季節は巡り、爽やかな風が吹く5月のある朝だった。 いつものように、和と咲月が二人で並んで登校しているときだった。 前方から、すらりと背の高い男子生徒が、にや…
松井玲奈さんと松井珠理奈さんが大好きな じゅりれなクラスタです。主に妄想小説書いています。
投稿タイトル 「世界が泣いてるなら」 「強がり時計」 「片想いFinally」 などなど
「友梨奈様・・体調はいかがですか?」 玲奈の問いかけに友梨奈はベッドに横になりながら発言する 「玲奈さん・・来てくれたんだ・・・ うん、元気だよ・・・」 …
8月19日(金) 午後15時 執事の玲奈が病院にきたのだが病室に入る前、休憩室に理佐を呼び出し話をしていた。 玲奈達は4人掛けのテーブルに向かい合わせに座って…
8月16日(火) 友梨奈の様態はさらに悪化していった。 体の痛みに加え、咳も非道くなってきたのだ。 そんな時主治医が理佐と友梨奈のもとへやって来る。 「新種の…
そして、花火が終わった頃友香が口を開いた。 「ねぇ、私も今日泊めてくれない?」 「あ、ずるい。じゃあ、私も泊まりたい!」 渡辺梨加も便乗する。 「いいの・・・…
8月8日(月) 食事を食べ終えた友梨奈は外に出る準備をしている。 「さあ、準備できた?いくよ。」 そう言ったのは、理佐の友人の菅井友香だった。 「ほら、こんな…
その1時間後友梨奈は目を醒ます。 「なんとか、乗りきったよ」 理佐を見るなり笑顔で言った。 「うん、流石だよ!」 「理佐が傍にいてくれるから私はどんな痛みに…
8月2日(火) 「痛い・・痛いよ・・背中が痛いよ~~」 友梨奈が悲痛な声を出した。 そう、病魔がどんどん友梨奈の体を蝕んでいたのだ。 理佐は友梨奈の体をさすり…
7月26日(火) 朝、7時になると理佐は自然と目が覚めた。 横を見ると友梨奈の姿が見えない 上半身を起こすと友梨奈の声がする。 「もう、起きると思ってたよ。は…
午前2時頃だろうか・・・ 理佐はふと目を醒ます すると隣で寝ているはずの友梨奈がいないではないか 奥に目をやると畳の部屋で背中を丸めて声を押し殺して泣いている…
7月25日(月) 抗がん剤の副作用により友梨奈の髪の毛がほぼ抜け落ちたのだ。 しかし、理佐は事前にヴィッグを用意していたのだ 「どう?これなら、前とほとんど変…
7月19日(火) お昼過ぎに玲奈が病室を訪れた。 「どうですか?ご気分は?」 「大丈夫。気分はいいよ」 友梨奈は理佐とソファーに座って同じプレーヤーで片耳にヘ…
7月18日(月) 友梨奈に新しい抗がん剤投与が始まった・・・・ 副作用がキツくて友梨奈は一気に食欲不振に陥る。 「友梨奈・・・辛いと思うけど もう少し食べよう…
7月17日(日) 土日が絡むこともあって、結局1日挟んで日曜日のお昼から入院することになっのだ。 理佐は玲奈に連絡し、一番高い特別病室を用意して貰ったのだ。 …
7月15日(金) 友梨奈の体調が明らかに悪くなってきたのだ 顔色が悪く、頻繁に咳き込むことになったのだ。 朝食を食べている時だった。 「友梨奈、怒らずに聞いて…
やがて、帰宅時間になり 玲奈が運転するワゴン車は駅へと向かった。 駅に到着すると友香と梨加が降りる。 「友梨奈、絶対に来年もいこうね」 友香が友梨奈の手を掴ん…
やがて、日が落ち出した。 すると、玲奈が口を開く。 「実はとっておきの場所があるのですが お連れしてもいいですか?」 「え???」 一同は一斉に玲奈の顔を見た…
そして、食事が終わり後片付けをしている時だった・・ 友梨奈が近くのゴミ捨て場にゴミを捨てに行ったのだが急に胸が苦しくなり咳がとまらなくなったのだ・・ 「ゴホッ…
約1時間で目的地へ到着し 川辺で早速用意にとりかかる。 玲奈が手際よく準備を進める。 「玲奈さん器用ですね・・・助かります。」 理佐が食材を用意しながた言った…
松井玲奈@renampme 本日『#少年のアビス』最終回放送です! 柴ちゃん先生を演じられて本当に楽しかった。私も物語の結末を楽しみにみようと思います。 …
7月9日(土) バーベキューに行くメンバーは友梨奈、理佐、玲奈それに理佐の友人の渡辺梨加と菅井友香の計5人。 すでに顔合わせで友梨奈と理佐の友人達とは食事に行…
7月4日(月) 料理を覚えた友梨奈に昼食の用意をまかせて理佐は玲奈と外であっていたのだ。 理佐は路上駐車している玲奈の車の後部座席に乗り込み話をしていたのだ。…
就寝時は1つの布団に寝る二人。 友梨奈が右側で理佐が左側に位置する 理佐が右手を友梨奈の頭に伸ばし腕枕をする。 友梨奈は理佐にしがみつく。 「私凄く幸せだよ。…
6月29日(水) 理佐は当分の間はバイトをやめ友梨奈の父親からもらったお金で生活をすることにしたのだ 1分1秒でも長く友梨奈の傍に居てあげようと思っていた理佐…
理佐の住む部屋は6畳一間の狭い部屋だった・・・ 「狭いでしょ?」 「うん・・狭い!でも、 なんかワクワクする。」 友梨奈は笑顔になって部屋の中へはいった。 「…
6月28日(水)午前9時 理佐は友梨奈の自宅前に来ていた。 すると、笑顔で友梨奈が鞄を持ってでてきた。 そして、ハイヤーは一台用意されており助手席に玲奈が後部…
泣きやみ、落ち着いた友梨奈はソファーに座り小さな声で話し出した。 「私ね・・・乳癌なの・・・もう、リンパにも転移していて、長く生きられないの。」 理佐は覚悟し…
理佐は一大決心して自分の気持ちを打ち明ける 「友梨奈聞いて!私はあなたを…友梨奈を愛してるの愛してるからこそ、知りたいの。お願いその悲しみを共有させて。」 理…
ヤバさ全開の松井玲奈さんに今週も多くの賛辞が贈られております。 choco👑🖤✨King&Princeみんな健康でありますように✨🖤@choco_sto…
6月27日(火) 今日も午後5時に友梨奈の自宅へと出向いた理佐である。 今日も友梨奈が出迎えてくれると思いきや普段通りに玲奈が出迎えた。 「どうぞ・・理佐さん…
夕食を済ませた友梨奈と理佐は展望台ビルへ移動する。 「こんな高いビル初めてだよ!!」 友梨奈がビルを見あげながら言った。 「私も実は初めて。さあ、行こう!」 …
6月25日(土) 当日友梨奈達は現地で待ち合わせをしていたのだ。 先に理佐が到着しており待つこと10分 友梨奈が玲奈の運転する車で現れたのだ。 「じゃあ、友梨…
眼福です
二人は駅前のファミリーレストランで夕食をとった。 食事を食べ終わった後に 理佐と友梨奈はミルクティーを注文して紅茶が運ばれてきた頃、理佐は家族の話を切り出した…
そして、19時になり、勉強の終了の時間がやってきた。 「じゃあ、今日はここまでにしようか」 「あのね・・・」 友梨奈がなにか言いたそうにしていたのだが中々言い…
6月24日 金曜日 教室で大学の講義を終えた理佐に友人の渡辺梨加が話しかける。 「今日、家庭教師の日でしょ? 生徒の子とどうなの?」 「友達になろうって言って…
その間理佐は玄関で待つことになり傍には、執事の松井玲奈がいた。 「あんなに心を開いた友梨奈様を見たのは初めてです。ありがとうございます。理佐さん、あなたのお陰…
この状況の仲、理佐は深呼吸して発言する 「あの・・・友梨奈さんは英語の発音が 素晴らしいですよ!」 急に話を振った理佐を一同が一斉にみた。 「そうですか・・・…
さて、またでかいニュースが飛び込んできました 劇団☆新感線43周年興行・春公演 『ミナト町純情オセロ~月がとっても慕情篇~に松井玲奈さんがヒロイン役として出演…
平手家の夕食に招待された理佐は1階の広間に案内された。 テーブルは10人がけであった。 上座に父親の平手貞夫、その左に母親の平手祥子彼女は都内で3店舗のエステ…
ドラマ「少年のアビス」で柴ちゃん先生を演じる松井玲奈さん。 その原作以上の狂気ぶりに原作ファンも大絶賛です。 ぺるぺる@prpr_ramen 少年のアビス…
友梨奈が落ち着いたことを確認した理佐は口を開く。 「今日の勉強はここまでにして そこのゲームでもしようか!」 理佐は近くにあった、TVゲームに目をやった 「友…
理佐の言葉を聞いた友梨奈は目をつぶりながら右手で理佐の左ほほを平手打ちする。 “ぱーん”と鈍い音が響いた! 友梨奈は息遣いが荒くなっていたのだ。 「もう終わり…
「どうしたの・・友梨奈さん?」 豹変した友梨奈に理佐は驚いて身を引いた。 「勉強なんてするだけ 無駄だよ!」 友梨奈が叫び出した。 友梨奈の尋常でない目をみた…
理佐は寝転がっている友梨奈の横に腰をおろした。 「私はね・・・両親が小さい頃事故で亡くなったの。だから、今、大学は奨学金で行ってるの。だからお金を貯めないとい…
6月21日(火) 5回目の友梨奈宅訪問の日が来た。 理佐は憂鬱な顔で平手家を訪れると玲奈が玄関で出迎える。 「いらっしゃいませ」 「今日は、友梨奈さんのご機嫌…
6月17日(金) 理佐は玄関で玲奈に出迎えられエレベーターまで案内される。 「どうですか?友梨奈さんの機嫌は?」 理佐はエレベーターを待ちながら玲奈の顔をチラ…
6月14日(火) 3回目の家庭教師の日がやってきた。 大学の講義を終えた理佐は友梨奈の家に足を運ぶ。 (今日は部屋に入れてくれるかな・・?) 理佐は不安そうに…
すると後ろから声がした。執事の松井玲奈だ。 「すいません。理佐さん 友梨奈様は喜怒哀楽が激しい方なのです。 とりあえず、時間まで根気よく部屋に はいる努力をし…
理佐は基本火曜日と金曜日に家庭教師として友梨奈の家に行くことになっている。 6月10日(金) 今日は2回目の訪問だ。 理佐は気楽に友梨奈の家を訪れた。 「本日…
座った理佐はすぐに友梨奈に謝罪する。 「大きな声をだしてごめんなさい。 キスもしたことないよ。」 「・・え????」 まさかまともに返してくるとは思わず友梨奈…
席に着いた理佐に友梨奈が質問する。 「理佐は男居るの?」 急に訊いてこられたので理佐は唖然とした。 「そんなの勉強を教えるのに関係ありません!」 理佐はムっと…
6月7日(火) 初めての家庭教師としての仕事で友梨奈のもとへ訪れる日がきた。 理佐は友梨奈の家に着くと 玲奈に案内されエレベータ前まで そして、自分で3階へ上…
理佐は玲奈に案内されて、エレベータにのった。 (自宅にエレベータがあるの?凄い・・) 乗り込むと玲奈は3階のボタンを押す。 理佐はある意味感動してしまった。 …
「そんなに、緊張しないで下さい。」 玲奈は無表情で淡々と言った。 (そんな顔で言われたら余計に緊張するよ) 「は・・・はい・・」 理佐はぎこちない笑顔を作っ…
6月6日(月) 「うわぁ~~~大きな家だな~ まるでお城みたいだよ」 一人の女性がこの家の門前にきて思わず声を出してしまった。 表札を見ると平手と表示されてい…
Yuskey(PhD)@xisiamyuske 少年のアビスに出てる松井玲奈、演技上手すぎ!毎回表情だけで背筋が凍る💦2022年09月30日 22:29 …
話終えた友梨奈が立ち去ろうとしたので私はベンチから立ち上がる。 「まって、友梨奈。」 友梨奈はその呼びかけにこちらを振り向いた。 その瞬間に私は勢いよく友梨奈…
「もう、全てを話すよ・・・」 友梨奈は再びベンチに座り私に座るように促した。 「私の兄がこの半グレ集団“紅”を立ち上げたの兄とは7歳年が離れていたわ主に違法カ…
私は探偵社に依頼してこの紅のアジトを調べてもらいそこに手紙を送ったんだ。 そして、友梨奈から連絡が入り、私達は5年振りに再会することに・・・ 友梨奈と公園で再…
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季節は巡り、爽やかな風が吹く5月のある朝だった。 いつものように、和と咲月が二人で並んで登校しているときだった。 前方から、すらりと背の高い男子生徒が、にや…
そして、ある日の放課後だった。 いつものように咲月の練習を見に行こうと、和が教室を出てグラウンドへ向かう渡り廊下を歩いていた時だった。 行く手を阻むように、…
あっという間に授業が終わり、 放課後。 「和、私、部活行ってくるね!新入生も来たし、気合入れてかないと!」 鞄を肩にかけ、咲月が元気よく言う。 彼女は陸上部の…
休み時間になると、早速、咲月の前の席に座った女子生徒、中西アルノがくるりと身体を後ろに向けた。 「ねえねえ、菅原さんと井上さんって、姉妹なの?顔にてないけど双…
高校2年の新学期を迎えた、春の日。 A高等学校。 ここは共学で、各学年に5クラスが編成されている。 新学期のクラス発表の掲示板には、今年も「2年A組 井上和」…
井上和(いのうえ なぎ)、17歳。 高校2年生。 菅原咲月(すがわら さつき)、 16歳。同じく高校2年生。 二人は一つ違いの姉妹。けれど、血の繋がりはない…
あれから数日。東京の空は、何事もなかったかのように青く澄んでいた。 だが、裏通りに吹き溜まる空気は、まだどこか湿り気を帯びている。 喫茶「ブラックレイン」。 …
最初の標的、宮本は派手好きで、女好きだった。 その夜も、彼は西麻布の会員制ラウンジで、取り巻きを侍らせて高級シャンパンを浴びるように飲んでいた。 その中に、ひ…
筒井あやめが、震える指で闇サイトのエンターキーを押した翌日。 松井玲奈のスマートフォンが、無機質な振動音を立てた。 ディスプレイに表示されたのは、非通知の番号…
北村匠が筒井あやめから弟・隼人の相談を受けてから、 一週間も経たないうちに、その恐れていた事態は最悪の形で現実となった。 深夜、けたたましく鳴り響く電話の音…
その頃、東京の別の街角。 賑やかなカフェのテラス席で、北村匠は深刻な表情の筒井あやめと向かい合っていた。 高校時代の同級生である彼女は、明らかに憔悴しきってお…
ガラスを割れ~東京ノクターン~ 東京、その巨大な都市の片隅、 迷路のような路地裏に、その店は存在した。 ドアに刻まれた控えめな「L」のサイン。 そこは、かつて…
最後までご愛読していただきまことにありがとうございます。 この物語「遠距離恋愛の終着駅」は、そのタイトルの通り、愛し合う二人が距離によって翻弄される難しさ、…
それから、1ヶ月が過ぎた。 ある金曜日の夜、私は昴さんと、少しお洒落なバーで食事をしながらお酒を飲んでいた あれ以来、友梨奈は一度も私に接触してこなかった。 …
その日以来、友梨奈は私に気安く話しかけることはなくなった。 やがて週末を迎え、友梨奈の歓迎会が営業所全体で行われた。 営業職、事務職合わせて30名が参加する、…
そんな4月のことだった。 「ねる~~、今度の人事異動の話、聞いた??」 明るい声で私に話しかけてきたのは、同期の事務員である渡邉理佐だった。 彼女はいつも明る…
あれから2年。私は社内の給湯室で、営業部の男性社員と二人きりになった。 湯気が立ち上る中、彼の低い声が耳に届く。 「ねる…今晩、少しでも会えるかな?」 私は少…
友梨奈は、しばらくの間、テーブルの一点を見つめていたが、やがて、意を決したように顔を上げ、真っ直ぐに私の目を見て言った。 「ねる…本当に、ごめん。でも…私は…
どれくらい彷徨っただろうか。 気づけば、私は煌々と明かりの灯る、ネットカフェの個室ブースの中にいた。 もう、終電の時間はとっくに過ぎている。東京へ帰る手段も…
夜の21時過ぎ、私は友梨奈のマンションの前に立っていた。 ドキドキしながら、合鍵を使って、できるだけ静かにドアを開ける。 (友梨奈、ただいまー!って言って驚か…
(平手友梨奈side)病室を2人ででたときに、私は正気になった。 「ごめん!取り乱したりして!ほんと、ごめん!」 理佐は、ニッコリ笑いながら答える 「いいのい…
次の日、 私は目がさめるとある覚悟を決めていた。 おそらく、この体調不良は白血病が慢性から急性に変化したのであろう。 でも、不思議と恐怖はなかった。 なぜな…
理佐の体調の異変に気付いたのは、12月の終わりのことだった。 私はいつものように、理佐の家にお泊まりに来ていた。 食後のコーヒーを私の元へ運ぼうとした時、理佐…
私は理佐の家に泊りに来ていた 家政婦の佐藤さんが作ってくれた今日の夕食はパスタだった。 いつ食べても佐藤さんの料理はおいしい。 食後、理佐が先にお風呂にはいり…
二人で海を見に行ってからというもの、 理佐からのラインが頻繁にはいるようになった。 友梨奈にはやく会いたいよとか、今日はカレーだからねとか、今度は映画行きたい…
(平手友梨奈side)突然、私の頬に感じた温かさに、私は驚きとともに動揺を覚えた。それは理佐からのキスだった・・・ 「タイム!!いきなりすぎだよ。覚えてない!…
(渡邉理佐side)翌日、私は退院し、迎えに来た佐藤さんとタクシーに乗って帰宅した。 友梨奈は部活の合間を縫って2日に1回は自宅に遊びに来ては夕食を共にしてく…
私は歩きながら、ラインで玲奈さんに理佐が目を覚まして、少しよくなったことを伝えた。 そのメッセージを送った後、私の心は少し安堵した。 私は家で仮眠したのち、D…
私の手は、理佐の手をずっと握りしめている。 その手の温もりが私の心を満たしている。 彼女の手は、柔らかくて小さく、私の手の中で完全に包み込まれている。 理佐は…
どれだけの時間が経ったのか目を覚ますと友梨奈の顔が視界に浮かんでいた。 「友梨奈、ここはどこ?」 「病院だよ、理佐。試合中に突然倒れてしまったんだ。でも大丈夫…
暫くすると、医者(せんせい)が処置室からでてきて、佐藤さんに説明をはじめた。 「薬の副作用による、吐血と貧血ですね。数値は安定していますが、念の為一週間程入…
いよいよ、試合当日。 客席は、まばらにしかお客さんがいなかった為に、理佐の居場所がすぐに確認できた。 彼女の笑顔が私の心を落ち着かせ、自信を与えてくれた。 私…
(渡邉理佐side)私が部屋で本を読んでいるときだった。 窓から差し込む夕日が部屋を暖かく照らしていた。 その時、スマホが振動し、画面には友梨奈からのラインが…
(平手友梨奈side)食後、佐藤さんが入れてくれたコーヒーを飲み終えた後に私は発言する 「もう、こんな時間か?遅くなると両親うるさいから、わたし帰るね」 理佐…
(平手友梨奈side)私が持参したDVDを見せると、理佐の顔は一瞬で明るくなった。 彼女の目はキラキラと輝き、その笑顔はまるで太陽のように輝いていた。 しかし…
(渡邉理佐side)思いがけない友梨奈の一言が、私の心の奥底に眠っていた思い出を呼び覚したのだ。 彼女の瞳は、私の心の中に深く入り込み、私の過去を探り始めた。…
それから3日後、毎日のようにラインのやり取りをしてようやく彼女からの招待のラインが届いた。 私の心は喜びで満ち溢れ、そのことを監督の玲奈さんに伝えると、 「え…
(渡邉理佐side)私は友梨奈の強引さに驚いた。 彼女は突然私の前に現れ、私の日常を一変させた。 それはまるで台風のようなものだった。 しかし、その強風に吹き…
どれぐらい時間が経過したのだろうか。 私の頭は、柔らかな感触とハチミツのような甘い香りに包まれていた。 それは、まるで夢の中にいるかのような感覚だった。 しか…
(平手友梨奈side)私の名前は平手友梨奈、都内の某大学に通う3回生で、まだ21歳の若さだ。 今は夏休みで、私が所属するバスケットボール部の練習に大学の広々…