日本語の狼狽と,韓国語の낭패は,意味が違う。韓国語の낭패は、計画が失敗したり、物事がうまくいかない状態を比喩的に表現するものである。낭패를보다や낭패를당하다という表現が一般的で、計画が失敗したり物事がうまくいかなかったりした場合に使われる。この言葉の語源は狼(낭)と狽(패)という架空の動物だ。狼狽は、一緒に行動することで速く走れるが、片方が転ぶともう片方も転ぶという弱点を持つ。狼は凶暴で知恵が足りない一方で、狽は穏やかで賢い。そのため、狼は常に狽の助けを借りて行動し、例えば狩りの際には狽の指示に従う。協力がうまくいかないと、歩くことも狩りをすることもできず、最終的には飢え死にしてしまうという特徴から、お互いの協力が崩れ困難に陥ることを表すようになった。若者たちの間では대략낭패〈大略狼狽〉という表現が流行し...日本語の狼狽(ろうばい)と韓国語の낭패