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佐々木司
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住所
名張市
出身
枚方市
ブログ村参加

2016/05/16

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  • 東雲海荷の魔性 11

    私は開いた扉に視線を動かす。 そこには白衣の女性が立っていた。先ほど写真に映っていた、確か、真白鈴という名前だったはずだ。彼女は微笑みを浮かべていた。私と横野香織の淫行を見ても、驚いた様子を全く見せなかった。 「香織、戻ってこないと思ったら、自分だけ仕

  • 東雲海荷の魔性 10

    気が付けば、私は全裸になっていた。 否、横野香織に服を脱がされていくのを抵抗することなく受け入れたのだった。 性欲は誰にでもある。特に男性の性欲は隠すことが難しい。生理的反応としてペニスが勃起してしまうので、全裸になった状態で女性を目の前にすれば、一瞬

  • 東雲海荷の魔性 9

    診療室は簡素な内装の部屋で、L字の机と椅子が置かれており、その対面にスツールがある。カーテンが半分引かれているが、簡易ベッドが置かれていた。壁紙が薄ピンク色にしてあり、何もない部屋がお洒落に見えてしまう。 スツールに腰掛けて、横野香織を待つことにした。

  • 東雲海荷の魔性 8

    医療センターの入り口の扉は電子ロックされていた。扉の脇にあるカードリーダに、私は自分のIDカードを差し込んだ。パスワードは求められず、扉がゆっくりと開く。 玄関先には靴箱が並んでいた。土足厳禁のようである。覚えやすい場所の靴箱を選び、自分の革靴を入れた。

  • 東雲海荷の魔性 7

    朝のシャワーで中途半端に興奮したまま、私は身支度を済ませて、玄関を出ようとした。ちょうど同じタイミングで海荷も部屋から出てきた。 彼女の顔を見るのが、どうにも恥ずかしく、そわそわしてしまった。 「職員棟と教室棟は同じ方向なので一緒に行きましょう。同伴登

  • 東雲海荷の魔性 6

    この場所は。 大学生の時に一人暮らししていたアパート。 初めてできた彼女を部屋に招いて。 紳士的な振る舞いを押し通すつもりが、欲望に負けた。 彼女は受け入れてくれた。 優しくて甘いキス。 服を脱がそうとするが、手間取ってしまう。 ぎこちない雰囲気のまま

  • 独り言

    こんにちは、こんばんは、三流官能小説家佐々木司です。 いつも、このブログに目を通してくれている皆様、ありがとうございます。非常に励みになります。まだまだ、小説家と名乗れるほどの結果が出せていないので、三流と枕詞をいつも付けていますが、堂々と名乗れるよう

  • 東雲海荷の魔性 5

    午後九時を回ったところで、私は不破幸獅郎の家を後にした。独特で異常なエリス女学園の実態を少しだけ理解できたように思う。社会とは隔絶されたこの学園の存在はほとんどの人に知られていない。一部の有力者のみを除いては。私自身、幸獅郎から話を聞いた情報だけで、他

  • 東雲海荷の魔性 4

    不破幸獅郎の説明によると、エリス女学園には「女神の規律」なるものがあり、それを原則とした学園ルールが作られているということだった。 「女神の規律」は曖昧な概念的なものであり、それ自体には特に強制力は伴っていない。 汝は、主人に対して絶対的な服従を誓う。

  • 東雲海荷の魔性 3

    東雲海荷と一緒の家で生活するという事実に戸惑いを感じながら、取り敢えず、自分の部屋に戻った。昨日、この学園に初めて訪れて、この家で生活するように言われた。特に詳細な説明はされていなく、二週間前に授業計画書だけはきっちりと仕上げて欲しいという連絡があった

  • 東雲海荷の魔性 2

    始業式が終わると、教師たちは職員室で明日以降の予定の確認が行われて、解散となった。エリスじゃ学園の教師は職員専用の寮で生活している。もちろん、外出は自由なのだが、辺鄙な場所な為、長期休暇を除いては教師も生徒と同様に学園内で生活する。 職員寮から少し離れ

  • 東雲海荷の魔性 1

    私、高城尚輝は私立エリス女学園の英語の教師として働いていた。国立の教育大学を卒業して、公立の高校で五年ほど勤めて、転勤の話が持ち上がり、それを機に友人の誘いを受けてエリス女学園で勤めることになった。 友人とは、不破幸獅郎という名前の男で、大学の同期生で

  • 官能小説家の備忘録 5

    淫らで卑猥な物語など飽きるほど氾濫しているが、快楽の深淵に触れる為には特別な何かが必要なのだろうと考える。佐々木司はSNSでフォロワーの数を増やしながら、彼の世界に従属する人間を募っているが、紛い者の性ビジネスの奴隷しか集まって来ないようだ。とは言え、始ま

  • 官能小説家の備忘録 4

    怪しげな勧誘メッセージが沢山届く。佐々木司が利用するSNSは卑猥な目的を求める人が集まるところなので、仕方がないのだが、ただ金銭を要求するだけの利用者も少なくない。それが非常に残念である。彼が望む快楽の世界の理解者はなかなか現れないし、単純に性欲を満たす為

  • 官能小説家の備忘録 3

    三流官能小説家の佐々木司は日課としてSNSを更新しているのだが、実のところ、フォロワーは怪しい人ばかりである。もちろん、自分の投稿が卑猥で如何わしいのだから、他人を非難する資格はないのだけれど。それにしても、せっかく魅力的な写真をアップしていても、何処かに

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