クリスチャン・ボルタンスキー@国立国際美術館
国立新美術館で行われていた当展。話題になっていたのは知っていたけれど、見逃してしまった。たまたま来阪していたので、行ってみた。 批評を読んでも、ボルタンスキーについての予備知識がなかったので、どんな展覧会であるか予想がつかず。それもまた良しとして、とにかく素の状態で観てみようと思った。 入口を入ると薄暗い世界に電飾が待ち構えていて、右手には苦しむ男性の姿が映し出された映像。置かれたヘッドホンを付けてみると、激しく咳き込む音が聞こえる。私も咳喘息を持っていた経験があるが、咳がひどくなると「死んでしまうのではないか」という不安感に襲われる。ただでさえ、他人の咳音を聞かされるというのはとても不快なの…
2019/03/20 10:25