松尾小笠原宗家の創立まで 第九話
松尾小笠原宗家の創立まで第九話:だいぶ休んでいましたが再開します。ただし、このシリーズは今回で終了になります。:ここでは、小笠原家の初期の信濃における、とりわけ南信濃での”ポジショニング”を明確にする作業をしてみたいと思う。・まず初期の定義だが、七代貞宗は「信濃守護」として各種古書に記述が多いことから、曖昧な期間、長径(初代長清の子)長忠、長政、長氏、長宗(貞宗の前代・父)までとする。・1:この間の経済的基盤の地頭などの背景、・2:この間の地方自治としての税務・警察機能、・3:この間の隣接国への治安軍事の機能、・4:この間の幕府との関係性、・・・特に、幕府との関係性は、長宗・貞宗をもって鎌倉幕府との関係を清算し、貞宗をもって、室町幕府との関係を創出する。この関係は、足利尊氏との”盟友”の関係として特筆される。・...松尾小笠原宗家の創立まで第九話
2016/04/18 20:26