

10年

淡い青が空一面に広がる。暖かな陽射しに渇いた風が心地よい。柑橘系の甘い香りが森を覆う。道端のドングリのみ群れを足で踏み僕は森を歩いた。彩り豊かな紅葉を飾る樹木。時おり立ち止まり酸素を目いっぱい吸う。僕は生きてる!細胞がそう叫ぶようだ。新しい職場に移り、この一年は平穏な日々を送る。こんな生活は本当に久しぶりだ。ありがたいことだ。感謝します。※思えばこの10年、色々な事があった。様々な人々と出会い、別れ...