「明日、地球が終わりであっても、私はリンゴの樹を植える。」
「明日、地球が終わりであっても、私はリンゴの樹を植える。」 宗教改革者として知られたマルチン・ルターにこんな言葉があるそうだ。 「明日、地球が終わりであっても、私はリンゴの樹を植える。」 彼がどのような意図でこの言葉を記したのかは、普通の日本の庶民の私としては知るよしもない。 ただ、この言葉に触発されて、以前私なりの詩を作ったことがあるが、それについてはここでは触れない。 地球の終わりを自分の終わりに置き換えて考えたらどうなるのだろうかという、思考実験くらいはしておいてもよいだろう。 終わりのない物事や現象というものはない。この宇宙でさえ、興亡の渦からは逃れられない。ましてや、たかが120年ほどが、現在考えられる人間の生命の限界ならば、なおさらのことだ。 いかなる動物も心臓が15億回鼓動する以上の生命は保てないということだ。 しかし、病魔に冒されていたら、終末には意識な..
2022/03/17 11:43