季節は巡り、爽やかな風が吹く5月のある朝だった。 いつものように、和と咲月が二人で並んで登校しているときだった。 前方から、すらりと背の高い男子生徒が、にや…
松井玲奈さんと松井珠理奈さんが大好きな じゅりれなクラスタです。主に妄想小説書いています。
投稿タイトル 「世界が泣いてるなら」 「強がり時計」 「片想いFinally」 などなど
理佐は移動しながら思っていた。 結果的に茜から友梨奈を奪ったことになり、文句一つ言われてもしかたがない立場であり理佐は最悪引っぱたかれることを覚悟する。 やが…
翌日の朝、友梨奈は自分のペースがあるので理佐とは一緒に登校はしない。 理佐は何時もどおり、渡辺梨加と登校する。 「どぉ?友梨奈の彼女になった感想は?」 「確か…
「ねえ・・・友梨奈、朝,言ったこと本当なの??」 校門を出た時、理佐が切り出した。 「本気だよ!私は理佐が一番好きだよ。だから、つき合いたいと思ったんだよ。」…
そして、昼休み 理佐は梨加と教室でお弁当を食べていた。 「やったじゃない、もう友梨奈と恋人同士なれたじゃない」 梨加は周りに気をつかい小声で話していた。 「ま…
守屋茜に懇願された友梨奈は席を離れた 「ちょっと、友梨奈どこ行くのよ!」 いっしょに話しをしていた友香が友梨奈に声をかけた。 しかし友梨奈は無言で理佐の近くま…
翌日朝の朝礼が始まる10分前、理佐は友梨奈が話しかけてくれると期待していた だが友梨奈は自分の席で友人の菅井友香としゃべっていた。 (昨日のことは幻だったのか…
そして、その日の夜自宅に戻った理佐は友人の梨加に今日のデートを電話で報告していた。 「私ね・・・友梨奈と結ばれたの」 「え???理佐が??本当なの?」 梨加は…
関係を終えた後、友梨奈は淡々としていた。 理佐は服を着ながら声をかける。 「友梨奈・・・次は何時会えるの??」 「そうだなあ・・・来週の水曜日なら空いてるよ。…
ORICON NEWS(オリコンニュース)@oricon 松井玲奈、NEWS小山&加藤と名古屋駅をプラレールで再現 制限時間100分にピリピリ?「カオスな…
そして2日後の日曜日 理佐は白地に水玉模様のワンピースを着て噴水前で友梨奈をまっていた。 友梨奈と初デート ただし友達以上恋人未満という微妙な立場ではあるが理…
学校から駅までは10分ぐらいの距離である。 理佐はもっと友梨奈といたい気持ちが強くなり今日も友梨奈の部屋に誘われることを期待する。 だが駅に着くと友梨奈が切り…
その日の授業が終わり、担任が教室を出たとき茜が友梨奈のそばにやって来た。 「昼間のこと謝るから、お願い、別れるなんて言わないで!」 茜は周りの目にお構いなしに…
同時刻、理佐は仲のいい渡辺梨加と校庭の隅で座りながら、サンドイッチを食べていた。 「それで、昨日はどうだったの?」 梨加は理佐と友梨奈が一緒に帰ってどうなった…
その日の昼休み、守屋茜は友梨奈を屋上に呼びだした。 「どうしたの?こんなところに呼び出して」 友梨奈は先に来ていた茜に声をかけた。 「ねえ、友梨奈・・・なんで…
松井玲奈@renampme 7月放送の『オクトー〜感情捜査官 心野朱利』に出演させていただきます。 私は主人公、朱利の姉、紫織を演じます。 よろしくお願い…
翌日、朝のホームルームが始まる5分前の事だった。 理佐が自分の席につき、机の中の筆箱を取ろうとした時左手の人差し指に痛みを感じたのだ。 手をみると、人差し指が…
ペンダントをつけた理佐の姿を見て友梨奈が発言する。 「よく似合うよ」 「ありがとう」 二人に一瞬、間ができた・・・ 見つめ合うあう理佐と友梨奈 理佐は目をつぶ…
ふしぎ発見に出演した松井玲奈さんに”美しい”のコメントが殺到
松井玲奈@renampme 明日のふしぎ発見!出演しております! https://t.co/DNEXLvxKC52022年06月17日 18:49 世界ふ…
理佐の家はここから、バスで10分の所にあるらしい。 「もう、ここでいいよ。友梨奈が帰れなくなるよ。」 次のバスがくるまであと20分あったのだ。 「じゃあバスが…
理佐が少し警戒して歩いていると友梨奈が振り向いて言葉を投げかける 「ごめん、嫌な所みせてしまったね。」 「・・・別に、気にしてないよ。」 「葵には悪いけど、今…
友梨奈の言葉を受け葵は涙を堪えながら言葉をくちにする。 「非道いよ。今日を楽しみにしていたのに。」 「あのぉ…私なら一人で帰れるから・・・」 理佐はなんだか罪…
ノックの音を聞き、ドアの方向を見る理佐と友梨奈 「友梨奈~~~来たよ!」 女性の声がした。 (あ・・・まさか、友梨奈の“仲のいい友達”が来たんじゃ・・・) 理…
その後、友梨奈が理佐の好きな映画の話を振り 理佐はいつの間にか遠慮なしに話をしていたのだ。 友梨奈はとても聞き上手であった。 「理佐は好きな物を語ると熱くなる…
友梨奈の部屋の間取りは、6畳のキッチンと6畳の和室がある狭いところであった。 「まあ、座ってよ!」 友梨奈はキッチンにある4人掛けのテーブルに理佐を誘導する。…
友梨奈のアパートは駅から10分ぐらいの所にある。 「もう着くからね」 理佐達は友梨奈の下宿先を目指していた。 「友梨奈の下宿先から学校まで20分ぐらいかかるの…
友梨奈は話を続ける。 「ねえ、理佐は誰か好きな人はいるの?」 「え??・・・いや・・・別に」 まさか、友梨奈が好きだとは本人を目の前に言える筈もなく 理佐は口…
友梨奈が連れてきたのは駅前のカフェだった 「ねえ、平手さん。どうして私を誘ってくれたの?」 「ちょっと、その平手さんって止めてくれないかな。友梨奈でいいよ!私…
そして、その日の放課後 理佐は梨加と二人で下校しようとしていた。 すると校門前に友梨奈がいるではないか。 梨加が理佐に囁いた。 「友梨奈がいるよ。理佐のこと待…
友梨奈が近づいてくると茜が発言する 「友梨奈~~これ、プレゼント!」 茜はポケットからトップに錠前がついたペンダントを取り出し友梨奈の首にかけたのだ 「ありが…
翌日の昼食時、 理佐は食堂で昼食を取っていた。 理佐から少し離れたところに友梨奈の恋人である守屋茜がいた。 理佐はなんとなく、友梨奈の恋人と公認されている茜を…
午後の授業が始まる5分前 「ねえ、今日友梨奈のアパートに言っていい?」 守屋茜が友梨奈の傍に近づいた。 「今日はバイトだから遅いよ。茜の両親は夜遅くまで遊んで…
友梨奈が窓から外にいる理佐を見ている。 「どうしたの??そんなに真剣にみつめて。」 後ろから友梨奈と1年から同じクラスの菅井友香が声をかけてきた。 「別に、あ…
渡邉理佐が高校2年に進級して2週間が過ぎたときのある昼休み 理佐は当番で校庭の掃除を5人ほどで行っていた。 理佐はプールのシャワールーム前のゴミを集めていると…
サイレントマジョリティー どこまでも緑の草原が広がり 穏やかな風が吹き、辺りの草を揺らしている この大自然な中 白のワンピースを着た少女が この草原に身を任か…
曽我達也の住むマンション。 ここで曽我と及川は動画の編集を行っている 彼らはユーチューバーで生計を立てている。 内容は事件に巻き込まれた被害者の誹謗中傷である…
その夜友梨奈は内藤の店“樹”に呼び出されていた。 友梨奈が店のドアを開けようとすると先にドアが開いたのだ。 「やっと来たか…早く入れよ。」 北村匠が気を利かし…
そして、絢音との待ち合わせ当日。 駅前に9時に集合であったが友梨奈は20分前にすでに来ていたのだ (まあ、なるようになるか、絢音が楽しんでくれればそれでいいよ…
3日後の夜 友梨奈はなんと高級クラブに客として来ていた。 ここは、現在仲間である白石麻衣がアルバイトをしているのだ。 「ちょっと、なんで貴方がこんな所にいるの…
当然行先は友梨奈がいつもいるかつて住んでいたマンションの屋上である。 「ここにおいでよ。」 友梨奈は地面に腰を下ろしその右横に絢音を誘導した。 「ここから見る…
ガラスを割れ -血の香り- 過去のエピソードは下記からどうぞ ガラスを割れ ガラスを割れ ―氷を揺らす人― ガラスを割れ ー風になりたい夜- ガラスを割れ―ラ…
友梨奈がホテルから出て行って1分後に我に返る。 本人が居なくなると言葉が素直に出たのだ。 「友梨奈・・・行っちゃったんだね・・・貴方のことが大好き、もう離れた…
翌日私は様態が安定してきたので一般病室へ移されることになった。 私は全身打撲と胸部骨折で1週間入院することになった。 その間友梨奈は懸命に看病してくれるのであ…
私は死線を彷徨った。 もう、二度と目を醒まさないだろうと思っていた。 だが朦朧とする中うっすらと意識があるが辺りは暗闇だった。 だが私の手に暖かい温もりを感…
東京に戻った私は直ぐに事務職の仕事を見つけた。 友梨奈を傷つけた罪悪感を消したいが為に私はスマホにある友梨奈に関するものは全部消去したのだ。 東京に戻って2か…
やがて、すぐに1か月がたち私は会社を辞めた。 友梨奈とは特別何も話さず会社を去った。 部屋の整理があったから、私は3日後に東京に発つことにしていた。 そして、…
翌日から友梨奈は会社を休んだ。 私は連絡しようと思たのだがここで連絡すると余計に友梨奈を傷つけると思い連絡するのを辞めたのだ。 そして今日は健人さんが東京に戻…
部屋に到着すると友梨奈が立って待っていた。 「ごめん、勝手に上がり込んで」 「いいよ、私も話があったし」 「ねえ、玲奈さんは山崎さんとはどんな関係??」 「昔…
食事が進み、コーヒーが出た時だった健人さんが口を開いた。 「どうだろ?俺とやり直してくれないか?辞表ならいつでも書く気でいるよ」 その言葉に私は首を横に振った…
お昼休みがちかづくと、 「玲奈さん、お昼行こうよ。」 「ごめん、仕事が押してるの・・・」 私はモニターから目を離さずに言った。 「そう・・・わかった。」 モニ…
翌日、私は目が覚めると 友梨奈の顔が真っ先に浮かんでしまった。 なんてことしてしまったんだろう・・・ 彼と本気でやり直す気なのか? でもそうでなければ昨晩、彼…
元彼の山崎健人さんがインターホン越しに私の前に姿を見せた 私と彼は同期入社で切磋琢磨してきた。 入社して2年後につき合うことになり約2年間つき合っていたのだ。…
翌日、目が覚めると友梨奈がベッドから上半身をおこして私を見つめていた。 「おはよう。」 「おはよう。玲奈さん。」 「どうしたの、人の顔を見て?」 「私…幸せだ…
翌日、友梨奈が朝の9時からやってきて、私の部屋の掃除を一緒にしてくれた。 そして、昼食をはさんで買い物に出かけ、部屋に必要な雑貨を見立ててくれる。 友梨奈の女…
友梨奈の告白を受け私は暫く沈黙してしまった 「ごめんなさい。焦りすぎました。玲奈さんの気持ちが整理できてからでいいです。これからも仕事仲間としてお願いします。…
約2時間ほど居酒屋で友梨奈と過ごした後、私たちは駅に向かっていた。 「無理矢理つき合ってもらってありがとうございます。」 友梨奈が頭を下げた。 「無理矢理じゃ…
翌朝、私が出社すると友梨奈はもう来ている。 昨日の帰り際のこともあり私は少しぎこちない挨拶をする。 「おはよう・・・昨日はどうも」 「あ!おはようございます。…
そして仕事が終わると有志で集まった約10名ほどで私の歓迎会が開かれた。 場所は居酒屋。 私の右横には友梨奈が座っていた。 「さあ、玲奈さん今日は飲んでください…
友梨奈は私よりも4つしたの24歳。 綺麗で明るくて仕事もテキパキしている。 客からの評判も良く、まさに名古屋支店の顔だった。 お昼休み、私はこの友梨奈と近くの…
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季節は巡り、爽やかな風が吹く5月のある朝だった。 いつものように、和と咲月が二人で並んで登校しているときだった。 前方から、すらりと背の高い男子生徒が、にや…
そして、ある日の放課後だった。 いつものように咲月の練習を見に行こうと、和が教室を出てグラウンドへ向かう渡り廊下を歩いていた時だった。 行く手を阻むように、…
あっという間に授業が終わり、 放課後。 「和、私、部活行ってくるね!新入生も来たし、気合入れてかないと!」 鞄を肩にかけ、咲月が元気よく言う。 彼女は陸上部の…
休み時間になると、早速、咲月の前の席に座った女子生徒、中西アルノがくるりと身体を後ろに向けた。 「ねえねえ、菅原さんと井上さんって、姉妹なの?顔にてないけど双…
高校2年の新学期を迎えた、春の日。 A高等学校。 ここは共学で、各学年に5クラスが編成されている。 新学期のクラス発表の掲示板には、今年も「2年A組 井上和」…
井上和(いのうえ なぎ)、17歳。 高校2年生。 菅原咲月(すがわら さつき)、 16歳。同じく高校2年生。 二人は一つ違いの姉妹。けれど、血の繋がりはない…
あれから数日。東京の空は、何事もなかったかのように青く澄んでいた。 だが、裏通りに吹き溜まる空気は、まだどこか湿り気を帯びている。 喫茶「ブラックレイン」。 …
最初の標的、宮本は派手好きで、女好きだった。 その夜も、彼は西麻布の会員制ラウンジで、取り巻きを侍らせて高級シャンパンを浴びるように飲んでいた。 その中に、ひ…
筒井あやめが、震える指で闇サイトのエンターキーを押した翌日。 松井玲奈のスマートフォンが、無機質な振動音を立てた。 ディスプレイに表示されたのは、非通知の番号…
北村匠が筒井あやめから弟・隼人の相談を受けてから、 一週間も経たないうちに、その恐れていた事態は最悪の形で現実となった。 深夜、けたたましく鳴り響く電話の音…
その頃、東京の別の街角。 賑やかなカフェのテラス席で、北村匠は深刻な表情の筒井あやめと向かい合っていた。 高校時代の同級生である彼女は、明らかに憔悴しきってお…
ガラスを割れ~東京ノクターン~ 東京、その巨大な都市の片隅、 迷路のような路地裏に、その店は存在した。 ドアに刻まれた控えめな「L」のサイン。 そこは、かつて…
最後までご愛読していただきまことにありがとうございます。 この物語「遠距離恋愛の終着駅」は、そのタイトルの通り、愛し合う二人が距離によって翻弄される難しさ、…
それから、1ヶ月が過ぎた。 ある金曜日の夜、私は昴さんと、少しお洒落なバーで食事をしながらお酒を飲んでいた あれ以来、友梨奈は一度も私に接触してこなかった。 …
その日以来、友梨奈は私に気安く話しかけることはなくなった。 やがて週末を迎え、友梨奈の歓迎会が営業所全体で行われた。 営業職、事務職合わせて30名が参加する、…
そんな4月のことだった。 「ねる~~、今度の人事異動の話、聞いた??」 明るい声で私に話しかけてきたのは、同期の事務員である渡邉理佐だった。 彼女はいつも明る…
あれから2年。私は社内の給湯室で、営業部の男性社員と二人きりになった。 湯気が立ち上る中、彼の低い声が耳に届く。 「ねる…今晩、少しでも会えるかな?」 私は少…
友梨奈は、しばらくの間、テーブルの一点を見つめていたが、やがて、意を決したように顔を上げ、真っ直ぐに私の目を見て言った。 「ねる…本当に、ごめん。でも…私は…
どれくらい彷徨っただろうか。 気づけば、私は煌々と明かりの灯る、ネットカフェの個室ブースの中にいた。 もう、終電の時間はとっくに過ぎている。東京へ帰る手段も…
夜の21時過ぎ、私は友梨奈のマンションの前に立っていた。 ドキドキしながら、合鍵を使って、できるだけ静かにドアを開ける。 (友梨奈、ただいまー!って言って驚か…
理佐の面会は、マスクと帽子、白衣着用が義務づけられていた。 「理佐、おはよう~~」 私は毎日、理佐の病院に通っている。ただ、彼女の体に負担をかけてはいけないの…
(平手友梨奈side)病室を2人ででたときに、私は正気になった。 「ごめん!取り乱したりして!ほんと、ごめん!」 理佐は、ニッコリ笑いながら答える 「いいのい…
次の日、 私は目がさめるとある覚悟を決めていた。 おそらく、この体調不良は白血病が慢性から急性に変化したのであろう。 でも、不思議と恐怖はなかった。 なぜな…
理佐の体調の異変に気付いたのは、12月の終わりのことだった。 私はいつものように、理佐の家にお泊まりに来ていた。 食後のコーヒーを私の元へ運ぼうとした時、理佐…
私は理佐の家に泊りに来ていた 家政婦の佐藤さんが作ってくれた今日の夕食はパスタだった。 いつ食べても佐藤さんの料理はおいしい。 食後、理佐が先にお風呂にはいり…
二人で海を見に行ってからというもの、 理佐からのラインが頻繁にはいるようになった。 友梨奈にはやく会いたいよとか、今日はカレーだからねとか、今度は映画行きたい…
(平手友梨奈side)突然、私の頬に感じた温かさに、私は驚きとともに動揺を覚えた。それは理佐からのキスだった・・・ 「タイム!!いきなりすぎだよ。覚えてない!…
(渡邉理佐side)翌日、私は退院し、迎えに来た佐藤さんとタクシーに乗って帰宅した。 友梨奈は部活の合間を縫って2日に1回は自宅に遊びに来ては夕食を共にしてく…
私は歩きながら、ラインで玲奈さんに理佐が目を覚まして、少しよくなったことを伝えた。 そのメッセージを送った後、私の心は少し安堵した。 私は家で仮眠したのち、D…
私の手は、理佐の手をずっと握りしめている。 その手の温もりが私の心を満たしている。 彼女の手は、柔らかくて小さく、私の手の中で完全に包み込まれている。 理佐は…
どれだけの時間が経ったのか目を覚ますと友梨奈の顔が視界に浮かんでいた。 「友梨奈、ここはどこ?」 「病院だよ、理佐。試合中に突然倒れてしまったんだ。でも大丈夫…
暫くすると、医者(せんせい)が処置室からでてきて、佐藤さんに説明をはじめた。 「薬の副作用による、吐血と貧血ですね。数値は安定していますが、念の為一週間程入…
いよいよ、試合当日。 客席は、まばらにしかお客さんがいなかった為に、理佐の居場所がすぐに確認できた。 彼女の笑顔が私の心を落ち着かせ、自信を与えてくれた。 私…
(渡邉理佐side)私が部屋で本を読んでいるときだった。 窓から差し込む夕日が部屋を暖かく照らしていた。 その時、スマホが振動し、画面には友梨奈からのラインが…
(平手友梨奈side)食後、佐藤さんが入れてくれたコーヒーを飲み終えた後に私は発言する 「もう、こんな時間か?遅くなると両親うるさいから、わたし帰るね」 理佐…
(平手友梨奈side)私が持参したDVDを見せると、理佐の顔は一瞬で明るくなった。 彼女の目はキラキラと輝き、その笑顔はまるで太陽のように輝いていた。 しかし…
(渡邉理佐side)思いがけない友梨奈の一言が、私の心の奥底に眠っていた思い出を呼び覚したのだ。 彼女の瞳は、私の心の中に深く入り込み、私の過去を探り始めた。…
それから3日後、毎日のようにラインのやり取りをしてようやく彼女からの招待のラインが届いた。 私の心は喜びで満ち溢れ、そのことを監督の玲奈さんに伝えると、 「え…
(渡邉理佐side)私は友梨奈の強引さに驚いた。 彼女は突然私の前に現れ、私の日常を一変させた。 それはまるで台風のようなものだった。 しかし、その強風に吹き…
どれぐらい時間が経過したのだろうか。 私の頭は、柔らかな感触とハチミツのような甘い香りに包まれていた。 それは、まるで夢の中にいるかのような感覚だった。 しか…