芝野虎丸名人、最年少二冠に
昨日29日に行われた囲碁王座戦第4局、挑戦者芝野名人が半目勝ちして五番勝負を3勝一敗で王座を獲得した。7大タイトルを弱冠で2冠獲得は囲碁史上初めて。十月八日に名人位を獲得したばかりでの快挙で、若武者の進撃は止まらない。 最近の囲碁は序盤から「戦いの碁」で、大石が「生きた」「死んだ」で「中押し勝ち」の勝負が多いイメージが筆者にはある。これはAI(AIは戦闘が好きなようだ)研究の影響だと思われるのだが、今回の王座戦の内容は興味深い。 というのも、第二局こそ井山棋聖の「「中押し勝ち」」であったが、芝野新王座の勝利は第1,4局が「半目勝ち」、3局が「二目半勝ち」なのである。しかし結果は「半目勝ち」なのだが、この第4局はやはり「戦いの碁」であって、井山棋聖の大石は活きたのだが、手番が芝野2冠に回って、今度は井山の勢力圏の中で「活き」た。お互い「活き」ての「半目勝ち」なのだった。 「..
2019/11/30 08:36