自然のようにこだわらない心
清らかな心は真の力となる晴れ渡った青空、たちまち変わって雷が鳴り稲妻が走ることもあれば、はげしい暴雨も、たちまちやんで、明日のかがやく晴れ空に変わることもある。そのように、天地自然のはたらきには、なんのこだわりもない。人の心も、かくありたいものである。(『菜根譚』)こだわらない、大らかな心世の中で苦しむ人、悩む人に共通するのは何かに執着する心のように感じます。・あの人のこの言葉が気に食わない・あの時このように言われた・失ったものが惜しくてたまらない・あの時、このようにしておけば良かった気にする心、とらわれる心によって、その問題がピンで止められたようにグルグルと頭の中で巡ってしまいます。面白くない心、悲しみ、怒り、憎しみはすべてこの執着心が引き起こします。どんな喜怒哀楽も一時だけのもの。ずっと続くことはありません...自然のようにこだわらない心
2017/06/26 08:42