中学生の素直な感性が古代人物を蘇らせた ~ 歴人(歴史人物学習館)便り②(後編)
歴史教科書では単なる暗記用人名に過ぎない古代人物たちを、中学生たちは、悩み苦しみつつも自分たちに功績を残してくれた人々として思い描いた。(「スーパーマンのような空海も、他人の指導が不得意だった」)古代人物の一人として取り上げられた空海は、東書に次のように記述されています。__________9世紀の初め,遣唐使に従って唐にわたった最澄と空海は,仏教の新しい教えを日本に伝えました。天台宗を始めた最澄は、比叡山(滋賀県・京都府)に延暦寺を建て、真言宗を始めた空海は、高野山(和歌山県)に金剛峯寺を建てました。こうした新しい仏教は、山奥の寺で学問や厳しい修行を行うことを重んじ、貴族の間で広く信仰されるようになっていきました。 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄教科書では、こう「客観的」に説明される空海も、中学生徒たちと向き合うと...中学生の素直な感性が古代人物を蘇らせた~歴人(歴史人物学習館)便り②(後編)
2024/01/31 07:00