吐いた唾飲まんとけよ
さみしいのとさみしくないのはどちらがいいのだろうか。田舎暮らしの多い僕は1人の時間が多い。朝おはようを言う相手もいなければ、朝ご飯が美味しいねと伝える相手もなかなかいない。その代わりと言ってはなんだけれど、1人であればあるほど静かに朝を迎えたり、夜ふと外に出ると流れ星が見れたりもする。さみしいことは一概に良くないことだと括られがちだけれど、さみしさが貯まれば貯まるほど、人と話す時は饒舌になる。たいていの場合それは楽しいのだけれど、時としてそれは他人との温度差が生じてうまくいかないこともある。ぽかんと抜けてしまった空洞がそこにある。油断すると僕はそれを本能的に埋めてしまおうとする。SNSでも、電話でも、映画でも、街に繰り出すでも、空洞を埋めるにはいろんな方法がある。世間に出るとなぜか空洞を埋めるもので溢れて...吐いた唾飲まんとけよ
2022/11/17 12:59