キテレツ諸子百家〜論語と孔子と、ときどき墨子〜

論語漫歩647 『星の王子さま』 「三昧境に没入する秀哉名人」

 前回我々は、「超人 秀哉名人 ! 」を見た。今回も、その続きである。『名人』川端康成1970年旺文社文庫P73  麻雀もやはり生きのいい早打ちに勝負のは…

2019/12/31 08:54

論語漫歩646 『星の王子さま』 「超人 秀哉名人 ! 」

前回我々は、囲碁の秀哉名人が、いかに「渾沌氏の民」であったかの一例を見た。今回も、その続きである。『名人』川端康成1970年旺文社文庫P75  箱根で（…

2019/12/30 08:50

論語漫歩645 『星の王子さま』 「渾沌氏の民 秀哉名人 ! 」

前回我々は、「渾沌」とは、「エデンの園」の住人のことであり、「時間」を忘れ、「我」を忘れて、「遊ぶ」人、「三昧境」の人であることをつきとめた。 今回は、その…

2019/12/29 08:50

論語漫歩644 『星の王子さま』 「渾沌」（こんとん）とは「エデンの園」のこと

「渾沌」とは 何か ？ 「渾沌」とは、「万物が一体」となって、「未分化の状態」のことである。この すべてが 一体となって 未分化の状態の世界に 「時間」…

2019/12/25 21:03

論語漫歩643 『星の王子さま』 「時間」の登場

 前回我々は、ついに、「渾沌」（こんとん）の出典に出会すことができた。今回は、いよいよ、その解釈である。「渾沌説話」には、「三人の帝」が登場する。  儵（…

2019/12/24 21:03

論語漫歩642 『星の王子さま』 「渾沌 死す」

  前回我々は、『荘子』内篇七篇の最後を飾る「渾沌説話」が、『荘子』の全哲学を包含するのを見た。 今回は、いよいよ、その全文を引用することにしよう。「実に」 …

2019/12/23 21:03

論語漫歩641 『星の王子さま』 「混沌説話」（こんとんせつわ）

前回我々は、「内篇七篇」が、『荘子』の最も本質的な部分であり、「内篇七篇」だけで、『荘子』の思想の何たるかを充分に理解できる、という、荘子哲学の第一人者福永…

2019/12/20 21:02

論語漫歩640 『星の王子さま』 『荘子』内篇七篇

前回我々は、「ヘビ」の誘惑に負け、「善悪を知る果実を食べてはいけない」という、神の掟を破り、「原罪」を犯した、アダムとイヴが、「死すべきもの」となったところ…

2019/12/19 21:01

論語漫歩639 『星の王子さま』 「原罪」

  前回我々は、「時間の正体」が分かれば、「大人」と「子供」の根本的相違が何であるかを知ることが出来る、と予告した。では、  「時間とは、何か ? 」 こ…

2019/12/18 21:01

論語漫歩638 『星の王子さま』 「時間の正体 ! 」

  前回我々は、『星の王子さま』第22章に提起されている問題点の中から、「時間の問題」をピックアップした。  「時間」こそが 「大人」と「子供」とを分…

2019/12/17 21:00

論語漫歩637 『星の王子さま』 「みんな、たいへんいそいでるね」

  前回我々は、『星の王子さま』第22章のほぼ全文を引用し、  退屈している「大人」たちと 好奇心に燃えている「子供」たち の対比を見た。 今回から、…

2019/12/16 09:00

論語漫歩636 『星の王子さま』 「あくびしている大人たち」

  前回我々は、生まれたばかりの「赤ちゃん」が、初めて「犬」を見た時の「驚きと歓び」が、どのようなものであるかを見た。 今回は、この「赤ちゃん」や「子供たち」…

2019/12/13 07:59

論語漫歩635 『星の王子さま』 『ソフィーの世界』

   前回我々は、トムがある黒人から教わった小鳥がさえずるような、口笛の吹き方をマスターして、「新しい惑星」を発見した、天文学者よりも、「大きな歓び」を味わっ…

2019/12/12 20:55

論語漫歩634 『星の王子さま』 「大きな歓び ! 」

 前回我々は、トムが、金曜日の昼から、学校をさぼって、「思う存分、遊びくらした」ところまで、見た。 今回は、その続きである。『トム・ソーヤーの冒険』1953年…

2019/12/11 20:54

論語漫歩633 『星の王子さま』 「思う存分 遊びくらす」

 前回我々は、「子供」が、「遊びの天才」であるのを見た。今回は、『トム・ソーヤ―の冒険』（1953年新潮文庫P12）の続きである。  （ジャムの盗み食いの…

2019/12/10 20:54

論語漫歩632 『星の王子さま』 「表札」

  前回我々は、ついに、  「トムの姿」 子供そのものの「トムの姿」 生命エネルギーの溢れる「トムの姿」 をかいまみた。 今回は、一服して、2…

2019/12/09 07:54

論語漫歩631 『星の王子さま』 「あっ、伯母さん、うしろ ！ 」

 我々は、『星の王子さま』の世界、すなわち、「大人」と「子供」の対比を追って、ついに、「子供そのもの」を描き切った名作『トム・ソーヤーの冒険』にたどりついた。…

2019/12/06 20:53

論語漫歩630 『星の王子さま』 「トムそのもの」

前回我々は、名作『トム・ソーヤ―の冒険』の出だしと「星の王子さま」の登場の仕方が、酷似しているのを見た。  「トム ! 」 答えなし。 「トム …

2019/12/05 07:53

論語漫歩629 『星の王子さま』 「トム ! 」 答えなし

  前回我々は、名作『トム・ソーヤーの冒険』にたどりついた。今回から、その楽しい分析が始まる。アメリカ文学を代表する、この名作は、次の言葉で始まる。  「…

2019/12/04 07:52

論語漫歩628 『星の王子さま』 『トム・ソーヤーの冒険』

 前回我々は、「子供」は  「ものそのもの ことそのこと」 を大切にするのを見た。これを見て、我々の心に、あの、アメリカ文学の金字塔  『トム・…

2019/12/03 20:52

論語漫歩627 『星の王子さま』 「吾輩は猫である。名前はまだ無い」

我々は今、「大人」と「子供」の対比を追究中である。前回我々は、「王子さまのふるさとの星は、B－612番の星だ、といえば、大人の人は、すっかり納得して、それきり…

2019/12/02 06:51