そして、ある日の放課後だった。 いつものように咲月の練習を見に行こうと、和が教室を出てグラウンドへ向かう渡り廊下を歩いていた時だった。 行く手を阻むように、…
松井玲奈さんと松井珠理奈さんが大好きな じゅりれなクラスタです。主に妄想小説書いています。
投稿タイトル 「世界が泣いてるなら」 「強がり時計」 「片想いFinally」 などなど
第10位 「劇団新感線」に出演決定あこがれの「劇団新感線」についに出演が決まりました演目は『ミナト町純情オセロ~月がとっても慕情篇~』しかも2011年に石原さ…
部屋について朝ご飯を食べた後理佐が尋ねてくる。 「友梨奈には恋人いるの?」 「え??いるわけないでしょ! いたら、理佐を指名したりしないよ。」 「そうだよね。…
翌日、朝7時頃 心地いい感覚が全身を伝わってくる 薄らと目を開けると 理佐が頭を撫でてくれていた。 「おはよう。友梨奈。」 「おはよう…」 私は上半身を起こし…
訪ねてきた理佐に私は声をかける。 「とにかく寒いから中に入って!」 私は台所にテーブルのイスに理佐を座らせ、熱いお茶を差し出し彼女の前に座った。 理佐はまるで…
(平手友梨奈サイド)理佐がこの部屋を出て3時間が経過した。 私は取りあえず受験勉強をしていた。 だが頭の中は理佐で一杯だった。 2月の受験後に告白しようと思っ…
(渡邉理佐side)仕事を終えた私はマンションの入り口に到着して暗証番号を入力していた。 あの、桃の花の香りがする。 私はすぐに後ろを振り返った すると白のワ…
友梨奈から受け取ったクリスマスプレゼントは少し重さがある。 「あけていいかなぁ?」 「どうぞ。」 私は丁寧に紙袋を開けた。 するとそこには、4つのバスボール(…
(渡邉理佐side)プレイが終わり、私はシャワーを浴びていた。 友梨奈はすでにシャワーを浴び終えベッドの上でいつものフルーツゼリーを持って待っていてくれている…
『歌妖曲 ~ 中川大志之丞変化 ~』千穐楽を迎えました。 東京、福岡、大阪と三都市での全48公演が終了しました。 本当にスリリングで愉快な舞台でした。 チーム…
「シャワー行こうか~~」 「うん!」 理佐に手を引かれ風呂場へ 中に入ると理佐はシャワーの蛇口を捻りお湯をだしながら調節する。 「湯加減はこれぐらいでいいかな…
12月23日(金) 今日は今年最後の理佐を指名する日だ。 私はいつもより入念に部屋の掃除をしたんだ 暦でのクリスマスイブは明日だが私にとっては今日がイブみたい…
<友梨奈side>「もうじきクリスマスイブだね。」 「そうだね。私達にとっては寂しい日だね。」 私と友香は予備校帰りファストフード店にいた。 「ところで例の美…
日曜日の昼、クリーニングにだす服を揃えていた。 服のポケットになにか入っていないか確認していた時、桃李の黒のジャケットの内ポケットにピアスがはいっているではな…
午後11時30分頃桃李は帰宅した。 「理・・・理佐、帰ってたんだ」 桃李は少し狼狽えていた。副業で工場の清掃業をしていると桃李には言ってある。 「今日は早く上…
私は友梨奈の部屋を出て、送迎の車に乗り込む。 「今の売り上げです。」 「ご苦労様。実はあとの二人の お客さんがキャンセルになったんだよ」 「え??二人ともです…
(渡邉理佐side)私が立ち上がろうとしたが友梨奈が制して口を開く。 「まって、今日はずーとこのままでいて欲しいの」 「え・・・?」 「今日は服は脱がずにこの…
招き入れられた私は彼女の手を引きベッドまで行き、そして並んで座る。 「寒くなったね手がこんに冷たくなってるよ。」 私は手袋を外して友梨奈のほっぺたを触る。 …
12月9日(金) 夜の20時 私は常連客である友梨奈の部屋に向かっていた。 予備校通いの彼女が最近では月2回も私を指名してくれる。 相当無理をしていることはわ…
(渡邉理佐サイド)午前1時すぎ、風俗の仕事を終え私はマンションの自分の部屋に到着した。 「ただいま。」 私はマンションの4階に2LDKの部屋を借りている。 「…
私と理佐はプレイを終えていつものように フルーツゼリーを並んで食べていた。 今日は、60分での予約だが、プレイ時間を早めたのであと20分も時間が残っていた。 …
2023年 大河ドラマ「どうする家康」に松井玲奈さん出演決定
ビッグニュースが飛び込んできました。 来年の大河ドラマに玲奈さんの出演が決定しました 劇団新感線といい、次々に夢がかなっていく玲奈さんです。 来年が楽しみです…
11月の第3週の金曜日 夜19:30 私は理佐さんを指名した。 月に2回も呼ぶのは初めてだ。 呼びベルが鳴るとドアを開け理佐さんがやって来た。 「ご指名ありが…
週が明けて月曜日の昼休み 私は予備校の食堂で友人の菅井友香と一緒にいた。 「で?どうだったの?例の美容師に食事に誘えたの?」 友香には理佐さんは美容師だと嘘を…
私がしばらく考えこんでると理佐さんは私の顔をのぞきこんで来る 「どうしたんですか??」 「あ・・・いやぁ・・・ 理佐さんはそんなに綺麗だから 他のお客さんにデ…
以下の2つの感想ツーィトに松井玲奈さんご本人から”イイネ”を頂きました ざんぎ@kinkin030303 大阪公演観劇してきました。 今までにない救いよう…
シャワーを浴びて服を着ると丁度アウトコールがなったのだ。 折角、長く話そうと何時もより15分長く時間を取ったのに理佐さんの魅力に完全に負けてしまった。 残り時…
さあ、いよいよ本日 音楽劇「歌妖曲~中川大志之丞変化~」 大阪公演に行ってまいります。 1年ぶりの生で玲奈さんを見れる 楽しみです
私たちは風呂場に入りシャワーで体を洗うと何時ものように私が先に出てベッドで理佐さんを待つ。 そして、彼女が私の右横に入ってくる。 私は腕枕をして彼女を抱きしめ…
理佐さんにハグされた私は力強くそのか細い体を抱きしめる。 「友梨奈さんの体、柔らかくて気持ちいいです。」 その言葉を聞いた私は体を戻し軽くキスする。 だめだ、…
そして11月最初の金曜日の夜8時 私は理佐さんを指名していた。 夜の8時ジャストにベルがなる。 ドアをあけると天使のような微笑みで語りかけてくる 「いつもご指…
土日が開けて私は何時ものように予備校に通っていた 予備校での昼休み私は食堂で一人ため息をつきながら定食を食べていた。 「どうしたの??元気ないね。」 声をかけ…
松井玲奈@renampme オムニバス映画「Short Trial Project 2023」の劇場公開が決定しました。 12月26日〜28日に東京・代官山…
約40分のプレイが終わりシャワーを浴び終え、私達はベッドの上で座りながら理佐さんのために買っておいたフルーツゼリーを食べていた。 「友梨奈さんといると何時も時…
私はベッドに座りながら会話を始める 「理佐さんって、昼間は働いているって 言ってたよね。」 「はい!」 「どんな仕事なの??」 「それは秘密です」 理佐さんは…
私の部屋は6畳のリビングと4畳半の洋室しかない狭い部屋だ。 玄関から部屋まですぐだが 理佐さんは素早く私の手に腕を回し腕を組んで体を密着してくれる。 この甘い…
予備校に通って1か月が経過したとき その孤独感から私はデリバリーの風俗嬢を呼んでしまった。 ホームページーの右手で鼻と口を隠して 目だけが見えている写真を見て…
愛のかたまり この世に生まれて19年 思い返してもあまりいい思い出はない。 恋愛はそれなりにしてきたけど どれも上手くいかず、今もフリー。 大学受験も失敗し…
そして、翌日! 午前11時、玲奈ちゃんは私の住む最寄りの駅に降り立った。 私は駅前で彼女が出てくるのを待った。 やがて、彼女が姿を現す。 久しぶりだなあ・・・…
玲奈ちゃんと風間さんは正式に付き合いだし、週末、私と過していたのが風間さんと過すように変化する。 私が振られた翌週、二人で私に家を訪ねて来てくれたが 私は居留…
玲奈ちゃんが本当の気持ちを聞いた私は必死に笑顔を作りながら発言する 「じゃあ、邪魔者は消えますから、後は二人で話し合ってね!」 その言葉を聞いた玲奈ちゃんが立…
自分の意志を決めた風間さんは静かに目を開けて喋り出す。 「友梨奈の言うとおりだ・・・俺は今でも玲奈が好きだよ。もう、いい兄貴分になんてなれないよ。友梨奈には悪…
驚愕している二人に私は話を続ける 「ごめん、たまたま二人を見かけて盗み聞きしてたの。」 「そうか・・・だったら、訊いていたら分るだろ?玲奈はお前を選んだんだよ…
そんなある日、私は玲奈ちゃんを連れてある場所へ向かっていた。 「ねえ、どこに行くの?」 玲奈ちゃんには行き先を告げていなかった。 「来たら分るよ。もうすぐ着く…
理佐が出て行ってから5分後ベルが鳴り、私はドアを開けてその客を招き入れた。 「俊輔さん!」 玲奈ちゃんが思わず叫んでいた。 入ってきた風間さんも玲奈ちゃんがい…
それから、1カ月経過して11月下旬を迎えていた。 週末、私は玲奈ちゃんの買い物に出かけて 二人で家に帰る途中だった・・・ なんと前方から風間さんが歩いてきた。…
約束の時間に玲奈ちゃんの家に到着すると私は玲奈ちゃんの家族と夕食を食べ、その後、玲奈ちゃんの部屋で音楽を聴きながら世間話をしていた。 玲奈ちゃんは動揺すること…
風間さんは真顔で話を続ける。 「すまん、2年前、玲奈に告白された時、俺はいいお兄さんでいなければならないと思っていたので本当の気持ちに気付かなかったんだよ。あ…
そして、10月の半ばの出来事だった 玲奈ちゃんが何時ものように土日を利用して帰ってきた 私が大学の講義があるので 夕方、玲奈ちゃんの家で会う約束であった。 そ…
翌日、玲奈ちゃんは東京へともどったが、 ほぼ毎週、埼玉に帰省するようになり 私とは順調に逢ってくれていた。 そんなある日、私は友人の理佐の下宿にいた。 「も…
花火を見終えたわたしたちは 風間さんの屋台を目指していた やがて、風間さんの屋台が見えてきた。 「俊ちゃん、来たよ。」 「お、待ってたよ。みたらし食べるか?」…
やがて、花火大会が始まり、玲奈ちゃんと海辺で見物していたが私は玲奈ちゃんの顔ばかり見ていたんだ。 花火が終わると私は飲み物を買って 玲奈ちゃんに手渡す。 「あ…
玲奈ちゃんと風間さんも2年振りの再会である。 「俊輔さん、お久しぶりです。」 一瞬玲奈ちゃんの顔が曇ったように思えたんだ。 「どうだ、仕事の方は?」 「はい、…
花火大会当日、 私は浴衣を着て玲奈ちゃんの家に彼女を向かいに行く。 すると玄関ですでに準備をしていた玲奈ちゃんが黄色の浴衣姿で私を待っていてくれた。 私を見る…
そして、次の週の土曜日も玲奈ちゃんは埼玉に帰ってきてくれて翌週の花火大会も来てくれることになっていたんだ。 花火大会の前日、 私は近所のコンビニでコーヒーを買…
やがて玲奈ちゃんが私の告白に返事をくれる 「ごめんね。気持ちに気付いてあげられなくて。でも、言えないよね。私が俊輔さんに片思いしているのをしていたもんね。辛い…
気まずくなった理佐が口を開く 「友梨奈・・・ごめん。」 そう言って理佐は急いで自転車に乗って去っていた。 「あ・・・ちょっと理佐!」 どうするんだよ。 これ…
玲奈ちゃんがコンビニで買い物中私は外で待つことにしたんだ。 その1分後、私を呼ぶ声が・・・ 「友梨奈!何してんのこんなとこで?」 一人の女性が自転車で私の前…
ごめんね。サマー ~Pure love~時の経つのは本当に早い。 玲奈ちゃんが就職してもう2年が経過した。 彼女と過ごした夏が昨日のようだよ。 あれから玲奈ち…
話題の舞台が東京で千穐楽を迎えました。 松井玲奈さんの悪女ぶりに多くの賛辞が贈られています。 ann@loveloveannann 初の明治座で「歌妖曲…
翌日、 二人で朝食を食べ、友梨奈は仕事に出かけようと玄関で靴を履く。 すると理佐が近づいてくる 「はい、これ今日のお弁当だよ」 「ありがとう。」 友梨奈はカバ…
ガラスを割れ―戦士の休息―友梨奈が理佐と暮らしだして1週間が経過した。 理佐はパートの仕事を見つけ友梨奈の朝ご飯を作ると仕事に出かけ、17時には帰宅して夕飯を…
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そして、ある日の放課後だった。 いつものように咲月の練習を見に行こうと、和が教室を出てグラウンドへ向かう渡り廊下を歩いていた時だった。 行く手を阻むように、…
あっという間に授業が終わり、 放課後。 「和、私、部活行ってくるね!新入生も来たし、気合入れてかないと!」 鞄を肩にかけ、咲月が元気よく言う。 彼女は陸上部の…
休み時間になると、早速、咲月の前の席に座った女子生徒、中西アルノがくるりと身体を後ろに向けた。 「ねえねえ、菅原さんと井上さんって、姉妹なの?顔にてないけど双…
高校2年の新学期を迎えた、春の日。 A高等学校。 ここは共学で、各学年に5クラスが編成されている。 新学期のクラス発表の掲示板には、今年も「2年A組 井上和」…
井上和(いのうえ なぎ)、17歳。 高校2年生。 菅原咲月(すがわら さつき)、 16歳。同じく高校2年生。 二人は一つ違いの姉妹。けれど、血の繋がりはない…
あれから数日。東京の空は、何事もなかったかのように青く澄んでいた。 だが、裏通りに吹き溜まる空気は、まだどこか湿り気を帯びている。 喫茶「ブラックレイン」。 …
最初の標的、宮本は派手好きで、女好きだった。 その夜も、彼は西麻布の会員制ラウンジで、取り巻きを侍らせて高級シャンパンを浴びるように飲んでいた。 その中に、ひ…
筒井あやめが、震える指で闇サイトのエンターキーを押した翌日。 松井玲奈のスマートフォンが、無機質な振動音を立てた。 ディスプレイに表示されたのは、非通知の番号…
北村匠が筒井あやめから弟・隼人の相談を受けてから、 一週間も経たないうちに、その恐れていた事態は最悪の形で現実となった。 深夜、けたたましく鳴り響く電話の音…
その頃、東京の別の街角。 賑やかなカフェのテラス席で、北村匠は深刻な表情の筒井あやめと向かい合っていた。 高校時代の同級生である彼女は、明らかに憔悴しきってお…
ガラスを割れ~東京ノクターン~ 東京、その巨大な都市の片隅、 迷路のような路地裏に、その店は存在した。 ドアに刻まれた控えめな「L」のサイン。 そこは、かつて…
最後までご愛読していただきまことにありがとうございます。 この物語「遠距離恋愛の終着駅」は、そのタイトルの通り、愛し合う二人が距離によって翻弄される難しさ、…
それから、1ヶ月が過ぎた。 ある金曜日の夜、私は昴さんと、少しお洒落なバーで食事をしながらお酒を飲んでいた あれ以来、友梨奈は一度も私に接触してこなかった。 …
その日以来、友梨奈は私に気安く話しかけることはなくなった。 やがて週末を迎え、友梨奈の歓迎会が営業所全体で行われた。 営業職、事務職合わせて30名が参加する、…
そんな4月のことだった。 「ねる~~、今度の人事異動の話、聞いた??」 明るい声で私に話しかけてきたのは、同期の事務員である渡邉理佐だった。 彼女はいつも明る…
あれから2年。私は社内の給湯室で、営業部の男性社員と二人きりになった。 湯気が立ち上る中、彼の低い声が耳に届く。 「ねる…今晩、少しでも会えるかな?」 私は少…
友梨奈は、しばらくの間、テーブルの一点を見つめていたが、やがて、意を決したように顔を上げ、真っ直ぐに私の目を見て言った。 「ねる…本当に、ごめん。でも…私は…
どれくらい彷徨っただろうか。 気づけば、私は煌々と明かりの灯る、ネットカフェの個室ブースの中にいた。 もう、終電の時間はとっくに過ぎている。東京へ帰る手段も…
夜の21時過ぎ、私は友梨奈のマンションの前に立っていた。 ドキドキしながら、合鍵を使って、できるだけ静かにドアを開ける。 (友梨奈、ただいまー!って言って驚か…
しかし、次に私が大阪へ行く約束の前日、木曜日の夜のことだった。 友梨奈からLINEが入った。 「ごめん、ねる! 急なんだけど、明後日の土曜日に、どうしても外せ…
次の日、 私は目がさめるとある覚悟を決めていた。 おそらく、この体調不良は白血病が慢性から急性に変化したのであろう。 でも、不思議と恐怖はなかった。 なぜな…
理佐の体調の異変に気付いたのは、12月の終わりのことだった。 私はいつものように、理佐の家にお泊まりに来ていた。 食後のコーヒーを私の元へ運ぼうとした時、理佐…
私は理佐の家に泊りに来ていた 家政婦の佐藤さんが作ってくれた今日の夕食はパスタだった。 いつ食べても佐藤さんの料理はおいしい。 食後、理佐が先にお風呂にはいり…
二人で海を見に行ってからというもの、 理佐からのラインが頻繁にはいるようになった。 友梨奈にはやく会いたいよとか、今日はカレーだからねとか、今度は映画行きたい…
(平手友梨奈side)突然、私の頬に感じた温かさに、私は驚きとともに動揺を覚えた。それは理佐からのキスだった・・・ 「タイム!!いきなりすぎだよ。覚えてない!…
(渡邉理佐side)翌日、私は退院し、迎えに来た佐藤さんとタクシーに乗って帰宅した。 友梨奈は部活の合間を縫って2日に1回は自宅に遊びに来ては夕食を共にしてく…
私は歩きながら、ラインで玲奈さんに理佐が目を覚まして、少しよくなったことを伝えた。 そのメッセージを送った後、私の心は少し安堵した。 私は家で仮眠したのち、D…
私の手は、理佐の手をずっと握りしめている。 その手の温もりが私の心を満たしている。 彼女の手は、柔らかくて小さく、私の手の中で完全に包み込まれている。 理佐は…
どれだけの時間が経ったのか目を覚ますと友梨奈の顔が視界に浮かんでいた。 「友梨奈、ここはどこ?」 「病院だよ、理佐。試合中に突然倒れてしまったんだ。でも大丈夫…
暫くすると、医者(せんせい)が処置室からでてきて、佐藤さんに説明をはじめた。 「薬の副作用による、吐血と貧血ですね。数値は安定していますが、念の為一週間程入…
いよいよ、試合当日。 客席は、まばらにしかお客さんがいなかった為に、理佐の居場所がすぐに確認できた。 彼女の笑顔が私の心を落ち着かせ、自信を与えてくれた。 私…
(渡邉理佐side)私が部屋で本を読んでいるときだった。 窓から差し込む夕日が部屋を暖かく照らしていた。 その時、スマホが振動し、画面には友梨奈からのラインが…
(平手友梨奈side)食後、佐藤さんが入れてくれたコーヒーを飲み終えた後に私は発言する 「もう、こんな時間か?遅くなると両親うるさいから、わたし帰るね」 理佐…
(平手友梨奈side)私が持参したDVDを見せると、理佐の顔は一瞬で明るくなった。 彼女の目はキラキラと輝き、その笑顔はまるで太陽のように輝いていた。 しかし…
(渡邉理佐side)思いがけない友梨奈の一言が、私の心の奥底に眠っていた思い出を呼び覚したのだ。 彼女の瞳は、私の心の中に深く入り込み、私の過去を探り始めた。…
それから3日後、毎日のようにラインのやり取りをしてようやく彼女からの招待のラインが届いた。 私の心は喜びで満ち溢れ、そのことを監督の玲奈さんに伝えると、 「え…
(渡邉理佐side)私は友梨奈の強引さに驚いた。 彼女は突然私の前に現れ、私の日常を一変させた。 それはまるで台風のようなものだった。 しかし、その強風に吹き…
どれぐらい時間が経過したのだろうか。 私の頭は、柔らかな感触とハチミツのような甘い香りに包まれていた。 それは、まるで夢の中にいるかのような感覚だった。 しか…
(平手友梨奈side)私の名前は平手友梨奈、都内の某大学に通う3回生で、まだ21歳の若さだ。 今は夏休みで、私が所属するバスケットボール部の練習に大学の広々…
Pure Love夏の日差しは容赦なく地面を焼き、蝉たちはその暑さを忘れさせてくれるように一斉に鳴き始める。 その声は辺り一面に響き渡り、子供たちが河…