森をさまよう

2019_05_31@森林公園植物園：イチヤクソウ

南門の近くでドクダミを撮影してました。どこにでも見られる花なので、少し工夫してアートな撮り方を心がけていました。すると近くにはカマキリがいました。岩本橋の近くではトウカイコモウセンゴケ。するとホソヒラタアブ(雄)が花を訪れました。この時期はこんな昆虫たちとの出会いが楽しみです。イチヤクソウ(ツツジ科イチヤクソウ属)北海道から九州に至るまで分布する常緑多年草です。林の中など日のあまり当たらない場所で見ら...

2019/05/31 06:31

2019_05_30@森林公園植物園：咲き出した花たち

昨日は午前中2時間ほど散策、午後は会議でした。ボート乗り場の入り口ではキミガヨラン。校庭によく植栽されますね。その近くではネズミモチ。北門から入り、8番標柱から5番標柱への中間点付近ではジガバチソウ。今年は花序をつけた株が極端に少ないので貴重です。手前にも株があったのですが、花序が途中から切れていました。一番下の花が開いただけでした。広芝生散策路沿いの水生園側ではイチヤクソウ。咲き始めると加速します...

2019/05/30 06:22

2019_05_29@森林公園植物園：ガマズミ

ガマズミ(スイカズラ科ガマズミ属)別名：アラゲガマズミ落葉低木で、高さは3メートルほどになります。日本には、ガマズミ属の樹木が約15種自生します。ガマズミは日本の固有種です。葉は対生し、長さは6センチから14センチ、幅は3センチから13センチです。葉の表面・裏面とも毛が多く、葉脈上には特に多く見られます。葉柄は1センチから2.5センチで、毛が多く見られます。開花期は5月から6月で、散房花序を出し小さな...

2019/05/29 06:06

2019_05_28@森林公園植物園：一年に一度だけ

一年に一回だけ羽化したチョウが見られるこの時期、梅園東側でウラナミアカシジミと出会うことができました。草にとまっているのに偶然気づきました。クヌギ、コナラが食草で夕方から活発に動き回ります。昼間はじっと止まっていることが多いので、見つけられれば撮影しやすいといえます。岩本池沿いで少しだけ舞ったので気づいたアカシジミ。すぐに止まってくれました。こどもの森29番東屋の近くでツルアリドオシ。花がペアでつき...

2019/05/28 06:21

2019_05_27@森林公園植物園：クロミノニシゴリ

クロミノニシゴリ(ハイノキ科ハイノキ属)和名：黒実の錦織木別名：シロサワフタギ和名は、熟すと黒い実ができる錦織木という意味です。サワフタギに似ているので、錦織木(ニシゴリ)というサワフタギの別名が使われています。東海・近畿地方に分布する、落葉低木・小高木で、樹高は2メートルから8メートルになります。丘陵や低い山の湿地や池の周辺で多く見られます。尾張旭市内にある山辺の散歩道沿いでも多く見られます。葉は互...

2019/05/27 06:09

2019_05_26@森林公園植物園：イシモチソウ

A湿地で多くのイシモチソウが咲いていました。まだまだこれからも楽しめそうです。イシモチソウ(モウセンゴケ科モウセンゴケ属)和名：石持草湿地に生える多年草です。分布は、関東地方以西の本州・四国・九州・沖縄です。草丈は10センチから25センチで、地上茎がよく発達し、茎葉がまばらに付き互生します。葉には線毛が多数あり、腺毛から粘液を出して虫を捕らえ、消化酵素を出して栄養分を吸収します。開花期は5月から6月...

2019/05/26 06:24

2019_05_25@森林公園植物園：ウスギムヨウラン

愛知県の絶滅危惧ⅠB類、国の準絶滅危惧種に指定されています。、エンシュウムヨウランより花期が一週間ほど遅いといわれています。地下茎は長さ3～5㎝、長さ4～5㎜の鱗片葉をつけます。茎は直立し、黄褐色です。総状花序に花が複数個つきます。花柄は大変短く、花の長さは15㎜ほどの淡黄褐色で、半開します。萼の基部に小さな副萼があり、副萼の下が膨らみますが、膨らみが不明瞭なものもあります。どこにでも見られるようになった...

2019/05/25 06:59

2019_05_24@森林公園植物園：迷子になったコジュケイ

スイレン池の南西側でイボタノキ。いこいの森でマユミ。広芝生の北西側でズイナ。水生園へ向かう途中で単独のコジュケイを発見しました。自分の群れからはぐれて、ほとんど移動せず、立ち止まっては甲高い声で鳴き親の助けを求めていました。ISO感度を低く設定して小さな花の撮影モードになっていたため、薄暗い場所にいたため、シャッター速度が遅く、露出補正をマイナス1にして撮影したのですが、それでも周囲が明るくなりすぎ...

2019/05/24 05:59

2019_05_23@森林公園植物園：ナツハゼ

自然はとても美しい姿をいつも見せてくれます。毎年楽しみにしているナツハゼの花です。最後の3枚はトリミングをしています。ナツハゼ(ツツジ科スノキ属)花崗岩質の土壌を好む落葉低木です。樹高は1メートルから3メートルで、枝は横に張り出す傾向が強いです。北海道から九州に至るまで分布しています。森林公園内では随所で見られます。葉は互生します。葉の長さは3センチから8センチ、幅は2センチから4センチ、広卵形です。葉の...

2019/05/23 07:04

2019_05_22@森林公園植物園：カナメモチ・レッドロビン

いこいの森で撮影したカナメモチです。比較のため園外で撮影したレッドロビン。花だけ見ていると同じに見えます。ご参考まで：ご覧いただいている写真は、Nikon D7200とAF-S NIKKOR 300mm PF EDにより撮影したものです。詳しい説明のついていない種類(昆虫を除く)については、過去のブログで特徴・詳細(習性、分布、用途など)を紹介していますので、ブログ内検索で参照してください。...

2019/05/22 06:35

2019_05_21@森林公園植物園：エンシュウムヨウラン

エンシュウムヨウラン(ラン科ムヨウラン属)腐生植物の野生ランです。葉緑素を持たないため光合成は行いません。土壌の菌類から栄養を供給してもらいます。林内の日陰に生えます。日本固有種で、名前の通り愛知県と静岡県だけに分布します。愛知県内で見られるのはほとんどがこのエンシュウムヨウランであると言われています。ムヨウランの変種と考える学説などもあり、定説はありません。花の長さは約1.5㎝ほどで、鮮やかな黄色で...

2019/05/21 06:24

2019_05_20@森林公園植物園：エゴノキ

エゴノキ(エゴノキ科エゴノキ属)別名：チシャノキ・ロクロギ北海道・本州・四国・九州から沖縄に至るまで分布しています。山麓の雑木林、小川・渓流沿いの谷筋でふつうに見られます。私がよく訪れる三国山山麓でも、沢沿いの渓畔林として多く見られます。落葉小高木で、樹高は8メートルほどになります。葉は互生し、葉身は4センチから8センチほど、幅は2センチから4センチの卵形です。葉の先は尖り、基部はくさび形です。葉の...

2019/05/20 07:01

2019_05_19@森林公園植物園：クロアゲハ

南門前のマイガーデンスペースに来ていたクロアゲハ。そしてナミアゲハも。アオスジアゲハは残念ながらタイミングが合いませんでした。ご参考まで：ご覧いただいている写真は、Nikon D7200とAF-S NIKKOR 300mm PF EDにより撮影したものです。詳しい説明のついていない種類(昆虫を除く)については、過去のブログで特徴・詳細(習性、分布、用途など)を紹介していますので、ブログ内検索で参照してください。...

2019/05/19 06:22

2019_05_18@森林公園植物園：カラスビシャク

カラスビシャク(サトイモ科ハンゲ属)和名：烏柄杓別名：ハンゲ田んぼの周囲、畑などでふつうに見られる多年草です。葉は1・2個つき、3個の小葉から構成されます。小葉の長さは5センチから11センチほど、長楕円形で先はとがります。葉柄の途中に珠芽(しゅが)を出し、この珠芽で株を増やします。花径の長さは20センチから40センチほどになり、葉の先よりも高い位置となります。花序は、仏炎苞(ブツエンホウ)と呼ばれる大型...

2019/05/18 07:16

2019_05_17@森林公園植物園：カラタネオガタマ

南門へ入るとニワゼキショウ。そして近くにはオオニワゼキショウ。名前に反して小さめな花です。さらに北へ進むと、バナナの香りがしていました。カラタネオガタマ、とても良い香りです。水生園の近くにあるカラタネオガタマはクリーム色で、こちらが本種となります。カラタネオガタマ(モクレン科オガタマノキ属)和名：唐種招霊別名：トウオガタマ中国原産の常緑小高木です。高さは3メートルから5メートルほどになります。江戸時...

2019/05/17 06:39

2019_05_16@森林公園植物園：コマユミとニシキギ

いこいの森西側で撮影したコマユミ。そしてその近くでニシキギ。どちらも同じような花です。ふるさとの森ではタチイヌノフグリが群生していました。F湿地の近くでツルウメモドキ雄花。ツルウメモドキ雌花。ご参考まで：ご覧いただいている写真は、Nikon D7200とAF-S NIKKOR 300mm PF EDにより撮影したものです。詳しい説明のついていない種類(昆虫を除く)については、過去のブログで特徴・詳細(習性、分布、用途など)を紹介してい...

2019/05/16 07:54

2019_05_15@森林公園植物園：ハリエンジュ

森林公園の第2駐車場入り口の近くでハリエンジュを撮影しました。ハリエンジュ(マメ科ハリエンジュ属)別名：ニセアカシア北アメリカ原産で、日本には明治時代に移入されました。全国で砂防のために植栽されましたが、河川敷・土手などで野生化して問題になっています。落葉高木で高さは15メートルほどになります。葉は奇数羽状複葉で3から11対の小葉が対生します。花は両性花で、花期は5・6月です。葉腋から15センチほどの総状花...

2019/05/15 06:00

2019_05_14@森林公園植物園：タカノツメ

タカノツメ(ウコギ科タカノツメ属)落葉小高木または高木で、高さは15メートルほどになります。葉は3出複葉です。雌雄別株で、一般的な花期は5月から6月ですが、森林公園内では5月初旬に見ごろを迎え始めます。短枝の先に散形花序をだし、小さな黄緑色の花を多くつけます。花弁は4個、雄花には雄蕊4個と目立たない雌蕊が1個あります。雌花は花柱が2裂し、雄蕊は目立ちません。雄蕊のない花と目立たない雄蕊が1から5個ある花が...

2019/05/14 06:28

2019_05_13@森林公園植物園：カマツカ

園内各所でカマツカが見ごろを迎えました。カマツカ(バラ科カマツカ属)和名：鎌柄別名：ウシコロシ北海道・本州・四国から九州まで分布しています。朝鮮半島、中国中南部、台湾でも分布が見られます。山地の日当りの良い場所で見られる、落葉小高木です。樹高は7メートルほどになります。長枝では、葉が互生します。短枝では輪生状に葉が密に付きます。長さは4ンチから7センチび広倒卵形で、縁には細かく鋭い鋸歯があります。一...

2019/05/13 07:31

2019_05_12@森林公園植物園：開花し始めた花たち

南門から北へ進むと、林の縁ではスイカズラが咲き始めていました。さらに進みG湿地の手前ではエゴノキ。北門から展示館へ行く途中でも咲いていました。いこいの森西側入り口の近くではマユミ。つつじ橋の手前でナツハゼ。北門を出た場所ではトベラ。30番東屋で休憩中、裏手を見上げるとハリエンジュがきれいでした。ご参考まで：ご覧いただいている写真は、Nikon D7200とAF-S NIKKOR 300mm PF EDにより撮影したものです。詳しい説...

2019/05/12 07:15

2019_05_11@森林公園植物園：ハクウンボク

いこいの森の細い散策路を通るとハクウンボクが満開の状態でした。一つ一つの花はエゴノキの花とよく似ています。ハクウンボク(エゴノキ科エゴノキ属)和名：白雲木別名：オオバヂシャ北海道から九州に至るまで全国に分布します。朝鮮半島、中国においても自生しています。落葉小高木で、樹高は15メートルほどになります。葉は互生し、葉身は10センチから30センチ、幅は6センチから20センチと、大型の倒卵形です。葉の先端...

2019/05/11 07:18

2019_05_10@森林公園植物園：エフェメラルなツマキチョウ

年に一度しか発生しないモンシロチョウの仲間です。3月から5月に見られます。直線的に飛びなかなか止まらないので、毎年撮影にはとても苦労します。ツマキチョウ雄、追いかけたのなんのって。ツマキチョウに比べたらナミアゲハは簡単ですね。多少のマイナス露出補正は必要でした。ご参考まで：ご覧いただいている写真は、Nikon D7200とAF-S NIKKOR 300mm PF EDにより撮影したものです。詳しい説明のついていない種類(昆虫を除く)に...

2019/05/10 07:22

2019_05_09@森林公園植物園：カラスアゲハ

いこいの森東屋で休憩中、すぐ前のツツジにカラスアゲハが吸蜜、すかさず撮影しました。相当に露出のマイナス補正をしているのですが、カラスアゲハにフォーカスするとツツジが明るすぎます。被写体はカラスアゲハですので、そちらをご覧ください。南門の近くでヒメアカタテハ。ご参考まで：ご覧いただいている写真は、Nikon D7200とAF-S NIKKOR 300mm PF EDにより撮影したものです。詳しい説明のついていない種類(昆虫を除く)につ...

2019/05/09 07:51

2019_05_08@森林公園植物園：ヒトツバタゴ

ヒトツバタゴ(モクセイ科ヒトツバタゴ属)別名：ナンジャモンジャ落葉高木で高さは30メートルほどになります。自生のものは、丘陵の湿り気の多い場所に見られます。雌雄別株で花期は5月です。公園樹・街路樹として植栽されます。名古屋市守山区ないでは街路樹として植栽されていて、5月初旬には白い花が目立ちます。東海丘陵要素の一つと考えられ、自生地のヒトツバタゴはとても貴重な存在です。岐阜県の瑞浪市、恵那市、長崎県上対...

2019/05/08 06:47

2019_05_07@森林公園植物園：ズミ

この時期樹に咲く花は、開花開始後3日以内に撮影するのがベスト。タイミングよく撮ることができました。ズミ(バラ科リンゴ属)和名：酸実別名：コナシ・コリンゴ・ミツバカイドウ分布は、北海道・本州・四国・九州です。山野の日当りの良い場所、湿地などやや湿り気のある場所を好みます。落葉小高木・高木で、高さは10メートルほどになります。枝分かれをする傾向が強く、横に広がるような樹形となります。葉の長さは3センチか...

2019/05/07 06:30

2019_05_06@森林公園植物園：サワフタギ

初夏の陽気になってくると、樹に咲く花たちは咲き始めてから3日から5日ほどで満開となります。このため咲き始めから3日間くらいが撮影のタイミングとなります。まだフルタイムの仕事中なので、タイミングを逃すこともよくありますが、サワフタギは大丈夫でした。今日のテーマはサワフタギです。サワフタギ(ハイノキ科ハイノキ属)和名：沢蓋木別名：ルリミノウシコロシ・ニシゴリ分布は、北海道・本州・四国・九州です。落葉樹林内...

2019/05/06 06:37

2019_05_05@森林公園植物園：咲き始めたズミ

南門の手前、歩道沿いではレッドロビンが開花し始めました。カナメモチとオオカナメモチを交配させた園芸品種で、新葉の赤がきれいです。いこいの森のキンラン。野生ランは小さい花ばかりですが、キンランは例外です。ふるさと橋の近くといこいの森北側でズミが開き始めました。いこいの森西側の入り口ではサワフタギ。ご参考まで：ご覧いただいている写真は、Nikon D7200とAF-S NIKKOR 300mm PF EDにより撮影したものです。詳しい...

2019/05/05 06:46

2019_05_04@森林公園植物園：クロバイ

クロバイ(ハイノキ科ハイノキ属)和名：黒灰別名：トチシバ・ソメシバ関東地方南部以西・四国から九州に至るまで分布する常緑小高木で、高さは10メートルほどになります。丘陵地域から低山の常緑照葉樹林において、ハイノキ科の樹木では最も一般的に見られる樹種です。木灰を媒染剤として利用してきたことから、名前が黒灰とつけられました。森林公園内でもよく見られます。開花期は4月から5月で、葉腋から4センチから7センチの...

2019/05/04 06:44

2019_05_03@森林公園植物園：ヘビノボラズ

植物園の外周路西側沿い、湿地で撮影したヘビノボラズです。三脚を立てた足場も不安定で気を使いました。愛知県では「絶滅危惧II類」に指定されています。枝には鋭い刺があり、ヘビも上らないことから付けられた名前です。メギ科メギ属のヒイラギナンテンとよく似た花でした。短枝の先から総状花序を伸ばし、鮮やかな黄色の花を付けた花序が下へ垂れ下がります。花は直径6ミリほどで、花弁も萼片もそれぞれ6個あります。萼片も花...

2019/05/03 06:33

2019_05_02@森林公園植物園：バリエーションを楽しむヒメハギ

色のバリーエションに富んだヒメハギです。ヒメハギ(ヒメハギ科ヒメハギ属)和名：姫萩日当りの良い野原・草地に生える多年草です。分布は本州・四国・九州で、開花期は4月から7月です。茎は地面を這い、斜上して茎上部の葉腋から総状花序を伸ばし、紅紫色の蝶形の花をつけます。葉は互生し、1センチから3センチの長楕円形です。花弁は3個、基部では合着します。萼片は全部で5個です。このうち2個は花弁状で、6mmほどの楕円形...

2019/05/02 07:59

2019_05_01@森林公園植物園：ウワミズザクラ

ウワミズザクラ(バラ科サクラ属)和名：上溝桜別名：ハハカ北海道から九州まで分布する落葉高木で、樹高は20メートルになります。日当りの良い場所、沢沿いの斜面などに見られます。葉は互生し、葉身は8センチから11センチほど、卵形・長卵形で、先端は細く尖ります。葉の基部は卵形です。開花期は4月から5月で、新葉が展開した後に開花します。新枝の先に総状花序を伸ばし、白色の花を密に付けます。花序の長さは8センチか...

2019/05/01 06:31