『キングコング(1933年)』 ~ 彼について私が知っている二、三の事柄
いよいよ実写版『美女と野獣』が公開されますが、『美女と野獣』以上に美女と野獣をことさら言及する映画、それが1933年版『キングコング』です。しかしこの映画は映画内で一体何回美女と野獣を言及しているのでしょうか?暇な人は数えてみてください(なんと9回も言及していますよ←暇なヤツ)。 だいたいこの映画はオープニングからして「そして預言者は言った”そして見よ。野獣は美女の顔を見上げたが、その首を絞めようと伸びた手はとどまり、その日を境に野獣は抜け殻のようになった”」と古代アラビアの諺などという、いかにももっともらしい話をわざわざでっちあげて(この諺はメリアン・C・クーパーの創作です!)言及するのです…
2017/04/22 10:02