「アリスとテレスのまぼろしの工場」はすごく変な映画だった。
ネタバレとか気にせずに書きます。エンタメを期待して見に行ったら哲学のアニメだった。まぼろしの世界を舞台にしているのに生きている人間を描こうとした生々しい映画だった。最後までこの映画がどう進んでどう終わるのかがあまり分からなかった。ただ10年後になんとなくこの映画を思い出すかもしれないと思って(たとえばコンビニでおにぎりを手にとってるときとか)、そのときインターネットがまだあったらこのブログのことを思い出したら良いなと思ってこの文章を書いている。映画の舞台はある事故がきっかけとなって閉じ込められた田舎町で、その町の登場人物はずっと歳をとらない。同じ冬の季節を繰り返している。物語の中盤で彼らは「ま…
2023/09/19 01:33