映画『女王陛下のお気に入り』
公式サイトに、宮廷絵巻、英国版『大奥』とあります。300年前の実在の人物。江戸城の大奥は絢爛豪華、平和な時代。この映画の背景はフランスとの戦争で、政治にまつわる思惑。全体に暗く感じます。私の興味は、実際に撮影されたハットフィールドハウス。そこに組まれた映画のセット。いくつもの映画で使用されています。窓のない回廊は昼間もキャンドルを持たないと暗い。魑魅魍魎としたものがありそう。窓側の光を取り入れるため、カーテンスタイルも全開です。窓上部のスワッグは温まった空気が上部で冷えないように防寒の意味があったのかも、と想像しています。ジャコビアン様式のインテリアは威厳を必要とした時代を感じます。額やタペストリーで壁を覆い、肖像画もたくさん。ダンスのシーンの床は石のブラック&ホワイトの市松貼りです。だまし絵の室内扉も廊下側は...映画『女王陛下のお気に入り』
2019/02/18 17:49