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  • B -48 辺見庸の自己欺瞞 ー『コロナ時代のパンセ』をめぐってー

    辺見庸は不如意な老体で命を長らえている。作家としては「出がらし」作品や厭世観を吐露する雑文を綴るだけの日々。直近では『コロナ時代のパンセ』。かつての辺見ならば、こんな作品を出さなかったはずだ。新型コロナが発生してから述べている部分はほんの少ししかない。まさに羊頭狗肉。しかも書下ろしでないことさえ、この本の出版に当たって辺見のブログ等でも知らしていない。月刊「生活と自治」(生活クラブ連合会)での「随筆」の焼き直しなのだ。 辺見にも生活の糧が必要なのだから、それも致し方ないのだろうが、晩節を汚してほしくない。さらには、変な小細工はしてほしくない。天皇制における天皇の非人間性(制度による呪縛)は糾弾…

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辺見庸 研究
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