水の力と美しさに神々を見たご先祖様たち(後編)
水の恵みを神々に感謝し、水の力、美しさに賛嘆するご先祖様の感性が、豊かな国土を創り上げてきた。(21万のため池、16万の古墳)陛下のお言葉に出てくる「ため池」も古来から、ご先祖様たちが水の恵みを安定的にいただけるよう苦心して作ってきたものである。高井宮司の本では、古代の天皇方が各地でため池や灌漑水路を造られてきた様を引用している。崇神天皇(第10代、3世紀?)「農は天下のものである。民の生きていく命綱である。今、河内の狭山の田には水が少ない。よって、この地域では十分に農ができないでいる。池溝を多く掘って民のなりわい(生業)を広めよ。」「よさみの池、かりさか池、さすりの池を造る」以下、垂仁天皇(第11代)景行天皇(第12代)、応神天皇(第15代)と同様の記述が続き、仁徳天皇(第16代)の4件の記述のうち、最...水の力と美しさに神々を見たご先祖様たち(後編)
2025/04/30 05:00