「本来の鍼」は身体の「表」に刺すもの。
「本来の鍼」は身体の「表」に刺すもの。2月20日のNHK「ためしてガッテン」はひどかった。「鍼」がいろいろな病苦を癒し効果があることを伝えて戴いたことは鍼師としては嬉しい。しかし、あの内容はひど過ぎる。あそこでやられていた「ハリ」はほとんど、「本来の鍼」とは似ても似つかぬ単なる「理学療法」「電気刺激療法」に過ぎないものであった。「経絡」「ツボ」などの捉え方も最近の“筋膜説”を取り入れ、現代医学でこじつけているが「お粗末」過ぎる。「鍼」の学問は、やはり「医術の根源」から、基本的に学び考究しなおす必要があると思う。その時一番大切なことは、中国古代人が書き残した「病は表に現れると捉え、表に存在する”皮”がツボの展開する場である。」という基本をしっかりと押さえて展開することだ。NHKは、たとえ一般向けの放映であってもそ...「本来の鍼」は身体の「表」に刺すもの。
2019/02/21 16:00