幽かなキオク

幽かなキオク

飛ばされるように不意に 南国に降り立ったそして両親が体を持たぬまま数億年を彷徨い続ける闇だと知らされただけど僕は太陽を見上げる優しかった‥ 母の声をかすかに僕は憶えてるだから 叫ぶ目を醒ましてよ ママ‥声にならない声をふりしぼるとわずかに風が生まれたそれは小