今後のスバルは苦しい時代になるのかもしれない
久しぶりですが、最近のスバルを見ていて思うことを書いてみたいと思います。 今後のスバルという自動車メーカーの行方について、「明るい」という人と「暗い」という人がいると思います。 私はどう思うかというと、「暗いだろう」と答えると思います。 それはなぜでしょう? それは、最近の新車を見ているとわかる人もいるのではないでしょうか。 最近のスバルはどんどんと車好きにとって魅力的な車が消えています。特に、高出力なターボ車のグレードがなくなっていることがあります。 例えば、フォレスター。 先代のモデルは、280馬力のDITターボモデルを用意していました。しかも、300万円前後という驚くべき価格でした。 しかし、この度の2018年新モデルではターボモデルでは姿を消し、ハイブリッドモデルに置き換えられています。 確かに戦略としては、売れ筋の非ターボモデルに注力することは得策のように思えます。しかし、私のような車好きのスバリストにとっては面白みを失っているようにしか思えないのです。 そもそもスバルの良さが広まったのは熱心なスバリストが良さを発信したからこそだと思います。「速い車(ターボ車)」こそ「安全な車(アイサイト)」そのような思想に、共感してきた自分のような存在にとって、ごく普通の穏やかなモデルを作るスバルにはあまり興味を感じないのです。 そんな車づくりをするのであれば、スバルの車でなくてもいい。そんな風にも感じてしまいます。 また、大きな一つの理由として、アイサイトでリードしてきた運転支援技術が、他の自動車メーカーに遅れをとり始めたということがあります。 スバルを運転支援技術で抜き始めたメーカーとしては、ホンダ、マツダ、日産、そしてトヨタの存在があるでしょう。 ホンダは、軽自動車のN-BOXにまでレーンキープ機能まで持たせたホンダセンシングを徹底して搭載していますし、マツダは地味にアイサイトと同等もしくはそれ以上の運転支援技術を既に搭載しています。 これまで大きな動きを見せなかったトヨタも今回カローラスポーツで超高性能なLKA(レーンキープアシスト)を搭載するなど、本気の姿勢を見せ始めています。 もうアイサイトという運転支援技術では、他の自動車メーカーをリードできなくなりつつあるのです。
2018/07/08 01:35