随筆「8月の思い」

随筆「8月の思い」

高安ミツ子異常気象が続いた八月が終わりました。日本の季節が変わってしまうのではないかと危惧するくらいの猛暑は続き、体調も疲労感が増すばかりでした。それにつけても、猛暑と同様に社会の動きが暑苦しく感じます。ウクライナの戦争は続き、テレビの情報は稚拙で品位がなく、CMは人の欲望を煽っているように思えてなりません。欲望の追及は人に幸福感をもたらせるものなのかと問うてみたくなるのは私の年齢からくる所以でしょうか。変わりゆく時代の中で私の八月を記してみたいと思います。我が家の八月は猛暑と愛犬「こむぎ」の介護と草花の水かけの日々そして私がインフルエンザにかかったことでした。愛犬「こむぎ」は一九歳と八か月が過ぎ、何とか頑張っています。今は歩くこともままならずおむつを付けた状態です。横になったまま足をバタバタさせたとき、...随筆「8月の思い」