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佐々木司
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名張市
出身
枚方市
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2016/05/16

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  • 東雲海荷の魔性 28

    結城桜子が硝子戸に向かい進んで行った。私は全裸のまま彼女に従う。職員棟三階フロアのほぼ全てが桜子の学園長室である。秘密の部屋として「調教部屋」があり、その奥にはサンルームがあった。 天井や壁の一部が硝子張りの空間で、青空もはっきりと見える。サンルームの

  • 東雲海荷の魔性 27

    正常位でペニスを挿入し、私はそのまま東雲海荷と唇を重ねた。腰をゆっくりと動かしながら、互いの表情を確認し合い、男性側が自由に愛撫できるのが正常位である。主導権が男性側にあるので、セックスにおいてはこの体位が広く一般的に用いられると、私は思っている。女性

  • 東雲海荷の魔性 26

    東雲海荷と激しいキスを繰り返す。 結城桜子や長瀬アリスの視線が徐々に気にならなくなってきた。 自分の性的興奮が理性を侵蝕し、情欲が本能を刺激して、視野が狭くなっている。目の前にある海荷の裸体と交わることに意識が集中していく。 今朝は理性が働き、我慢した

  • 東雲海荷の魔性 25

    結城桜子が穏やかな声で言った。 「海荷、衣服など必要ない。そうですね?」 「はい」 東雲海荷は自分のブラとショーツを脱いだ。充分に発育した乳房と尻が顕になる。無駄毛の処理もちゃんとされているので、艶かしい肌がより際立ち、情欲を唆る。 私は彼女の前に立っ

  • 東雲海荷の魔性 24

    東雲海荷と私は調教部屋にあるキングサイズのベッドの前に連れて行かれた。結城桜子はベッドから少し離れた所にある椅子に優雅に腰掛ける。長瀬アリスは私達をベッドに導くとすぐに桜子の傍に移動した。 「では、早速、始めてもらいましょうか」 私が口を開こうとすると

  • 東雲海荷の魔性 23

    結城桜子はカップを手に取り、優雅に紅茶を飲んだ。 私はこの状況に落ち着かず、部屋の中をさりげなく観察した。応接セットのすぐ奥に大きな机があり、そこが桜子が仕事をする場所なのだろう。両隣に書棚があり、本やファイルが並べられている。 「美味しいですよ。お飲

  • 東雲海荷の魔性 22

    学園長である結城桜子の部屋は職員棟三階部分ほぼ全てのスペースであり、かなり広い。彼女の部屋がこれほど広い必要があるのか、という疑問を感じたが、それは口にしない。 部屋の一角にある応接セットが設えてあり、私と東雲海荷は並んで腰掛ける。向かいの席に桜子が座

  • 東雲海荷の魔性 21

    精液が床に飛び散った。 私は脱力した状態で、ここが職員室のミーティングルームであることを分かっていたが、すぐに身体を動かすことができなかった。 並木祐奈は部屋の隅にあったティッシュ箱を手に取り、床を掃除している。 「気持ち良かったですか?」 それは質問

  • 東雲海荷の魔性 20

    並木祐奈の手技。 指先が滑らかに動く。 硬くなったペニスを撫でるように扱いていく。 陰茎を執拗に指先を絡め、時折、亀頭に触れる。 強い刺激と弱い刺激。 交互に繰り返される。 されるがままに彼女の手技に溺れる。 宙を仰いでも、そこには何もない。 それでも

  • 東雲海荷の魔性 19

    「ところで、高城先生」 並木祐奈はさらに耳元で囁くように言った。 「少し疲れているみたいですけど、健康診断で満たされたのかしら?」 彼女の手が私の股間に伸びた。 「えっ、いや」 私は口籠もりながらも否定はできなかった。 彼女はおそらく、否、確実にこの学

  • 東雲海荷の魔性 18

    並木祐奈と並んで椅子に座り、事務的な話を一通り終えた。二人とも英語教師であるが、他の教科の授業も手伝う事があると彼女は言った。それがエリス女学園の教育方針だという。 「最初の授業は明日の一時間目ですね」 「はい」 「私が授業自体は進行するので、高城先生

  • 東雲海荷の魔性 17

    職員棟の一階はオープンスペースでパーティションでそれぞれの教師の部屋が確保されていた。完全に個室というわけではないが、基本的に外から部屋の中が見えないようになっている。 私は自分の席に座って、午前中の会議の内容を確認した。会議の内容は要点だけが文書にさ

  • 東雲海荷の魔性 16

    様々な体位で結合を繰り返して、最終的にはバックの体勢で二度目の射精をした。さすがに短時間での二回の射精で体力を奪われて、私は真白鈴を抱き締めながら、ベッドに横になっていた。 心地良い疲労感で眠ってしまいそうだったが、廊下から声が聞こえて来て、慌てて飛び

  • 東雲海荷の魔性 15

    真白鈴の身体を充分に堪能すると、彼女と私は身体の位置を逆転させた。つまり、私がベッドに仰向けに横になり、彼女がその上に覆い被さっている。 すでに勃起したペニスが彼女の陰部に触れ合うが、焦らすように挿入はしない。彼女は舌を這わせて、私の身体を舐めていく。

  • 東雲海荷の魔性 14

    真白鈴の身体を隅々まで舌を這わして舐めていく。唾液で身体を濡らし汚す。食事を終えた皿を舌で舐め回し、惜しむように。 柔らかい唇。 頬や耳。 首筋。 肩から腕へ。 乳房、そして乳首。 腰回り。 無駄な贅肉などはない。 鈴の身体を味わいながら、同時に学園の

  • 東雲海荷の魔性 13

    真白鈴は放出された精液を口の中で受け止めた。 私は一瞬、快楽の底に堕ちて、徐々に現実へと這い上がっていた。結果的に、朝から焦らされてしまったせいか、普段の射精よりも快感の度合いが高かった気がする。おそらく、それは気分的なものだろう。  鈴はペニスを舐め

  • 東雲海荷の魔性 12

    真白鈴の手が私のペニスに触れた。 手慣れて様子で扱き始める。 「さっきは良いところで我慢させてしまいましたね」 「あぁ、今朝から、そういうのばっかりだな」 「今朝から?」 「いや、何でもないよ」 私は東雲海荷のスクール水着姿を思い出してしまう。 彼女との

  • 東雲海荷の魔性 11

    私は開いた扉に視線を動かす。 そこには白衣の女性が立っていた。先ほど写真に映っていた、確か、真白鈴という名前だったはずだ。彼女は微笑みを浮かべていた。私と横野香織の淫行を見ても、驚いた様子を全く見せなかった。 「香織、戻ってこないと思ったら、自分だけ仕

  • 東雲海荷の魔性 10

    気が付けば、私は全裸になっていた。 否、横野香織に服を脱がされていくのを抵抗することなく受け入れたのだった。 性欲は誰にでもある。特に男性の性欲は隠すことが難しい。生理的反応としてペニスが勃起してしまうので、全裸になった状態で女性を目の前にすれば、一瞬

  • 東雲海荷の魔性 9

    診療室は簡素な内装の部屋で、L字の机と椅子が置かれており、その対面にスツールがある。カーテンが半分引かれているが、簡易ベッドが置かれていた。壁紙が薄ピンク色にしてあり、何もない部屋がお洒落に見えてしまう。 スツールに腰掛けて、横野香織を待つことにした。

  • 東雲海荷の魔性 8

    医療センターの入り口の扉は電子ロックされていた。扉の脇にあるカードリーダに、私は自分のIDカードを差し込んだ。パスワードは求められず、扉がゆっくりと開く。 玄関先には靴箱が並んでいた。土足厳禁のようである。覚えやすい場所の靴箱を選び、自分の革靴を入れた。

  • 東雲海荷の魔性 7

    朝のシャワーで中途半端に興奮したまま、私は身支度を済ませて、玄関を出ようとした。ちょうど同じタイミングで海荷も部屋から出てきた。 彼女の顔を見るのが、どうにも恥ずかしく、そわそわしてしまった。 「職員棟と教室棟は同じ方向なので一緒に行きましょう。同伴登

  • 東雲海荷の魔性 6

    この場所は。 大学生の時に一人暮らししていたアパート。 初めてできた彼女を部屋に招いて。 紳士的な振る舞いを押し通すつもりが、欲望に負けた。 彼女は受け入れてくれた。 優しくて甘いキス。 服を脱がそうとするが、手間取ってしまう。 ぎこちない雰囲気のまま

  • 独り言

    こんにちは、こんばんは、三流官能小説家佐々木司です。 いつも、このブログに目を通してくれている皆様、ありがとうございます。非常に励みになります。まだまだ、小説家と名乗れるほどの結果が出せていないので、三流と枕詞をいつも付けていますが、堂々と名乗れるよう

  • 東雲海荷の魔性 5

    午後九時を回ったところで、私は不破幸獅郎の家を後にした。独特で異常なエリス女学園の実態を少しだけ理解できたように思う。社会とは隔絶されたこの学園の存在はほとんどの人に知られていない。一部の有力者のみを除いては。私自身、幸獅郎から話を聞いた情報だけで、他

  • 東雲海荷の魔性 4

    不破幸獅郎の説明によると、エリス女学園には「女神の規律」なるものがあり、それを原則とした学園ルールが作られているということだった。 「女神の規律」は曖昧な概念的なものであり、それ自体には特に強制力は伴っていない。 汝は、主人に対して絶対的な服従を誓う。

  • 東雲海荷の魔性 3

    東雲海荷と一緒の家で生活するという事実に戸惑いを感じながら、取り敢えず、自分の部屋に戻った。昨日、この学園に初めて訪れて、この家で生活するように言われた。特に詳細な説明はされていなく、二週間前に授業計画書だけはきっちりと仕上げて欲しいという連絡があった

  • 東雲海荷の魔性 2

    始業式が終わると、教師たちは職員室で明日以降の予定の確認が行われて、解散となった。エリスじゃ学園の教師は職員専用の寮で生活している。もちろん、外出は自由なのだが、辺鄙な場所な為、長期休暇を除いては教師も生徒と同様に学園内で生活する。 職員寮から少し離れ

  • 東雲海荷の魔性 1

    私、高城尚輝は私立エリス女学園の英語の教師として働いていた。国立の教育大学を卒業して、公立の高校で五年ほど勤めて、転勤の話が持ち上がり、それを機に友人の誘いを受けてエリス女学園で勤めることになった。 友人とは、不破幸獅郎という名前の男で、大学の同期生で

  • 官能小説家の備忘録 5

    淫らで卑猥な物語など飽きるほど氾濫しているが、快楽の深淵に触れる為には特別な何かが必要なのだろうと考える。佐々木司はSNSでフォロワーの数を増やしながら、彼の世界に従属する人間を募っているが、紛い者の性ビジネスの奴隷しか集まって来ないようだ。とは言え、始ま

  • 官能小説家の備忘録 4

    怪しげな勧誘メッセージが沢山届く。佐々木司が利用するSNSは卑猥な目的を求める人が集まるところなので、仕方がないのだが、ただ金銭を要求するだけの利用者も少なくない。それが非常に残念である。彼が望む快楽の世界の理解者はなかなか現れないし、単純に性欲を満たす為

  • 官能小説家の備忘録 3

    三流官能小説家の佐々木司は日課としてSNSを更新しているのだが、実のところ、フォロワーは怪しい人ばかりである。もちろん、自分の投稿が卑猥で如何わしいのだから、他人を非難する資格はないのだけれど。それにしても、せっかく魅力的な写真をアップしていても、何処かに

  • 官能小説家の備忘録 2

    インターネットで検索を掛ければ、綺麗で可愛い女性の写真を際限無く見ることができる。自分が子どもの頃には、まだネット環境が整っていなかったので、魅力的な女性を身近で見かけると、一瞬で心を奪われてしまったように思う。そして、それを尊く思った記憶がある。 佐

  • 官能小説家の備忘録 1

    三流官能小説家と自称している佐々木司にとって、最高の快楽とは妄想を現実化した世界を創り出すことである。小説家にとって、それが執筆であり、物語を紡ぐということなのだ。そして、その物語に読者が共感することではなく、読者の心を従属させるほどの魅力があれば、嬉

  • お知らせ

    こんにちは、こんばんは。三流官能小説家佐々木司です。私事でこのブログから離れてしまっていたのですが、本日から、ぼちぼち活動を再開していきたいと思いますので、宜しくお願いします。「小説家になろう」に連載中の「三流官能小説家」という作品は下記のリンクから、一

  • 魔に導かれし者 官能遊戯編 3

    亜美はゆっくり佐々木のペニスを咥えた。言葉による命令が無くとも、彼女には佐々木の欲していることが分かるようになった。否、そのように躾けられたと言うべきだろう。 舌先で亀頭から陰茎を舐め、睾丸を口に含み吸い付く。しっかりと唾液を含ませ、丹念に愛撫を繰り返

  • 魔に導かれし者 官能遊戯編 2

    佐々木は指先に力を込めて、二本の指を亜美の膣の奥まで押し込んだ。亜美が悲鳴を上げる。否、官能の喘ぎなのかもしれない。彼女の体は痙攣し、膣から愛液が溢れ出してくる。 指先を引き抜くと、愛液が指先に纏わりついていた。亜美の艶やかな肉体を眺めながら、佐々木は

  • 魔に導かれし者 官能遊戯編 1

    「私は魔王になろうと思う。一緒に来ないか?」 ベッドの軋む音が響く。佐々木司は腰を振りながら、天井を見上げた。否、天井を見ているわけではない。快感に思わず、体が反応しているだけだ。 ゆっくりと挿入を繰り返す。ただそれだけの行為で男性は性的な満足を得るこ

  • 2021年の新年の挨拶と決意

    2021年、新年あけましておめでとうございます。ご無沙汰しております。三流官能小説家佐々木司です。小説の執筆練習の場としてこのブログを立ち上げて、稚拙な作品をアップしていましたが、諸事情により、創作活動を休止しておりました。楽しみにしてくださっていた読者の

  • 長峰由香の場合 54

    由香は頭がぼんやりしている。それに体が少し熱く、全身に力が入らない。でも、意識はある。目の前で起こっていることははっきりと認識できる。 神楽は志穂とキスをしていた。恋人同士のような甘いキス。彼は志穂を抱き寄せ、キスを繰り返していく。甘いキスから激しいキ

  • 長峰由香の場合 53

    バー「新世界」は定時よりも早く閉店した。 神楽は手早く店の片付けをしている。佐々木と由香はソファ席に移り、寛いでいた。時折、佐々木と視線が合うが、彼はまだ由香の体に触れようともしなかった。神楽がいるからだろうか。そもそも由香は、佐々木と神楽の関係を詳し

  • 長峰由香の場合 52

    二つの青いカクテルがカウンターの上に並んだ。 「飲み易いな、これは。女性向けだな」 佐々木は由香と同じカクテルに口を付け、神楽に言った。 「もちろん、若くて綺麗な女性をターゲットにしていますから」 神楽は横目で由香を見てから、そう答える。 佐々木とこん

  • 長峰由香の場合 51

    青色のカクテル。 長峰由香はゆっくりと口を付け、それを楽しんだ。「新世界」という名前のバーには何度も訪れているが、彼女はこの店の雰囲気が好きだった。 「どうですか、今日のカクテルは?」 バーテンダーの神楽湊が声を掛ける。まだ大学生らしいが落ち着いた印象

  • 前田亜美の場合 50

    亜美はベッドに倒れ込むように突っ伏した。尻には白濁の精液が付着している。成熟した肉体は男性の欲望を十分に満たすほどに艶かしい。 「平岩先生、次は君の番だよ」 彼女は首を横に振った。拘束されて、体の自由が利かない。 「あぁ、声が出せないのか」 佐々木は葉

  • 前田亜美の場合 49

    「ほら、もっと声を上げていいんだぞ」 佐々木はペニスを突きながら、軽く亜美の尻を叩く。 「はい、あぁ、いい、気持ちいい」 亜美の声は徐々に大きくなる。 甘美な喘ぎを遮るように椅子が軋む音がした。 佐々木は腰を振り続けながら、葉月に視線を移す。 彼女は目

  • 前田亜美の場合 48

    佐々木はゆっくりと腰を動かしながら、亜美の膣に挿入を繰り返した。滑るようにペニスが中に入っては、外に戻る。 亜美は完全に興奮していた。頭の中が真っ白になっていく。雑念は消え、ただ快感が亜美を包み込み、彼女の頭を侵食する。 「さぁ、どうして欲しい?」 佐

  • 前田亜美の場合 47

    亜美の瞳はいやらしく潤んでいる。性的な快感に支配されいる証拠だ。 「そろそろ挿入しようか」 佐々木はベッドから立ち上がり、薬で眠っている平岩葉月の前で全裸になった。亜美はそれに続いて、下着は付けていないが制服を着たまま、彼の傍に寄る。 サイドテーブルに

  • 前田亜美の場合 46

    亜美の頭を押さえ、佐々木はペニスを口の中に捻じ込んだ。 「うぐっ、うっ、あぁ」 亜美の口から唾液が滴り落ちる。青臭いペニスの匂いが鼻に付く。勃起したペニスの猛々しさを感じると、亜美の秘部がじんわりと濡れていくのを感じた。 愛のあるセックス。愛のないセッ

  • 前田亜美の場合 45

    佐々木は力尽くで亜美の顔を枕に押し付けた。 息が苦しい。 息ができない。 亜美は踠いたが、佐々木は力を緩めない。駄目だ、ついに彼は完全に狂気に堕ちてしまった。亜美はそう思いながら、自分がこのまま殺されてしまうと感じた。 頭が一瞬真っ白になりかけたが、押

  • 前田亜美の場合 44

    ベッドの上で亜美に覆いかぶさるようして佐々木は彼女の唇を奪った。優しいキスから濃厚なキスへ。徐々に舌を絡めていく。 「ほら、もっと舌を出して」 佐々木は要求した。亜美はそれに従う。舌同士が絡み合い、唾液が滴る。佐々木はそれを気にせず、音を立てながら、亜

  • 前田亜美の場合 43

    佐々木は亜美の弾力のある尻を弄るように強く揉んだ。 「あっ」 亜美は思わず声を上げる。 もう何度も味わっている亜美の肉体だが、まだまだ堪能し切るには時間が掛かりそうだ。両手で激しく尻を揉み扱き、ショーツに手を掛けた。 「ショーツは脱がしてやるから、自分

  • 前田亜美の場合 42

    秘密の部屋。 佐々木の言葉を頭の中で繰り返した。 亜美は促されるままに室内に入り、佐々木の後ろに誰かいることに気付いた。彼の背後に、椅子に括り付けられている下着姿の女性がいた。 「あぁ、知ってるだろ?」 亜美は頷いた。 現代文や古典を担当している教師の

  • 前田亜美の場合 41

    土曜日。前田亜美は聖女学園の職員棟へと入って行った。いつも照明が暗く、不気味な雰囲気を醸し出している。授業はないが、彼女は毎週この時間にこの場所に訪れている。 職員室の扉をノックする。反応はないが、ゆっくりと扉を開いた。誰もいないようだ。亜美は辺りを見

  • 西野真奈美の場合 20

    「いやぁ、やめて」 真奈美は小さな悲鳴を上げた。頭が少しふらふらしていて、体も上手く動かせない。佐々木は指先で膣を弄り、真奈美の秘部を刺激する。 不自然なくらい体が高揚している。真奈美は自分自身の感度に違和感を覚えた。こんなにすぐ気持ち良くなるなんて、

  • 西野真奈美の場合 19

    佐々木は手を伸ばし、真奈美のブラを外した。彼女の乳房が露わになり、乳首が少し硬くなっているのが分かる。 「あぁ、いや」 真奈美はやっと声を発した。上手く言葉にできないが、頭も体も正常に動き始めている。 佐々木は真奈美をソファの上で押し倒した。 乳房を弄

  • 西野真奈美の場合 18

    一体、どういうこと。 真奈美は徐々に何が起こっているか認識し始めた。でも、体はまだ思うように動かない。佐々木はショーツの上から秘部を舐めていた。 声を上げようとするが、思うように声が出せない。 佐々木は顔を上げ、真奈美を見た。 その表情は先ほどまでの紳

  • 西野真奈美の場合 17

    体が火照っている。 体が興奮している。 真奈美はぼんやりとした意識の中で体の芯から自らの性欲が掻き立てられているのを感じていた。自分の体に何かが纏わり付いている。 少しずつ視覚や聴覚が戻ってくる。 誰だろう。 真奈美の前に誰かがいる。 何かを啜る音が耳

  • 西野真奈美の場合 16

    綺麗な青色のカクテル。 こんな綺麗な色、見たことない。 真奈美は不思議な気分だった。普段はきっとそんなふうに思わない。色彩感は鈍いほうで、ファッションも地味である。 少し酔っているのかもしれない。それほどお酒を飲んだわけではないが、少し疲れているのだろ

  • 西野真奈美の場合 15

    佐々木への警戒心は解れないが、真奈美はその場の談笑には参加していた。それは偏に神楽の話術の妙に因るところであろう。 「もう一杯いかがですか?」 神楽が真奈美に言った。 「うん、何か作ってくれる?」 「分かりました。何か好みのお酒とか、味とかありますか?

  • 西野真奈美の場合 14

    店に入って来た男の顔を見て、真奈美は少し動揺した。その顔に見覚えがあった。この店に初めて来るきっかけを作った男と言っても良い人物だ。 痴漢魔の変態。 真奈美にはその印象しかない。 その彼は真奈美の席の二つ隣に座った。身なりもちゃんとしてて、一見素敵な雰

  • 西野真奈美の場合 13

    午後の仕事の卒なくこなし、真奈美は定時退勤で会社を出た。 自宅の最寄駅まで電車に乗り、駅前の繁華街に足を向ける。「新世界」は雑居ビルの三階にある。ビル自体が怪しげで薄暗く汚い印象を与えるが、扉を開くと、お洒落なバーがそこにあった。 「いらっしゃいませ」

  • 西野真奈美の場合 12

    真奈美は携帯電話を横目に日替わり定食を食べる。どうでも良いニュースばかりがネットでは溢れていて、興味を引く記事は見当たらない。 ふと隣に誰かが座った。 若い男性。真奈美と年齢は近いかもしれない。この定食屋の中では違和感を覚える印象だ。 真奈美がちらちら

  • 西野真奈美の場合 11

    単調な仕事。 西野真奈美はPCと向き合い、データ処理や資料作成をこなしていく。仕事自体は難しくなく、それ故に面白みもない。 彼女が働いている商社セシリアは、中堅商社と社内の者は言うが、実際には小さい会社である。従業員数も二十名ほどだろう。否、彼女が日々顔

  • 宮田詩織の場合 50

    白濁の液が口に含んだまま、美咲はペニスを咥えた。 「あぁ、よく分かっているな。美咲、綺麗にしろ」  佐々木は快感の余韻に浸りながら、美咲に奉仕を続けさせる。 詩織は指先の動きを早め、絶頂の寸前まで快感を高めていた。 「はぁ、あっ」 喘ぎが激しくなり、息

  • 宮田詩織の場合 49

    美咲の膣の中に佐々木のペニスが滑るように挿入された。 「あぁ、あっ、はぁ、はっ」 彼女は喘ぎ、官能的に呻く。 詩織はそれを窺いながら、自分の秘部に手を伸ばし、触り始めている。 「我慢できないんだな、詩織」 佐々木は腰を振りながら、詩織を辱めた。 「オナ

  • 宮田詩織の場合 48

    職員室の窓に夕暮れの空の赤が映る。佐々木は夕暮れの鮮やかさを好んでいた。全てを赤く染めてしまうその力強さを羨望していた。そして、その後に必ず訪れる深い闇を畏怖しているのである。 佐々木はそれぞれの指を引き抜いた。 美咲と詩織の膣から愛液が滴り落ちる。粘

  • 宮田詩織の場合 47

    美咲と詩織は歓喜の喘ぎを放った。 佐々木のそれぞれの手がいやらしく動く。 「こんなに濡らして、変態だな、お前たち」 時折、高圧的な口調になる。罵倒や侮蔑は支配欲を満たすが、佐々木はあまり好まない。どちらかと言えば、優しく辱めるほうが興奮する。ただ、調教

  • 宮田詩織の場合 46

    佐々木はいやらしい手付きで美咲の尻を撫でていく。柔らかい尻を撫で回し、秘部の中へ指を伸ばす。すでに膣が湿っていて愛液が溢れてきた。 「詩織もこっちに来い。横に並んで」 指先が美咲の膣の中へ侵入した。美咲は小さく声を上げた。 詩織は美咲の横に並んで、尻を

  • 宮田詩織の場合 45

    詩織は命ぜられるるままに、下着を外し、全裸になった。胸を自分の腕で隠しながら、次の命令を待っている。 佐々木は美咲のほうへ首を動かす。 「美咲、お前も服を脱ぎなさい」 彼女は何も言わないが、すぐに服を脱ぎ始めた。美咲の素肌が露わになっていく。詩織よりも

  • 宮田詩織の場合 44

    詩織は絡み付くようなキスを続けながら、美咲の姿が視界に入っていた。彼女は佐々木の勃起したペニスを咥えている。 「美咲、フェラはもういいぞ」 彼女は上目遣いで彼を見ながら、後ろに下がった。 「詩織、キスはもう飽きたな」 佐々木は詩織の体を舐めるように見た

  • 宮田詩織の場合 43

    美咲のいやらしい舌の動き。佐々木のペニスを丹念に舐め扱く。硬く勃起したペニスは艶やかに官能的な様相である。 詩織は佐々木に抱き寄せられ、キスをされた。 唇と唇が触れ合う。 いつも最初は優しいキスから始まる。 佐々木は詩織の唇を奪いながら、美咲にフェラチ

  • 宮田詩織の場合 42

    ノックをすると佐々木の返事が聞こえてきた。 詩織はゆっくりと扉を開けた。 目の前の状況を理解するのに時間を要した。 全裸の佐々木が女子生徒の頭を掴み、ペニスを口の中に押し込んでいる。詩織は努めて冷静に女子生徒の顔を窺う。 彼女は浅井美咲だ。佐々木に弄ば

  • 宮田詩織の場合 41

    いつからだろう。 こんな不純で卑猥な関係を佐々木司という教師と持ってしまったのは。 遠い昔のように思うが、まだ半年も経っていない。 でも、宮田詩織はそれに溺れてしまった。佐々木がよく使う言葉を借りれば、それは快楽の世界。ただ佐々木の性欲を発散する為の都

  • 神村聡美の場合 20

    激しい息遣いと喘ぎ声が混ざり轟く。 何処かで誰かが聞いているかもしれない。 しかしながら、肉体は結合したまま、狂った機械のように動く。 佐々木は腰を激しく振り、それに合わせて聡美も腰を振る。 五感は研ぎ澄まされ、その全てが快楽を求めている。 二人のいる

  • 神村聡美の場合 19

    聡美の体を隅々まで舐め回しながら、ショーツを脱がした。佐々木は指先を彼女の秘部に当てて、濡れ具合を確認した。 「もう準備はできているのかな?」 佐々木は聡美の体を反転させ、尻を突き出させる。聡美は両手を金網に付けた。 「さぁ、たっぷりと味わいなさい」

  • 神村聡美の場合 18

    佐々木は聡美を屋上の金網に押し付けた。手を伸ばし、ブラ越しに乳房を掴む。若い肉体の乳房は柔らかく、適度に弾力がある。 「こうやって揉んでいると、大きくなるんだろ」 聡美の乳房は、佐々木の愛撫の為か、あるいは成長の為か、以前よりも大きくなっていた。性的交

  • 神村聡美の場合 17

    「あぁ、イキそうだ」 佐々木は快感に溺れている。 「どうする、聡美。口の中に出すか?それとも、挿れて欲しいか?」 聡美は上目遣いで佐々木を見たが、ただペニスにむしゃぶりついている。 「昼休みはもう終わりか」 腕時計を見た。 次の授業は、遅れて行っても、

  • 神村聡美の場合 16

    聡美はフェラチオを続ける。 固くなったペニスを丹念に舐め、吸い上げる。唾液が口から零れ落ち、それでも彼女は咥え続けた。壊れた機械のような無機質な表情。 屋上の柵越しに少しだけ中庭が見える。生徒たちが話しをしているのか、笑い声が時折聞こえる。屋上で佐々木

  • 神村聡美の場合 15

    佐々木のペニスはすでに勃起していた。 固くそそり立つペニスを聡美はじっと見つめている。 「さぁ、舐めろ」 聡美はゆっくりと舌を出し、亀頭を舐め始めた。 「聡美は、結局、淫らな自分に抗えない」 陰茎の裏筋へと舌を這わし、丹念に舐めていく。 「あぁ、いいぞ

  • 神村聡美の場合 14

    爽やかな日差しが屋上を照らす。でも、聡美の周りだけにはその日差しは届いていないような気がする。聡美と佐々木のいる場所だけが目に見えない膜のようなもので包まれているようだ。 佐々木はスカートのホックを外した。聡美の下半身が剥き出しになる。白いショーツ、む

  • 神村聡美の場合 13

    重なり合う唇。舌と舌が絡み合い、卑猥な音を奏でる。 「むぐぐっ」 聡美は呻きに似た声を上げ、それでも、佐々木の濃厚なキスを受け入れる。体温が上昇し、顔が紅潮しているのを感じた。彼女は、無理やり犯されているのに、感じてしまっているのだ。恋愛感情の先にある

  • 神村聡美の場合 12

    佐々木は聡美の髪に触れた。 「綺麗な髪だね。男の性欲をそそる、いい香り。素晴らしい」 聡美は視線を逸らし、何も言わない。沈黙という名の抵抗。それが効果がないということは分かっているのだが、そうせざるを得ない。 「うん?体は差し出しても、心は差し出さない

  • 神村聡美の場合 11

    快晴。 校舎の屋上から見える景色は清々しい。 昼休みには生徒のほとんどが教室かカフェテリアで昼食を摂る。神村聡美は屋上で一人で食事をすることが多い。友人達と食事をするのはもちろん楽しいのだが、一人の時間も好きなのである。 空を見上げる。 心地良い陽気。

  • 官能小説家佐々木司の背徳 50

    美穂は犬のように首輪を付けられ、四つん這いで動き回る。 「雌犬の散歩。もっと尻を高く上げて」 佐々木はいつの間にか片手に鞭を持っていた。 「ほら、どうした。言うことを聞けないとお仕置きだ」 美穂の尻に鞭を振るう。 「あっ、あぁ」 彼女は小さな悲鳴を上げ

  • 官能小説家佐々木司の背徳 49

    精液で汚れたペニスを丁寧に舐め上げる。美穂は自らの唾液を絡め、吸い付くようにペニスを貪った。フェラチオは前戯だけでなく、後戯あるいは掃除としても行われる淫行である。 「次はセックスだな」 「えっ、はい」 美穂はすでに思考や感情が壊れ始めていた。自分の中

  • 官能小説家佐々木司の背徳 48

    白濁の精液が美穂の口の中に広がり、彼女はむせ返った。 「ほら、ちゃんと飲み干しなさい」 佐々木は片手で彼女の口を塞ぐ。獣臭、あるいは青臭い匂いが彼女の鼻腔をくすぐる。吐き出すこともできず、涙目になりながら、でも飲み込むことができずにいる。 「強情だな」

  • 官能小説家佐々木司の背徳 47

    美穂は一心不乱に佐々木のペニスを咥えた。フェラチオは男性への性的奉仕である一方、女性の性欲を高める効果もある。そそり勃つペニスを自由に愛撫する喜び。どんなに性欲が高まっても、実際には理性や様々な感情が働き、性行為で本能を剥き出しにすることは難しい。 で

  • 官能小説家佐々木司の背徳 46

    拘束を解かれ、自由になった美穂は床に座り込んだ。性的興奮で熱を帯びた体は無意識に快感を求めてしまう。頭の中から恐怖は搔き消え、色欲に取って代わられた。 佐々木の股間の膨らみにそっと手を伸ばし、触り始めた。昼間、図書館でも同じような行為をした。美穂はそれ

  • 官能小説家佐々木司の背徳 45

    美穂の尻を掴み、秘部に顔を埋めるように佐々木は愛撫した。体を捩ることすらできず、美穂はただ快感に溺れていく。 図書館での淫行よりも、さらに興奮してしまう。自分の変態性に動揺しながらも、こんな淫らな行為は日常では味わえない。頭の片隅でそう思った。 「あぁ

  • 官能小説家佐々木司の背徳 44

    「もう十分、濡れてるね」 佐々木は故意に大きな声で言った。 「やっぱり、なんだかんだで、こういうので感じるんだな」 美穂は何も答えない。 地下室は音が響く。剥き出しのコンクリートの壁と床。キングサイズのベッドと棚。そして、調教器具が幾つか、所々に設置さ

  • 官能小説家佐々木司の背徳 43

    美穂は混乱していた。佐々木のキスを受け入れるしかないこの状況で、しかしながら、そのキスで興奮している自分がいる。歪んだ性欲を持っている自覚はあったが、改めてそれを実感した。体の奥が熱くたぎっているのが分かる。 佐々木はゆっくりと乳房を口に含む。先ほどま

  • 官能小説家佐々木司の背徳 42

    鋏の先で全身に撫でるように触れられ、美穂は緊張と興奮を覚えた。乳房を揉まれ、乳首が硬くなっているのを感じる。こんな状況でも体は快感を認識するのだ。 「あぁ、まだ、ここが残っていたな」 ショーツに鋏を当てた。 「えっ、あっ」 美穂は思わず悲鳴を上げた。

  • 官能小説家佐々木司の背徳 41

    美穂の胸が露わになり、もはや衣服はショーツだけになった。鋏の切っ先が乳首に触れる。 「怖いのかい?」 鋏の冷たい感触に少し体を震わした。 「何を、これから、どうするの?」 美穂はやっとの思いで言葉を口にする。 「うん?変態M女子奴隷になるんだろ?」 「そ

  • 官能小説家佐々木司の背徳 40

    美穂の服が刻まれていく。 「えっ、いやぁ」 佐々木はそれを無視して、鋏を動かし続けた。 「変態M女子奴隷には、もうなりたくないのかな?」 美穂は首を横に振った。 「こんな、こんなの違う」 「奴隷には選択の自由はない」 鋏がロープを切り落とした。美穂はそれ

  • 官能小説家佐々木司の背徳 39

    佐々木は壁際まで歩き、棚の引き出しから布切り鋏を取り出した。 「まずは、力関係をはっきりさせないとね」 美穂は言葉を失っている。微かに恐怖が芽生えていた恐怖が増幅していく。性的嗜好が異常ではなく、彼はただの変質者なのではないか、美穂はその疑いを抱き始め

  • 官能小説家佐々木司の背徳 38

    「今から、何をするつもりなの?」 美穂は体を動かそうと踠きながら少し大きな声を出した。 「あれ?私のM女子奴隷になるんだよね。図書館では積極的にフェラチオをしてくれたのに、こういうのは好きじゃないのかい?」 佐々木は鷹揚に答える。 「えっ、でも、こんな監

  • 官能小説家佐々木司の背徳 37

    佐々木はビデオカメラを三脚の上に設置した。美穂を正面から捉えている。彼女はまだ眠っていて、動かない。美穂の体を視姦しながら、ピントを調整した。 「美穂、そろそろお楽しみの時間だ」 頬を軽く叩き、美穂を起こそうとした。 「うっ、うん、あぁ、あれ」 美穂は

  • 官能小説家佐々木司の背徳 36

    コーヒーを片手に、地下室へと降りていく。廊下は冷んやりとして、肌寒い。否、下着しか身に付けていないせいだろう。 扉の前で佐々木は立ち止まる。見た目は錆びれているが、淀みなく扉は開く。この地下室自体は後付けなので、上階の建物よりも新しく、ただデザインは故

  • 官能小説家佐々木司の背徳 35

    官能小説は人間の本質を追求する物語である。人間が抗えない欲求は、睡眠欲、食欲、そして性欲だ。生物学的に男性と女性に分類され、遺伝子を残す為の繁殖活動としての性交は人間の活動として必要不可欠なものである。それを円滑に行う為に性欲が存在する。自発的に性欲が

  • 官能小説家佐々木司の背徳 34

    沙希はマットレスの上で佐々木の顔に跨るようにして重なった。ソープで滑りやすく、体勢が不安定だが、佐々木の勃起したペニスを掴み、扱き始める。 「あぁ、凄い、まだ精子が残ってるんだ。いっぱい出したのに」 沙希は独り言のように呟いた。 佐々木は沙希の膣口に舌

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