弁論術 <塩野七生著『ローマ人の物語IV ユリウス・カエサル』を読みながら>
190501弁論術<塩野七生著『ローマ人の物語IVユリウス・カエサル』を読みながら>小糠雨とでもいえましょうか、歌川広重の東海道五十三次之内庄野白雨よりずっとやさしい振り方です。その中を、時にツバメが滑空し、あるいはヒヨドリが、あるいはマヒワが群れで飛び交います。杉檜の葉はかすかに濡れた湿っぽさを漂っています。やはり新緑の楓は見事に水に映えます。そんな窓の外の風景を時折眺めながら、塩野七生著『ローマ人の物語IVユリウス・カエサル』を一気にではないですが、楽しみながら読み進めています。途中で仕事の医療記録を整理しつつ、あるいは森林関係の書物をひもといてみたりしつつ、再びその著作に戻りたくなるほど、面白いのです。その話の前に、今日の花を取り上げておきます。ゲンペイカヅラです。源平合戦のゲンペイです。花冠でしょうか萼...弁論術<塩野七生著『ローマ人の物語IVユリウス・カエサル』を読みながら>
2019/05/01 18:33