公邸料理人という世界 ~ 大使閣下の料理人

公邸料理人という世界 ~ 大使閣下の料理人

総合評価・・・3.58 久しぶりに再読したので過去記事リライト 本作は連載開始が1998年という古い作品なわけだが、改めて読み直してみると、その作品づくりにおけるコストの高さに心底驚かされた。 主人公の「大沢公」は、ベトナム大使の「倉木和也」に雇われた公邸料理である。 ひたすら我が道をいく主人公(1巻カバーより引用) そして倉木が目指す「食による外交」を実現する為に、各国外交官や首脳陣に数々の料理をふるまい、料理による感動で彼らの心を動かし様々な外交を実現していく。 端的に書けばそんな物語なのだが、文字で書くのは簡単だが実際にマンガでこの外交官付きの公邸料理人という設定を描くとなるとかなりの専…