論語漫歩1007 『星の王子さま』 「野ばら」163 「カルタ占い」
前回我々は、美人姉妹の姉の方がゲーテに急接近するのを見た。今回は、その続きである。 妹の方は、それにひきかえ、私に対して親切にしないわけでもなかった…
論語漫歩1006 『星の王子さま』 「野ばら」162 「美しき姉妹」
前回我々は、ゲーテが一流のフランス人教師についてダンスを習い始めるのを見た。今回は、その続きである。 ところが、ある事情がこの教師の稽古を非常にらく…
論語漫歩1005 『星の王子さま』 「野ばら」161 「ルチンデの詛(のろ)い」
ゲーテの自伝『詩と真実』は、全二十章から成っている。うち第十章と第十一章の二章が、「フリーデリーケ」に当てられている。これまで、第十章の引用を終えて、第十一…
論語漫歩1004 『星の王子さま』 「野ばら」160 「秘密」
前回我々は、相反する性質が見事に調和して、フリーデリーケに、非常に優美な趣を与えているのを見た。 今回も、その続きである。 あの熱情的な少女が私の唇…
論語漫歩1003 『星の王子さま』 「野ばら」159 「非常に優美な趣」
前回我々は、久しぶりに、ゲーテの天才を目覚めさせた、ゲーテの若き師ヘルダーに触れた。 今回から、再び、ゲーテの天才を目覚めさせた第二の存在フリーデリーケに戻…
論語漫歩1002 『星の王子さま』 「野ばら」158 「ヘルダーの導き」
前回の最終部を再掲してみよう。 朝早く、フリーデリーケは私を散歩に誘った。私は愛する少女と並んで、 「田園の、輝かしい日曜の早朝」を味わい楽しん…
論語漫歩1001 『星の王子さま』 「野ばら」157 「予感的中」
前回我々は、ゲーテの突然の訪問をフリーデリーケが直観で予知していたこと、そして、姉のオリヴィーが彼を「じっと」見て突然大声で笑い出すところまでを見た。 今回…
論語漫歩1000 『星の王子さま』 「野ばら」156 「予感」
前回我々は、ゼーゼンハイム村に向かって、夜道に、馬を飛ばす、「焔」のゲーテを見た。この時の血潮の滾(たぎ)り、胸の焔を歌ったのが、 「野ばら」 …
論語漫歩999 『星の王子さま』 「野ばら」155 「夜道を駆ける」
前回我々は、ゲーテが、専門の法律学のほかに、医学部の授業を熱心に受講し、医学部のエールマン教授に傾倒するのを見た。 敬愛する、その教授が、ある日、勧告する。…
論語漫歩998 『星の王子さま』 「野ばら」154 「医学部教授に傾倒」
前回我々は、オリヴィーが牧師を担いで「彼を心から笑わせる」のを見た。その後、彼女は弟のモーゼスを担ぎ、デザートの頃には、本物のゲオルゲまでがやって来て、…
論語漫歩997 『星の王子さま』 「野ばら」153 「牧師 心から笑う」
前回我々は、ゲーテの見事な「変装」に一杯食わされて、文字通り、草の上で死ぬほど笑い転げ、はしゃぎ切るほど上機嫌のオリヴィー(『ウェイクフィールドの牧師』の長…
論語漫歩996 『星の王子さま』 「野ばら」152 「姉 片棒を担ぐ」
前回我々は、フリーデリーケの姉が、ゲオルゲの正体を知って、顔を真っ赤にし、草の上をゴロゴロ転がりながら、とんでもない大声で笑い続け、笑いがどうしても止まらな…
論語漫歩995 『星の王子さま』 「野ばら」151 「感動の大笑い」
前回我々は、ゲーテとフリーデリーケが丘の上の小さな森の中のベンチで話しているところへ、突然、彼女の姉とゲーテの親友ヴァイラントの二人が現れ、妹とゲオルゲ(実…
論語漫歩994 『星の王子さま』 「野ばら」150 「化石化する二人」
前回我々は、丘の上の、小さな森の中の、「フリーデリーケの休息所」と名付けられた、不思議な空間にあるベンチで、ゲーテが甘美な夢に我を忘れていた時、当のフリーデ…
論語漫歩993 『星の王子さま』 「野ばら」149 「バラ色に染まる頬」
前回我々は、フリーデリーケの母親が、ゲーテの変装に気付き、十二時まで、草原に隠れているように指示するところまで見た。 今回は、その続きである。 草原…
論語漫歩992 『星の王子さま』 「野ばら」148 「牧師館で」
前回我々は、ゲーテが牧師館の戸口の前のベンチに腰を下ろし、自分の正体の暴露を今か今かと、胸を躍らせて待っているのを見た。 今回はその続きである。 と…
論語漫歩991 『星の王子さま』 「野ばら」147 「かわいい声」
前回我々は、ゲーテが宿屋の息子ゲオルゲになりすまして牧師館に取って返すところまで見た。 今回は、その続きである。 私は、最初が上首尾だったので何も彼…
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