翻訳するのが楽しいのは親譲り?
昭和の少年について、時計やラジオを分解したのはいいが、もとに戻せなくて怒られたみたいなエピソードを聞いたことはありませんか? 亡き父は昭和3年生まれ。ふたちの弟たちはこの「もとに戻せなくて怒られ」るタイプだったのに、父は「ちゃんともとに戻せる」少年だったそうです。 父が言うには、弟たちはただバラバラに分解することだけを面白がっていたのに対して、自分は機械の中でどんな形・素材のパーツがどのように組み合わさってどんな機能を生みだしているのかに興味があって、ひとつひとつを確認しながらパーツを外す、その読み解く過程を楽しんでいたのだ、と。 そうやって読み解いたものは記憶にも残りやすく、組み立てるときに…
2020/10/25 16:14