エッセイ:お布団の話。「一生もの」という言葉って案外頼りないのかもしれない。
久しぶりのいいお天気。日差しが暖かい。お布団を干した。羽毛布団。第一子を妊娠中の冬に、奮発して買ったお布団。当時会社員で、社販価格で歳末のセールの時に思い切って6万円くらいで買った。(ちなみに私の業務は布団に一切関係なかったけど、布団を扱っている部門もあった) 定価は10万以上の高級羽毛布団。一軒家で初めて過ごす冬があまりにも寒くて、妊婦が身体を冷やしちゃいけないと自分を納得させながら買った。あれから約8年。アメリカにいた間は納戸に押し込められていたこともあり、保管状態はそんなに良くなかった気がする。でも干したら膨らんで、まだ十分使えそうな気もする。業者に頼んでお手入れするのも高額だから迷う。…
2021/10/20 11:19